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銀座山野楽器本店4階に入荷したヴィンテージGRETSCH!

銀座山野楽器本店4階に入荷したヴィンテージGRETSCH!

GRETSCH
・PX6120 / Chet Atkins Hollow Body
・PX6121 / Chet Atkins Solid Body
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銀座の山野楽器本店4階に大変貴重なヴィンテージのグレッチが入荷した。いずれもコンディションが最高の逸品揃いだ。今回は、あるコレクターとのコラボレーションによる企画展的な意味合いの入荷で、展示だけで無く、販売もされる。これらのコレクションを間近に見られる機会はめったに無い。今回はアップ写真を多数掲載した。

 yamano_gretsch_1280-101.jpg  6120の呼び名で知られるグレッチのエレクトリック・ホロウ・モデルは、チェット・アトキンスのシグネチャー・モデルとして1955年に発売された。このギターには、チェットのリクエストに応える形で、ややスリムにデザインされた15_5/8インチ幅のボディに、他社に先駆けて採用されたビグスビー・ヴィブラートやディ・アーモンド社製のダイナソニック・ピックアップなどが搭載され、更に、ギター全体に渡ってカントリー色を意識したウェスタン・モチーフ装飾が施されていた。

【GRETSCH PX6120 / Chet Atkins Hollow Body】

■PX6120 / Chet Atkins Hollow Body 1955(16491)

 1955年に発売されたPX6120の中でも、特に貴重な最初のロットと思われるのがこのギター。一般的な55年モデルとは異なる部分もあり、チェット本人が使用していたプロトタイプに近い。6120は先行して開発されたストリームライナーというモデルをベースにしているが、このギターはそれと同じ25_1/4インチ・スケールの21フレット、7個のインレイで、一般的な6120は24_1/2インチ・スケール22フレット、8個インレイとなる。また、ボディ幅は15_5/8インチで、専用に作られた3ピース・プライウッド・メイプル製。グレッチは、ビグスビー・ヴィブラートを採用した最初のギター・メーカーだったが、この時期にはまだゴールド仕上げのユニットが無く、特別なアノダイズ処理と思われるゴールドの上側から塗装の様なものが施されている。固定式のフィクスト・アームは56年までの初期モデルの特徴となる。サステインとトーンをふまえてナット、ブリッジ・ヴィブラートと弦が接する部分が全てアルミニウム製になっていることも特徴だろう。

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▲PX6120 / Chet Atkins Hollow Body 1955(16491)

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▲X6163W / Electromatic Deluxe Amplifier 1957(X71063)

 (このアンプは単品での販売ではなく、PX6120 / Chet Atkins Hollow Body 1955(16491)とのセットで販売されます。)

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■PX6120 / Chet Atkins Hollow Body 1959

 PX6120に大きな仕様変更が施されたのは1958年。レイ・バッツとチェットによって開発されたダブルコイル構造のフィルタートロンが登場、それに伴ってトーン・コントロールはセレクタを使ったプリセット・スタイルへと改められた。翌59年にはピックアップ・キャビティに対するサウンドボードの強化とトーン・バランスの改善を狙って、ボディのトップ/バック間がトレッスル・ブレイシングと呼ばれる小型ブロックによって橋渡しされるようになる。フィンガーボードはローズウッドからエボニー、ネオクラシック(サムネイル)・インレイへ、そして0フレットが採用された。ビグスビーはグレッチ専用デザインとなりアルミニウム仕上げ、ブラス製のストレート・ブリッジと組み合わされている。

 ブライアン・セッツァーが好む6120として知られるのが1959年製。ヘッドストックの色が濃い方のギターが15_5/8 x 2_3/4インチ・ボディで、この仕様が初期のブライアンのメイン・ギターとなる。また、ヘッドストックがオレンジのギターは同じ59年製だが、ボディ厚が2_1/2インチ厚へと変更された後期バージョンで、現在のブライアンが愛用するメイン・ギターと同じ仕様、更にこの2本のPX6120は共にブライアンのギターとシリアルナンバーも近く、同じロットで生産された可能性が高い。61年になるとボディは2_1/4インチ厚となり、同年末にはダブル・カッタウェイ・シェイプへと大きくその姿を変えてゆくことになる。

■PX6120 / Chet Atkins Hollow Body 1959(33062)

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▲PX6120 / Chet Atkins Hollow Body 1959(33062)

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■PX6120 / Chet Atkins Hollow Body 1959(34555)

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▲PX6120 / Chet Atkins Hollow Body 1959(34555)

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【GRETSCH PX6121 / Chet Atkins Solid Body】

■GRETSCH PX6121 / Chet Atkins Solid Body 1960(35946)  

 1955年、PX6120と共にチェットのシグネチャー・モデルとして発売されたのがPX6121。同社のジェット・モデルをベースにデザインされたこのギターのボディは、13_1/4インチ幅 x 2インチ厚で、ソリッド・ボディと謳いながらも実際はプライウッド・メイプル・トップに、ソリッド・マホガニーをくり抜いたバックを組み合わせたチェンバード構造になっている。ネックはエボニー/マホガニー製で24.6インチ・スケール。特徴的なアンバー・レッド・カラーを含めて、スペックはPX6120と共通しており、ピックガード上には、チェットのサインが刻まれている。

 1960年製となるこのギターには、パテント・ナンバー入りのフィルタートロン、ストレート・バー・ブリッジ、そして小型のビグスビー・B3 ヴィブラートが組み込まれている。6121もまた翌61年末にダブル・カッタウェイ・シェイプへとフルモデルチェンジされた。

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▲GRETSCH PX6121 / Chet Atkins Solid Body 1960(35946)

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(本文テキスト / Jun Sekino)

問い合わせ : 山野楽器 銀座本店 4Fギターフロア

https://www.yamano-music.co.jp/shops/ginza/g-guitar

(上記情報は2018年5月時点の情報です。)

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