製品レビュー

ギターにドラム/ベースの伴奏をつけてくれる優秀なパートナー DIGITECH Trio

DIGITECH Trio

価格 34,500円 (税抜)

 電子キーボードなどには、自動伴奏機能がついている製品があり、キーボードの世界では常に一定の人気がある。90年代、00年代には自動伴奏機能を持つPCソフトが登場したり、その機能をギター向けに単体の製品として登場したこともある。しかし、そのほとんどがコードなどの入力に手間がかかったり、自動の伴奏自体がいまひとつ冴えたものではない、など広くは普及しなかった。
 今回登場したデジテックのトリオは過去の自動伴奏ツールとは一線を画した製品。コードの入力が簡単で、冴えた自動伴奏をつけてくれる、まさにギター用自動伴奏ツールのエポックメイキング的な製品である。

digitec_trio_1506-2▲DIGITECH Trio 価格=34,500円(税抜)

■ギタリストのための「使える」自動伴奏ツール。それがデジテックのトリオ

 電子キーボードなどには、自動伴奏機能がついている製品があり、キーボードの世界では常に一定の人気がある。90年代、00年代には自動伴奏機能を持つPCソフトが登場したり、その機能をギター向けに単体の製品として登場したこともある。しかし、そのほとんどがコードなどの入力に手間がかかったり、自動の伴奏自体がいまひとつ冴えたものではない、など普及しなかった。

 今回登場したデジテックのトリオは過去の自動伴奏ツールとは一線を画した製品。コードの入力が簡単で、冴えた自動伴奏をつけてくれる、まさにギター用自動伴奏ツールのエポックメイキング的な製品である。

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▲DIGITECH Trio 価格=34,500円(税抜)

■たった2つのプロセスで自動伴奏をクリエイト

 デジテックのトリオは

・ギターを接続し、フットスイッチを踏んで、コード進行をリズミカルに弾く
・もう一度、フットスイッチを踏むと、自動伴奏がスタートする

 この2つの動作だけで、冴えた自動伴奏をクリエイトできるのだ。

 この動作はギタリストにとってはループ・エフェクターなどに似たプロセスだ。トリオの場合、瞬時にコードとテンポを分析し、予めプレイヤーが選択していたミュージックジャンルとスタイルに沿った自動伴奏をつけてくれる。

■簡単な入力だけで、実に優秀なベーシストとドラマーが伴奏してくれるかのような・・・

 今回GAKKIソムリエでは動画を用意しているので、その動画をご覧いただいた上で以下を読んでいただくとスムースにご理解いただけます。

 ギタリストはコード進行をある程度ラフに弾くだけで、その演奏を瞬時に自動でコード進行とテンポを分析してくれる。

 動画の前半部分でデモンストレーターの平野真吾氏は

・シンプルな3コードのコード進行を入力
・その後、トリオが自動で生成したベースとドラムの演奏を確認
・自分の演奏したいテンポに調整しつつ、自身のギター演奏をスタート
している。

■7つのミュージック・ジャンルと12のスタイルを装備

 トリオが優れているのは、この自動伴奏が実に冴えているということだ。

 動画の前半部分ではシンプルなコードながらいきいきとしたベースのライン、軽快ながら抑揚あるドラムで、とても自動で生成された伴奏には思えない演奏だ。また、ベースとドラム、それぞれのボリュームやテンポも変えられる。

 なお、この動画は左チャンネルにベースとドラム、右チャンネルにギターとして収録されているが、ステレオ・ケーブルを使用すればベースとドラムの伴奏がステレオとなる。

 自動伴奏は下記の7つのミュージック・ジャンル

・ブルース
・ポップ
・オルタナティブ・ロック
・ロック
・カントリー
・R&B
・JAZZ

を装備している。

 そして、それぞれに12のスタイルが用意されているため、自動で生成されるとは言っても、人工的な印象はなく、ベーシストとドラマーが実際に伴奏してくれるかのようなフィーリングだ。

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▲左側のノブがジャンル選択、右側がスタイル。 テンポコントロールの他、ベースとドラムの音量も変えることができる。

■トリオでセッションするだけでなく、トリオとセッションする感覚での演奏も

 今回の動画の中盤部分(1:36~)では、平野氏により高度なデモンストレーションをお願いした。

 これは3コードを元としているがテンション・コードを使った、やや難しいコード進行である。トリオの優れている点はコードが難しくなるとそれに伴って、伴奏もより高度な伴奏になり、さらに生き生きとした演奏を行う点である。平野氏はこの動画の中で、単に自分が演奏するだけでなく、ベーシストのラインを立てて、その演奏に絡みつくようにギター・ソロをかぶせている。

 動画では3:53~さらに高度な使い方にトライしている。これはコードのデータは先の1:53~の曲と同じデータを使っているのだが、全く別のジャンルとスタイルに変更。このように曲の"解釈"を変更すると、ギタリストとしてのイマジネーションはさらに刺激され、トリオとのセッションは熱を帯びる。人前でのパフォーマンスということでなく、自分の楽しみとして、トリオとセッションする使い方も有効だ。ぜひ動画は最後までご覧いただきたい。

■本体に3つの伴奏をメモリー。フットスイッチの使用でさらなる可能性。

 トリオには自動生成された伴奏を3種類メモリー可能だ。このメモリーは別売りのフットスイッチFX3Xを使えば足元でメモリーを切り替えられる。つまり、予め「イントロ/エンディング」「Aパート」「Bパート」のように、それぞれのメモリーを作り、演奏中に切り替えることで、簡単に、より優れたパフォーマンスをすることもできる。

 自動伴奏のツールというと何か難しい印象があるかもしれない。しかし、トリオは実に簡単な操作で、冴えた伴奏をつけてくれる。ライブ・パフォーマンスで使うだけでなく、自宅でトリオとのセッションでも楽しめるツールだ。トリオを使って、いつでも伴奏があるギタープレイをお楽しみいただきたい。

※本記事は2015年7月時点の情報です。

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製品情報

DIGITECH Trio

価格 34,500 円(税抜)

問い合わせ : (株)神田商会
http://www.kandashokai.co.jp/
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