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曲の構成を読む

曲の構成を読む〜譜面の読み進め方〜

 曲の構成を示すために必要な「記号」や「ルール」について説明していきます。
自分の曲の構成をバンドの仲間に正確に伝えたり、セッションなどで渡された譜面をきちんと読めるということは、非常に大切な事だし、ミュージシャンとしての“礼
儀”だと思います。
一般的に「リハーサル・マーク」で曲の構成を示し、「リピート・マーク」などで曲の進行を表します。


リハーサル・マーク
  リハーサルマークは五線譜(小節)の左上に書きます。
書き方に決まりはありませんが、よく使われる表記法を紹介しておきます。

Intro
イントロパートを示す
A
Aメロパートを示す (バリエーションをA’A’’で表す)
B
Bメロパートを示す (バリエーションをB’B’’で表す)
C

Cメロパートを示す (さびがCにあたることが多い)

D
Dメロパートを示す
   
Solo


ソロパートを示す G.Solo ギターソロ B.Solo ベースソロ Sax.Solo サックスソロなど、楽器を指定することが多い
     
間奏(Inter)
間奏パートを示す (歌のない部分などに使う)
Ending
エンディングパート Outroともいう


 譜例1
  上の記号を使って曲の構成を示してみる (※パートが変わる小節の左上に書く)

IntroA


サビ
BC


G.SoloSax.Solo


サビ
DC'


A'Ending


リピート・マーク
   」ではさまれた部分を2回くりかえして演奏する記号。曲の頭に戻る時は を書かないことが多い。また3回以上くりかえしたい時は「3 times」、「4 times」などの注釈をリピート・マークの上下どちらかに書く。
アドリブ・パートなどで、回数が決まっていない時などは「X times」(エックス・タイム)と書いておいて、リハーサルの時などに口頭で確認する。
以下の譜例をQ&A形式で紹介していくので、自分で考えてから答え合わせをする形で読み進めてほしい。



ダルセーニョ、ダ・カーポ、コーダ他について
読み方
記号
意味
 
ダルセーニョ
D.S.記号
セーニョ記号へ戻るの意
 
ダ・カーポ
D.C.記号
 曲の頭に戻るの意
 
トゥ・コーダ
to coda記号
Codaへとぶの意
 
フィーネ
Fine.
 「D.S.」、「D.C.」でくりかえした後、
 ここで曲を終わりにするの意



テンポに対する注釈記号
記号
意味
 
BPM(ビート・パー・ミニッツ)記号
BPMビート・パー・ミニッツの略)表記。
1分間に何回ビートを刻む速さかを示す。
曲全体のテンポを示す。
 
rubato,free tempo記号
rubato」または「free tempo」と表記。
自由な速さで演奏することを意味する。
 
rit(リタルダント)記号
rit ( リタルダント )
だんだん遅くしていくという意味。
 
a tempo,In tempo記号
a tempo」または「In tempo」と表記。
元のテンポにもどすという意味。
rit」や「rubato」のあとによく出てくる。




メロディに関する注釈記号
記号
意味
 
8va
実際の表記よりも1オクターブ上で演奏する

8va記号
 
8va bassa
実際の表記よりも1オクターブ下で演奏する

8va bassa記号
 
only
2×onlyの場合は「2回目のみ( )内のメロディを演奏する」という意味
D.S.only
であればD.S.でのくりかえし時のみ( )内を演奏するということ

2×only
 
フェルマータ記号
フェルマータのついた音符を好きなだけのばしてよい
展開部前やエンディングでよく使われる

フェルマータ記号 符例


臨時記号について
 曲全体に効力をもつ「調号」に対して、その小節内に限って有効な変化記号(  )を「臨時記号」という。
 ただしオクターブ上の音には無効だったり、多少のルールがあるので注意。


曲全体に有効な変化記号
これに対し・・・

臨時記号
この小節のみに有効な変化記号


  1.
符例1
  同小節内で2回目に出てくる同じ音には「(変化記号)」
をつけない
小節が変わると 
「臨時記号」は無効
オクターブ上の同じ音には無効。
この音にも「」を付けたい時は、この音の横に新たに付けること


2.
「タイによって結ばれて、小節線をまたいだ場合、
「臨時記号」の効力は結ばれた音のみに有効で次の小節には影響しない。
符例2
  前の小節の臨時記号の効力が残っているので楽譜上は「」を付けないが、そのままのばす。 小節が変わると「臨時記号」は無効という法則どおり
」は付けないで演奏する


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