製品レビュー

グレッチに「Vintage Select Edition」「Players Edition」が登場

GRETSCH G6120T-59 VS Vintage Select Edition ’59 Chet Atkins

価格 480,000円 (税抜)

 グレッチではエレクトリック・ギターのラインナップが再編され、中核モデルである「プロフェッショナル・コレクション」に「ヴィンテージ・セレクト・エディション」と「プレイヤーズ・エディション」が登場する。今回は先月開かれた内覧会の中からG6120系の製品をピックアップ。速報形式でお伝えしよう。

《ポイント》
◇従来のラインナップをヴィンテージ重視と実用性重視に整備。
◇キャパシターなどに新しいパーツを導入。
◇ヴィンテージ・セレクトはマニアックな部分まで追求。
◇プレイヤーズ・エディションは薄型ボディなど演奏性と耐久性を追求。

■新たに整備された2つのシリーズ

 これまでグレッチではヴィンテージ・モデルの忠実な再現を目指したモデルやアーチストの意見を採り入れたモデルなどが様々に混在していた。今回、ヴィンテージ・セレクト・エディションとプレイヤーズ・エディションの2つのシリーズとして整備され、それぞれのシリーズのコンセプトやモデルの特徴をより強調したニュー・モデルが続々登場する。

■ヴィンテージのスペックをより追求した「ヴィンテージ・セレクト・エディション」

6120-59-VSE-100▲GRETSCH G6120T-59 VS Vintage Select Edition '59 Chet Atkins 価格=480,000円(税抜)

 ヴィンテージ・セレクト・エディションは、これまでのヴィンテージ・タイプを元によりそのレプリカ度を高めたモデル。その中から"G6120-T59 VS ヴィンテージ・セレクト・エディション 1959 チェット・アトキンス・ホロウボディ" (価格=480,000円(税抜))を取材した。

 グレッチのヴィンテージ系モデルは従来モデルでもレプリカ度が高く、"G6120-1959 LTV"などは、TVジョーンズのクラシックPUを搭載、ラッカー塗装など、今回のスペックにかなり近いスペックを持っていた。
 今回のヴィンテージ・セレクトでは、
・ビグスビー、ロッキング・バー・ブリッジなどハードウェア類を見直し
・バインディングのカラーを変更
・グレッチのブランド名前が入ったキャパシター"スクイーズ・ボックス"の使用、ピックガードの形状変更
・ネック・ジョイント付近のバインディングの方法の変更
・オレンジ色の塗料の色調整
 など、非常にマニアックな内容の変更が中心となっている。

6120-59-VSE-101

▲新設計のロッキング・バー・ブリッジ。ベースの台座はピンでボディの特定の場所に固定される。


6120-59-VSE-1026120-59-VSE-111

▲ビグスビーB6CVTはヴィンテージの弦のボールエンドをピンに引っ掛けるタイプ。下の写真はブリッジだけの写真を撮影した。写真右側がB6CVTで、バーの黒いピンにそれぞれの弦をひっかける。

6120-59-VSE-103

▲TVジョーンズのTVクラシック・ピックアップを搭載。

6120-59-VSE-104

▲ピックガードのピックアップ横の凹み部分が直角に角ばった形に変更された。

6120-59-VSE-107

▲オレンジ系の塗装の色合いもよりヴィンテージに近づいた。

6120-59-VSE-108

▲ヴィンテージ風に少し黄ばんだエイジド・バインディング。ダミーの黒いマーク。そして写真では中央部にあたるオレンジ色のボディ部(この部分は従来モデルには白いバインディング材が使われていた)が木地のオレンジとなった。

6120-59-VSE-109

▲グローバーのSta-Titeのチューナー。

6120-59

▲新開発のキャパシター

■激しいステージングや現代の奏法にも対応する「プレイヤーズ・エディション」

pe-100

▲GRETSCH G6120T Players Edition Nashville  価格=370,000円(税抜)

 トラディショナルなブランドの代表であるグレッチのギターは現在、ラウドなロックやデジタル・レコーディングなどの50~60年代には存在しなかった様々な音楽でも積極的に使われている。現代的な仕様を持ったモデルは従来から存在したが、今回の「プレイヤーズ・エディション」では、グレッチ独特のサウンド・キャラクターはそのままに、サウンド・クオリティの向上、プレイアビリティ、ステージでの耐久性を中心に大胆にリファイン。それぞれのモデルを完全にリニューアルしたシリーズだ。
 こちらもG6120系の"G6120T プレイヤーズ・エディション・ナッシュビル"(価格=370,000円(税抜))を取材した。

 まずボディ厚が2.25インチ厚と従来よりも薄くなった。それに加えて新設計のMLブレイシングに変更、軽量化されている。ネック・グリップはスタンダード"U"で、やや薄めのUシェイプという印象。12インチ・ラディアスのフィンガーボード、ミディアム・ジャンボフレットの採用も相まってプレイアビリティが高い。また、チューナーはシャーラーのロッキング・チューナー、ナットにはグラフテックのTUSQ XL、ブリッジにはヴィンテージ・セレクトと同じロッキング・バーを採用しており、チューニングの安定性も高い。
 電気パーツにはポット類はCTS、配線材はベルデン、ジャックはスイッチクラフトなど現在人気ブランドのパーツを使用。キャパシターはヴィンテージ・セレクト同様の"スクイーズ・ボックス"だ。
 加えて、ロックタイプのストラップ・ピンとジャックプレートを採用しているため、激しいステージングでの耐久性が増した。

6120-59-PE-101

▲ボディ厚2.25インチのやや薄型のボディ。

6120-59-PE-104

▲ピックアップはハイ・センシティブ・フィルタートロン。フレットはミディアム・ジャンボフレット。

6120-59-PE-106

▲これまではヴィンテージに倣いジャックプレートが無かったグレッチだが、プレイヤーズ・エディションではジャック・プレートを採用している。

6120-59-PE-109

▲シャーラーのロッキング・チューナー。

6120-59-PE-113

▲今回使われているパーツ類。CTSのポット、グラフテックのナット、ロックタイプのストラップ・ピンなど
(※この写真では記事掲載のG6120T用以外のパーツも含んでいます)

■これまでにない新機種がリーズナブルな価格でラインナップされる「ストリームライナー・コレクション」

 「エレクトロマチック・コレクション」はリーズナブルな価格で人気のシリーズだ。今回、さらに低価格帯の「ストリームライナー・コレクション」が登場することも発表された。価格帯だけでなく、かなり意欲的なデザインの様々なバリエーション・モデルが登場予定だ。今回の内覧会では"G2655T ストリームライナー・センターブロック・ジュニア・ダブルカッタウェイ・ウィズ・ビグスビー"(価格未定)のような全く新しいモデルも展示されていた。このギターはエアー感とタイトさを両立したセンターブロック構造ながらボディサイズがコンパクトなギターだ。

pe-101

▲GRETSCH G2655T Streamliner Center Block Double Cutaway with Bigsby (価格未定)

※本記事は2016年6月時点の情報です。

製品情報

GRETSCH G6120T-59 VS Vintage Select Edition ’59 Chet Atkins

価格 480,000 円(税抜)

ヴィンテージ・セレクト・エディションは、これまでのヴィンテージ・タイプを元によりそのレプリカ度を高めたモデル。その中から“G6120-T59 VS ヴィンテージ・セレクト・エディション 1959 チェット・アトキンス・ホロウボディ” (価格=480,000円(税抜))を取材した。

問い合わせ:(株)神田商会
https://www.kandashokai.co.jp/

もっと見る

製品情報

GRETSCH G6120T Players Edition Nashville

価格 370,000 円(税抜)

トラディショナルなブランドの代表であるグレッチのギターは現在、ラウドなロックやデジタル・レコーディングなどの50~60年代には存在しなかった様々な音楽でも積極的に使われている。現代的な仕様を持ったモデルは従来から存在したが、今回の「プレイヤーズ・エディション」では、グレッチ独特のサウンド・キャラクターはそのままに、サウンド・クオリティの向上、プレイアビリティ、ステージでの耐久性を中心に大胆にリファイン。それぞれのモデルを完全にリニューアルしたシリーズだ。
こちらもG6120系の“G6120T プレイヤーズ・エディション・ナッシュビル”(価格=370,000円(税抜))を取材した。

問い合わせ:(株)神田商会
https://www.kandashokai.co.jp/

もっと見る

製品情報

GRETSCH G2655T Streamliner Center Block Double Cutaway with Bigsby

価格 未定 円(税抜)

「エレクトロマチック・コレクション」はリーズナブルな価格で人気のシリーズだ。今回、さらに低価格帯の「ストリームライナー・コレクション」が登場することも発表された。価格帯だけでなく、かなり意欲的なデザインの様々なバリエーション・モデルが登場予定だ。今回の内覧会では“G2655T ストリームライナー・センターブロック・ジュニア・ダブルカッタウェイ・ウィズ・ビグスビー”(価格未定)のような全く新しいモデルも展示されていた。このギターはエアー感とタイトさを両立したセンターブロック構造ながらボディサイズがコンパクトなギターだ。

問い合わせ:(株)神田商会
https://www.kandashokai.co.jp/

もっと見る

Player

2017年6月号

定価760円
(本体704円)A4判

2017年5月2日(火)発売

お求めは全国の楽器店、書店、またはWebで!

DEEP PURPLE

50年近くのキャリアを誇るブリティッシュ・ハードロックの巨星、ディープ・パープルのラストアルバムと噂される傑作が完成。

J-guitar

厳選されたギターが集まる!国内最大級のギター専門情報サイト!