■ジョージも愛したグレッチ・テネシアン
チェット・アトキンスのシグネチャー・モデルとして1958年に登場したグレッチの人気モデル、チェット・アトキンス・テネシアン。シングルカッタウェイのシンボディを採用し、当初はボディにF型のサウンドホールが空いていた。1959年からビグスビーのトレモロユニットが搭載され、また62年からは写真のように黒いペイントによるシミュレイテッドFホールに仕様変更された。写真は1964年に生産された製品で、かつてジョージ・ハリスンが愛用した63年製のテネシアンに近い仕様である。
Photo:TOMUJI OHTANI