インタビュー

We Love FENDER GUITARS! Vol.14

We Love FENDER GUITARS!

北 翔太

 「GAKKIソムリエ」のオリジナル企画“We Love FENDER GUITARS!”。アマチュア・ギタリスト達のギターライフやギターストーリーを、ギタ−の紹介と共にたっぷりと語って貰う人気コーナー。そうだ、僕達はフェンダー・ギターで大きくなったんだ!大切な思い出、そこにはいつもギターがあった…。

WLF_kiji_banner.png 僕が生まれた時、ギター好きのおやじが記念にと僕のためにテレキャスターをブレゼントしてくれた。高校1年の頃からギターを始め、Kenさんに憧れる日々が続いた。これまで手にした4本のフェンダー・ギターのうち3本がストラトキャスター。特に'69スタイルのストラトは、ルックス、デザイン、サウンド、弾き心地の全てに満足している。ありがとう...おやじ&Kenさん...。ありがとう...フェンダー・ストラトキャスター...。

Kenさんに憧れて...

wlf13-1280-109.jpg ギターを始めたのはいつ頃ですか?

 僕のそばには既にギターがありまして、高校1年生の頃からおやじと一緒に弾くようになりました。おやじは世良公則さんが好きで、よくレスポールやテレキャスターを弾いていました。大きくなったら一緒に弾こうということで、おやじは僕が生まれた次の週に僕と同じ年の91年製のホワイトブロント'52 テレキャスターを記念に用意してくれました。現在もおやじから譲り受けたこのギターは、ストラトキャスターと同様に、僕の宝物です。

 羨ましいお話しですね(笑)。どんな音楽がお好きですか?

 L'ArcenCielが好きです。Kenさんのギタープレイに憧れています。高校生の時「MY HEART DRAWS A DREAM」という曲を聴いて、それ以来Kenさんのようなギタリストになりたいと真剣に思うようになり、どうすれば同じようなサウンドが出せるのかを必死に研究しました。実は、僕はKenさんと誕生日が1日違いで、ジミヘンと同じ誕生日なんです。そういう意味でもストラトには特別な想いが...(笑)。それもあってずっと憧れ続けているんですけどね...(笑)。

 最初に購入したギターは?

 自身で最初に購入したのはフェンダー・ジャパンのダコタレッドの'65 ムスタングです。ラルクのhydeさんがVAMPSでギター&ヴォーカルをする時に使用していたモデルなんですが、配線やPUも本人と同じにしたくて、ネットや雑誌で調べて改造しました。しばらくはそのムスタングとおやじにプレゼントされた91年製のテレキャスターを弾いていたのですが、僕が20歳になる時にフェンダーからkenさんのシグネチャー・モデルが出たので、そのギャラクシーレッドを購入しました。「Tokyo Guitar Show」でギャラクシーを購入したオーナーは、ミーティングに参加できるということで、Kenさんのステージを観ました。その後一人15分くらいKenさんとセッションをする時間があり、そこで「虹」という曲を一緒にセッションしてもらったんです。これは一生忘れられない思い出です。

 これまで購入したフェンダー・ギターは?

 最初がムスタング、2本目がそのギャラクシーレッド、で3本目が'69 タイプのブラックのストラト、そして4本目が今日持参したトッド・クラウス氏の製作したレッドスパークルです。これは2014年に購入しました。Kenさんの影響もあってか、僕は'69タイプのストラトが大好物です。ギャラクシーレッドのフロントPUはアビゲイル・イバラさん自ら巻いた'69 シングルコイルなのですが、フロントでリードを弾く時の音が好きです。3本目のブラックは3つとも'69 シングルコイル仕様です。その後またラージヘッドが欲しくなって、このレッドスパークルを購入しました。ギターが欲しい一心でアルバイトばかりしていました...(笑)。

wlf13-1280-108.jpg バンドはやっていますか?

 現在はやっていません。しかし、2〜3ヶ月前に人前でギターを弾く機会があり、職場の先輩で歌がプロ並みに上手い人と一緒にプレイしたんです。そうしたら、また聴きたいっていう人が沢山いたので、また本格的にバンドをやろうかなぁと...。

 ストラトの魅力は?

 やはり、伸びのある虹のように輝くシングルコイル・サウンドですね。ストラトは繊細な音も出せるし、激しく図太い音も出せます。音域が幅広いところが魅力だと思います。

 レッドスパークルのモデルを探していたんですか?

 はい! レッドスパークルでラージヘッド、69年ベースのストラトを以前から探していました。「Tokyo Guitar Show」で見つけた時は、迷わず"コレだ!"って...。ネックもバリトラで、もうこれは手に入れるしかないな、と...。

 このようなギターだと夢が膨らみますね、次はブルーメタリックかな?(笑)。

 そうですね。実は今1本欲しいギターがあるんです。ペイズリーピンクでマッチングヘッドのストラトが欲しいなぁと...。

 Kenさんのどんなところがお好きですか?

 ギタープレイが上手いのは勿論ですが、よくギターやアンプ、エフェクターのことを研究していて、音に対する知識の深さが理論的で凄いなぁと。ギターショーでお話しした時もとても気さくで素晴らしい方でした。実際に話を聞いて、ギターに対する思いやストラトキャスターについての奥深さを学びました。

■ネックが自分の手に...

wlf13-1280-121.jpg ギターのパーツを交換したり、アレンジする方もいますが、北さんは?

 僕はコンデンサーをいじるのが好きで、ブラックのストラトはオリジナルの小さいコンデンサーを、年一回のメンテナンスの時にオレンジドロップに交換しました。でも音が思ったより強く出てしまって...。音の分離が良すぎてちょっと耳障りに感じたので、次のメンテの時にフェンダーのヴィンテージ系コンデンサーに交換したら、音が丸くなりとても良い感じになりました。主要なパーツはオリジナルを重視して、電気系統をちょこっといじるくらいですね。アンプはフェンダーの'65 デラックス・リバーブを愛用しています。

 こういう華やかなギターだと、ついアクションも派手になったりしません?(笑)。

 大いにありますね(笑)。このギターはとにかく弾き易いんです。ネックが手に吸い付くような感覚です。69のUシェイプなんですが、同じ69でもこのモデルは印象が全く違います。長時間弾いていると、ネックが自分の手になったような、何でも弾けるような感覚になります。マスタービルダーの製品は、細かなところに至るまで、技術と仕上げの違いを感じますね。

 トッド・クラウスのストラトは定評がありますね。

 マスタービルダーの中でもトップクラスで、そのギターを弾けるのは、とても光栄です。ある雑誌のインタビューでトッドが「見た瞬間に"これを弾きたい"と思えるギターが最高だ」とコメントしていました。確かに音も繊細でフィーリングも良く、細かいところまでも作り手のこだわりが感じられるギターなら、それ以上のことはないですね。まさにトッドの言葉どおりの作品です。このギターの手に吸い付くような感覚は、単にネックの形状などの物理的な要素だけではなく、作り手の心意気というか、製作者の想いがギターから伝わってくるんだと思います。

wlf13-prof.jpg[今週のゲスト]
北 翔太

19911127日生まれ。埼玉県出身。
父親の影響で15歳でギターを始め、L'ArcenCielKenに憧れ、現在に至る。他にも、世良公則、斉藤和義、福山雅治、スピッツの三輪テツヤ、山崎まさよし、押尾コータローといったアコースティックギターを弾くミュージシャンも敬愛している。エレキ・アコギ問わず様々なギターを所有しており、フェンダーのアンプをメインに、最近手にしたAKG サウンドデザインのダンブルクローン・アンプと格闘する日々を過ごしている...。

FENDER Custom Shop Master Built Series '69 Stratocaster by Todd Krause

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 レッドスパークルが眩しいカスタムショップ製のストラトキャスター。製作者のトッド・クラウスは、長年エリック・クラプトンの使用するストラトを製作したマスタービルダーとしても広く知られている。全てがカスタム仕様で作られているモダンな外観だが、ベースとなっているのは1969年製のヴィンテージ・モデル。2014年に購入。

 バリトラの1ピースメイプル・ネック、ラージヘッドの裏側には、トッド・クラウスのサイン、ロック式スパーゼル・チューナー、アバロン・ドットポジション、パーロイド・ピックガード、アビゲイル・イバラ '69 シングルコイル PU、2点支持スタイルのトレモロユニットといった仕様が、ボディのレッドスパークル・フィニッシュとみごとにマッチングしている。

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FENDER Custom Shop Ken Stratocaster Galaxy Red(右)

 Kenに憧れて購入したシグネチャー・モデル。このシグネチャーには2タイプあり、写真は本人のギターを製作したグレッグ・フェスラーが担当したマスタービルト製品。裏側のネックプレートに、KenのトレードマークであるC.H.ライオンが刻印されている。

FENDER Custom Shop Team Built Series '69 Stratocaster(左)

 ギャラクシーレッドの次ぎに購入した1969年スタイルのストラト。トラディショナルなスタイルでアビゲイル・イバラ製作の69シングルコイルPUが3つマウントされている。どちらのギターも「Tokyo Guitar Show」で購入し、写真はその時に撮影した。

We Love FENDER GUITARS!

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連載 ギター・ラブ・ストーリー We Love FENDER GUITARS! Vol.10
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連載 ギター・ラブ・ストーリー We Love FENDER GUITARS! Vol.9
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北川 裕康 / 1957 Stratocaster Dennis Galuszka
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篠田 徹 / 54 STRAT, Michael Landau Signature 1963 Relic Stratocaster

Interview : 田中 稔 (月刊『Player』)

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