インタビュー

Tokyo Guitar Showも楽器フェアをさらに盛り上げるためのコンテンツの一つになればと思います。

Behind The Scene

岩﨑 勉 / 永澤兵衛

楽器フェア運営委員
(岩崎 勉=(株)山野楽器/永澤兵衛=(株)池部楽器店)

 国内最大級のギターショウとして人気を博した「TOKYO GUITAR SHOW」(以下TGSと表記)。ギターメーカーとディーラーによるギターとその関連製品の展示/販売をはじめ、アーティストによるミニライブやセミナーで構成されたギターイベントとして2002年から2014年まで13回にわたって開催され、多くのギターファンの支持を集めた。このTGSが2016楽器フェアで復活することとなった。今回のTGSについて、楽器フェア運営委員であり、長年TGSの運営責任者を務めてきた岩﨑氏と、同じく楽器フェア運営委員の永澤氏にお話を伺った。

A_1612_BTS.jpg▲(写真左より)岩﨑 勉氏 / 永澤 兵衛氏

 今回のTGSが楽器フェアで復活することになった経緯は?

岩﨑:前回の2014年に引き続き、今回の楽器フェアでも楽器の即売を実施することになりました。その際にギターの販売ショーとして広く認知されているTGSと楽器フェアがコラボすることで、"その場でギターが買える"ということが来場者にさらにわかりやすくアピールできるのでは?と考えていた関係者が非常に多かったのです。そうした方々からの後押しもあって、TGSが今回の楽器フェアで復活することになりました。あとはドラマーズパラダイスやシンセフェスタ、ポタフェスなど、今回の楽器フェアをさらに盛り上げるためのコンテンツとして、TSGもその一つになれればと思いまして、参加させていただくことになりました。

 従来のTGSと違いや、今回ならではのコンセプトはありますか?

岩﨑:過去のTGSはスポンサーとなるギターブランドの後押しの元、そのブランドイメージやアーティストリレーションなどを軸にして展開してきました。今回はそうしたスポンサーブランドは存在しませんが、その代わりギター即売ショウとしての要素をフラットに押し出せる良い機会だと思います。特定のブランドだけではなく、様々なブランドが参加する楽器フェアで同時開催すれば、TGSがさらに魅力的なギターショウに進化できるのではないか、とも考えています。

 TGSは回を重ねるごとに盛り上がっていったショウでしたね。

岩﨑:特に13回目の2014年は、お客様はもちろんですが、出展ディーラーの販売意欲も強くて売り上げも過去最高を記録しました。お客様も出展社も共に高揚していたあの熱気は、とても得難い体験でした。その雰囲気を今回の楽器フェアに投影できるように頑張ります。

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▲渋谷で開催されていた「TOKYO GUITAR SHOW 2014」の様子

 楽器フェアと連動することで、初参加のブランドも増えていますね。

岩﨑:ブランドの幅はかなり広がっています。また、今回は残念ながら参加していないブランドの商品も、出展ディーラーで販売している可能性は高いです。中には今回のTGSのためのスペシャルモデルも用意されていることでしょう。

 今回のTGSでは、GEN(Gakki Engine of Nippon)とのコラボレーションも目玉の一つですね。

岩﨑:GENはメイド・イン・ジャパンの良さを国内外に発信することを目的に、国産ギターメーカー各社によって昨年発足されました。今回はディーラーブースでの出展も含めて23社が参加します。日本のギターメーカーの底力を体感できるモデルも数多く出展されます。TGSとGEN共に、良いギターをもっとアピールしようという目的は一緒ですので、楽器フェアという同じタイミングでコラボすれば、さらに良い相乗効果を生み出すだろう、ということで今回のコラボが実現しました。
永澤:GENでは「GENサウンドテイスティング2016」という来場者参加型の試奏イベントを行います。まずGENのWEB(http://www.genippon.com/)で事前登録してスタンプシートをプリントアウトし、会場内の「GEN」のロゴを掲げたブースで対象のギター/ベースを試奏するとスタンプが押されます。そのスタンプの数に応じて各種プレゼントがもらえるというものです。国産メーカーのギターがこれだけ一堂に会する機会は滅多にありませんから、ぜひご参加いただきたいですね。

 インターネットラジオのTGS RADIOの配信は行われますか?

岩﨑:会期中のイベントやブースの様子、そして会場内のサプライズなどをTGS RADIOで実況中継する予定です。この他、各ブースの展示内容がチェックできるTGSナビという専用アプリも用意していますので、TGSの情報がすぐにチェックできる環境は整えています。

 楽器フェア会場内でTGSのエリアを見分けるには?

岩﨑:出展各社の社名板やブースのどこかにTGSのロゴが入るようになっています。あとは今回のTGSでしか買えないスペシャルなアイテムは、デジマートで事前にアップしています。今回の楽器フェアで特に力を入れている"展示されている楽器がその場で買える"ことが一目で分かるように、TGSに限らず、楽器フェア内の販売ブースには共通の幟を配置する予定です。

 ブースで試した楽器をその場で買えるのは大きなメリットですね。

岩﨑:国内外の様々なブランドのギターを、新品はもちろん、ヴィンテージや中古までカバーできたことが、10年余りの短い期間にTGSが大きく発展できた要因だと思います。TGSならではの反応だと思うのですが、13回も続けているとリピーターのお客様も増えてきて、自分へのご褒美としてTGSでギターを買おう、という方が非常に多いのです。そうしたお客様はもちろん、初めてご来場いただく方々も楽しめるギターショウを目指しておりますので、ぜひご期待ください。

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<2016楽器フェア/TOKYO GUITAR SHOW>
□日程:11月4日(金)〜6日(日)
□会場:東京ビッグサイト西1・2ホール(2016楽器フェア会場内)
□入場料(一日券):1,500円(前売1,200円)各税込・高校生以下/70歳以上無料
□問い合わせ:日本楽器フェア協会 Tel.03-5298-7450
□URL:http://musicfair.jp/2016/special/tgs/

<TOKYO GUITAR SHOW 参加出展社>
□ディーラー:(株)池部楽器店、イシバシ楽器、ギタートレーダーズトウキョウ、BIG BOSS、フーチーズ、ボトムズアップギターズ、三木楽器、宮地楽器、ミュージックランドKEY、(株)山野楽器、(株)ヤマハミュージックリテイリング、The Guitar Lounge
□メーカー:(株)イー・エス・ピー、(株)エムズグリーン、(株)コルグ、島村楽器(株)、MIKI GAKKI Import&Trading、Relish Guitars、(株)山野楽器、(株)ヤマハミュージックジャパン

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□メーカーGEN:アイハッシュギターズ、(株)エルズトラスト、O.CRAFT、(株)クルーズ、ケイズギターワークス、(株)齋藤楽器工房、サゴニューマテリアルギターズ、スギミュージカルインストゥルメンツ(有)、(株)ゾディアックワークス、ソングバード、(有)ティーズギター、(株)デイズコーポレーション、D's Design、(株)ディバイザー、Tone Blue、(株)パシフィクス、(株)ハリーズエンジニアリング、(有)フリーダムカスタムギターリサーチ、(株)プロサウンドコミュニケーションズジャパン、プロビジョンギター、(株)ムーンギターズ、(株)ヤマハミュージックジャパン、(株)ラムトリックカンパニー

本稿は月刊『Player』2016年12月号「Behind The Scene」にテキストを加筆、写真を追加したものです。

Player

2017年7月号

定価760円
(本体704円)A4判

2017年6月2日(金)発売

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