■いにしえのハワイアンサウンドを奏でるリゾネイターギター
1920年代のハワイアンブームの中で誕生したスティールギターは、アコースティックのため音量とサステインが限られていた。ワイゼンボーンや写真のリゾネイターギターは、エレクトリックギターが誕生するまでの間、より音量を稼ぐ目的で考案されたスライド専用ギター。写真は20年代半ばに登場したスタイル 0の1936年製。ボディ内部にアルミニウム製リゾネイターをひとつ搭載し、トライコーンよりすっきりしたサウンドが特徴。30年から41年まで生産され、14フレットジョイントの他に12フレットジョイント・モデルもある。
Photo:TOMUJI OHTANI