今回からリニューアル・スタートしたこのコーナーでは
「ルーツへ帰ろう!」&「フレットで覚える音楽の仕組み」の続編として
2つのコンテンツで勉強した基礎を活かして、より実戦的でわかり易く進めていきます。
わからない用語などがでてきたら前の2つのコーナーを見直してください。
第1回 ギターで作曲【1】
まずは基本の「ダイアトニック・コード」から
第2回 ギターで作曲【2】
「偽終止」と「サブ・ドミナント・マイナー」
第3回 ギターで作曲【3】
サビ作りの要になる「セカンダリー・ドミナント」
第4回 ギターで作曲【4】
「おいしいコード」&「トゥ・ファイブ」
第5回 ギターで作曲【5】
ウラ・コード&コード装飾法
第6回 ギターで作曲【6】
ディミニッシュ&オーギュメント
第7回 ギターで作曲【7】
マイナーkey&マイナースケール
第8回 ギターで作曲【8】
分数コードによるベース・ラインなど
第9回 メジャースケールを覚えよう!【1】
指板上の並び方と覚え方
第10回 メジャースケールを覚えよう!【2】
“アセらず毎日”がキーワード
第11回 メジャースケールを覚えよう!【3】
コード・フォームとスケール・フォーム
第12回 コード・トーン・アルペジオ
“メロディアス”な感じを出そう
第13回 ペンタトニック裏技使用法【1】
ソロに『ペンタ』で“色”を加える
第14回 ペンタトニック裏技使用法【2】
『ペンタ』を使った様々なコード進行
第15回 マイナースケールを極めよう!!
基本のスケール3種類を覚えよう
第16回 モードの世界
7種類の“モード”を理解しよう
第17回 モードの世界2
“モード”の雰囲気をつかもう
第18回 リディアン7thスケール
あらゆるジャンルに適応できるスケール
第19回 ダブル・ストップを極めよう!!【1】
“オシャレ”な複音フレーズをマスター
第20回 ダブル・ストップを極めよう!!【2】
ギタープレイの幅をどんどん拡げよう
第21回 ホールトーン・スケールとコンディミ
“サウンド”で雰囲気をつかもう
第22回 トライアド(3和音)+α
トライアドとおいしい音で組み立てるフレーズ
第23回 使えるブルースバッキング【1】
気の利いたバッキング
第24回 使えるブルースバッキング【2】
使える6種類のバッキングを紹介

第6回 ギターで作曲【6】 ~簡単コード進行理論~

今回は特殊なコードである『ディミニッシュ・コード(dim)』と『オーギュメント・コード(aug)』についての話を中心に進めていきます。『ディミニッシュ(dim)』や『オーギュメント(aug)』と聞くと、なんだか難しそうに聞こえるかもしれませんが、使い方を覚えるとかなりおいしい効果を発揮してくれますので頑張ってついてきてください。あまり使われないコードなので、押さえ方がわからない人や押さえ方を忘れてしまった人もいると思いますので、まずは各コードの代表的な押さえ方からチェックしましょう。


 それでは準備もできたところで本題の“使い方”についての話を進めていきましょう。
まずは『ディミニッシュ(dim)』からです。





 使い方1・・・7thコードの代理 として使う
なんでdimコードが7thコードの代わりにつかえるの?と思う人も多いかと思いますので「使える理由」を説明してみます。
では「C7」に9thというテンションを加えた「C7」というコードと「Cdim」の構成音を比較してみてください。






 使い方2・・・パッシング・ディミニッシュ として使う
パッシング・ディミニッシュとはどういう使い方なのかというと、
「長2度(1音)離れた2つのコードの間に挟んでRootを半音進行させる、橋渡し的な役割をするdimコードのこと。
言葉で表現すると非常に難しく感じますが、実際ひいてみると簡単なので下記の例を参考にして譜&音で確認してください。


  【1】に比べて「パッシング・ディミニッシュ」を使用することで【2】の方がなめらかに聞こえると思います。
ウラ技的パッシング・ディミニッシュの使用法

これは上記のような2つのコードの間に挟むやり方ではなくて、かなり拡大解釈した使い方です。
決まりはないので色々試して使用してみてください。
進みたいコードの半音下のdimを前に置いてしまうという使い方です。つまり、、
G」に進みたい時はその前に「Fdim」を置いたり
Em7」に進みたい時にその前の「Ddim」をおいたりして良い。ということです。

では実際にひいてみましょう。


―参考―
パッシングコードについて

パッシングコードとはパッシングディミニッシュと同様に、長2度(1音)離れた2つのコードの間に挟んでRootを半音でつなぐ、橋渡し的なコードのこと。
パッシングディミニッシュはC△7-Cdim-Dm7というような、上昇していく進行ではとてもなめらかなのですが、反対にDm7-Cdim-C△7という風に下降していく進行の時にきれいに響かないことがあります。
そこで下降する時は「Cdim」の代わりに「C△7」を使用したりします。
これをパッシングコードといいます。



 使い方3・・・マイナーコードの代理として使う
つまり、Cmの代わりにCdimが使えるということです。
なぜかというと構成音を比較してみるとわかります。






 使い方4・・・メジャーコードの代理として使う
ちょっと特殊ですが、おもしろい使い方をもう少し紹介しておきたいと思います。




オーギュメントコード(aug)は基本的に5thのオルタードコード(変化和音)として使用します。
つまり、メジャーコードのところならば、どこでも代わりに使用できるということなのです。
IV7又はその他の7thコードの代わりに使用することが多いようです。


●まとめ
『ディミニッシュ・コード(dim)』 や 『オーギュメント・コード(aug)』 は普段あまり使い慣れていない分、最初は違和感を感じるかもしれませんが、使いこなせるようになると自分の曲にかなりおいしい“スパイス”を加えることができるでしょう。使い慣れない分、新鮮に響くかもしれません。ぜひ色々試して、自分なりの使い方を発見&ストックしていってください。“アク”の強いコードですので、今回紹介した使い方でも前後のコードによっては、うまく響かないこともあります。どのパターンがうまく響くのかは、実験して見つけていくしかありませんが、感性をフルに働かせて素晴らしいコード進行を発見してください。
次回は『マイナー・スケール』&『マイナー・キーのダイアトニック・コード』について解説したいと思います。
お楽しみに!