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第12回 ディメンションDを斬る! |
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今回はローランド社の 『DIMENSION D』 について語っていただきました。
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| 高田 |
は〜い、今回で最終回になりますが、ローランド社製の 『DIMENSION D』 (SDD-320)について解説していきましょう。
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よろしくお願いします。 |
| 高田 |
まず、「ディメンション」 とは何か?というと、簡単に言えば “アナログ・コーラス” の一種です。
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『揺れモノ』 系ですね。 |
| 高田 |
でも、その割に 「ディメンション」 って “コーラス” っぽくないんだよね。「ディメンション」
独特の効果があるというか、『ウネらずに広がる』 感じだね。 |
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『ウネらず広がる』・・・、揺れ幅は細かいけども広がりがあるっていうことですね?
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| 高田 |
そうだね。「コーラス」 というより 「フランジャー」 の早いのに感じが似てるかな。 |
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確かに 「フランジャー」 がより広がってる感じに近い気がします。 |
| 高田 |
これは20年くらい前に買ったんだけど、もともと 「ディメンション」 ってギターよりも、ストリングスとかエレピなんかの
“レコーディングする時に広がってほしい楽器” にかけるのが主流だったんだ〜。ギターに直接かけて使う人は、あんまりいなかったね。 |
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どっちかというとスタジオ用のエフェクターって感じだったんですね? |
| 高田 |
そう。ラック式だし、レコーディンング・スタジオに行くと必ずあるエフェクターだね。 |
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それにしてもすごいルックスしてますよね。
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| 高田 |
うん(笑)。簡単に説明すると、まずインプットのレベル調整が付いてないのね。だからギターの入力信号だとちょっと小さめなんだよね。
ただ、インプットがスイッチで切り替えられるようになってて “モノ・イン-ステレオ・アウト” という形と “ステレオ・イン-ステレオ・アウト”
という形の両方で使えるようになってるのね。つまりインプットを “モノラル” か “ステレオ” の両方から選べるようになってるって事。
アウトは “ステレオ” のみです。あとキャンノンにも対応してるし、スタジオ用っぽいよね。
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確かにスタジオ用っぽいルックスですね。で、今回高田さんは
“モノ・イン〜ステレオ・アウト” の形でセッティングしてあるんですね? |
| 高田 |
そう。それで、いまだによくわからないんだけど、表に “1&2&3&4” という4つのモードを切り替えるボタンがついてます。
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すごいシンプルですね。 |
| 高田 |
この “1〜4&OFF” の切り替えボタンは、基本的にはひとつずつしか押せないようになってて、1つ押すと前に押してあったボタンがあがる仕組みになってるのね。それにしてもすごいボタンだよね(笑)。この感じのボタンって今は無いよね〜。
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「ガチャガチャ」 「パチパチ」 ってレトロな動きですね。好きですこういうの。 |
| 高田 |
結構、気持ちイイ・・・(笑)。で、このボタン (スイッチ) は1〜4にかけて、だんだん “動きが早くなる”。要するに
『より広がる』 っていうことになってるのね。
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じゃあ「4」を押した時が一番広がるってことですね? |
| 高田 |
そう。それとウワサによると、2つのボタンを同時に押すと、エフェクトのかかりが変わるらしいのね〜。
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ホントですか〜?ボタンも2つ押せるんですか〜?
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| 高田 |
うん。うまくやるとほら、ひっかかるでしょ?どの組み合わせでもいけるんだよ!ほらね!
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ほんとですね。3&4とか1&3とか2つずつ押せるんですね。 |
| 高田 |
でも俺にはエフェクトのかかりが変わってる気がしないんだよな〜(笑)。
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確かに聴感上の変化は無い気がします・・・。 |
| 高田 |
2つ押しても大きい数字のボタンの方と同じ音がするよね。たとえば2&4だったら4を押した時の音だし、2&3だったら3を押した時の音。
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より広がった方の音になるんですね? |
| 高田 |
うん。ウワサでは2つ組み合わせた時に位相が変わって・・・みたいに言う人がいるんだけど俺にはわかんないな(笑)。〜試奏〜
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僕にもわりません・・・(笑)。では、具体的な使い方について教えてください。 |
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| 高田 |
はい。とにかく 「ディメンション」 って独特で、これがハヤった頃スタジオでよくやったのが、アンプじゃなくてラインでつないで使うってやり方。ラインでつないだ時にすごくきれいに広がるんだよ。
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それで今日も直接ミキサーにつないであるわけですね? |
| 高田 |
そう。それに今日つかってるギターがプリ・アンプ内蔵のギターだからさらにマッチングがいいんだよ。〜試奏〜
(1〜4の順) だんだん広がっていくでしょ?
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すごいキレイな音ですね。シャラシャラしてる感じ。 |
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| 高田 |
そう、このシャラシャラ感が 「ディメンション」 ならではなんだよね。アタック音なんかもジョリっとした倍音が出て、なんともいい感じなんだよ。ウ〜ン、なんて表現したらいいか難しいけど・・・ウネらないで広がるから音の輪郭がボケなくていいんだよね。
で、やっぱり使うなら “4番” かな。一番広がるし、ボタン(スイッチ)の色も違うしね!(笑)。
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ほんとに4番だけグレーになってる〜!(笑)でも、ほんと高音の倍音が独特でいいですね。 |
| 高田 |
ラインで使うとこんな感じで、すごく効果的。ミュートした単音のカッティングなんかでもアタック感が独特になるし、もちろん
「コーラス」 っぽくアルペジオとか “ジャラ〜ン” っていう白玉 (ロング・トーン) のコード弾きとかにかけてもバッチリ広がって、すごくキレイだしね。〜試奏〜
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| 高田 |
そう。で、このモデルのあとにBOSSブランドのコンパクト・エフェクターの形で出たけど、それはちょっとデジタルっぽすぎたかな。もう別モノだったな。この
『DIMENSION D (SDD-320)』 はもう製造中止だから今ほしかったら中古で探すしかないね。
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結構高いんですか? |
| 高田 |
この間インターネットで調べたらアメリカで13万くらいで取り引きされてたね。
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エ〜ッ!?高いですね〜。 |
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| 高田 |
うん、名機だからね!今でも、ちゃんとしたスタジオには1台は置いてあるよ。ただ、ギターのラックに入れてる人は今どきあんまり見ないけどね(笑)。
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今、試してみるならLINE6のMM4でモデリングされてるやつがいいかもしれませんね。 |
| 高田 |
そうだね。それが一番手軽かな。あれだとボタン (スイッチ) の組み合わせも自由にできるし俺もいろいろ実験してみようかな(笑)。みなさんもぜひ
「ディメンション」 を体験してみてください。 (ラインでね!)
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それじゃあこの辺で「まとめ」をお願いします。 |
| 高田 |
今回は 「ディメンション」 についていろいろ話してきましたが、お薦めとして、単音カッティングとか 「ディレイ」
とか 「ディストーション」 との組み合わせなんかの時は 『ディメンション』 を使って、バラード系なんかのアルペジオや白玉ものの時は 『コーラス』
を使うっていう感じで “コーラス系の揺れモノ” を使いわけるといいと思います。
『ディメンション』 はあまりなじみの無いエフェクターかもしれませんが、ぜひ試してみてください!大満足まちがいなしです。
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ありがとうございました。 |
| 高田 |
全12回、いろんなエフェクターについて僕なりのアプローチで勝手にしゃべってみましたが、みなさんがエフェクターを使ったり購入したりする時のヒントになってくれれば光栄です。
またどこかでお会いできることを願っています!ありがとうございました。
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