インタビュー

TOSHI HIKETA スペシャル・インタビューPart.3

 3年ぶりに開催される「EXPERIENCE PRS in JAPAN」に出演するトシ・ヒケタへのスペシャル・インタビュー。最後のPart.3ではこの度ニューアルバムをリリースするファンク・バンド「Tri Horn Buffalo」についてインタビュー。

ーこの度、Tri Horn Buffaloの新作がリリースされますが、このバンドを結成したきっかけを教えてください。

IMG_8182.jpegTRI HORN BUFFALO 『South to North』

◇Chicken George Records
◇CGR-047
◇11月下旬発売予定
◇¥3,000(税込)

HIKETA:今から10年前に、僕とトランペットの房原忠弘とで飲んでいてファンク・バンドをやろうということになって。サックスに宮崎隆睦、そしてドラムに星山哲也、そしてベースを誰にしようかって話になって、ある二人のベーシストに留守電を入れて先に返信してきた方にしようと。それで先にかかってきたのがJINO(日野"JINO"賢二)さんだったんです(笑)。 一時期はパーカッションにスティーブ・エトウさんも在籍していました。

ーTri Horn Buffloの新作の聴きどころは?

HIKETA:今まではホーン隊がトランペットとサックスだったのですが、トロンボーンの前田大輔が新たに加わって、バンド名の通り3管になったんです。 そのパワフルなホーンが聴きどころですね。あとは前作の1stと比べて、かなりアメリカ寄りのサウンドになっています。良く言えばやり放題、悪く言えば売れることを考えていない(笑)。ですから楽器が好きな人には喜んでもらえる内容だと思います。

ーゲスト・ミュージシャンは参加していますか?

HIKETA:2曲でジャズ・ピアニストの高木理代子さんが参加しています。僕らのツアーでご一緒する機会があって、それをきっかけに今回参加してもらいました。ですのでその点でもバリエーション豊かなアルバムになっています。

ーホーンと一緒にギターをプレイする際に気を付けていることは?  

HIKETA:ホーンがソロを取ることが多いので、音がぶつからないようにギターのヴォイシングを全て変えています。ホーンのソロ・プレイのラインを聴きながら、それにすぐに反応できるコードを選んでおく必要があります。あとはキーボードっぽいニュアンスでコードを変えていますね。それとJINOさんのベース・ラインがすごく動く時は、ギターはルートを弾かずに音がぶつからないようにしています。

ーそれはかなり大変ですね。  

HIKETA:周りの音をものすごく注意して聴かなければならないんです。でもすごくやりがいがありますね。そんな感じですからライブは大成功もありますけど、"あちゃ〜"って時もありますよ(笑)。でもそうしたことがあるからバンドをやっているようなものなんで、そういう意味では楽しいですよ。

ーそうなるとギターの操作性も重要ですね。

HIKETA:新作の中には、ガンガンなロックのイントロから、急に静かな4ビートに変わったりする曲もあるので、ボリュームやセレクターでパッパッと変えられるギターじゃないと反応できないですし。曲のテンポも変わるから、ペダルのディレイのタップだと追いつかないことがあるので、トレモロでディレイっぽいニュアンスを出すこともあります。細かいニュアンスを出すには手元でやったほうが速いですからね。

ーレコーディングも同じような感じで演奏したんですか?  

HIKETA:そうですね、まずトランペットがガイドラインを吹いて、それを聴きながら演奏して。スタジオに集まって"せーの"って感じで、ほとんど即興ですね。でも昔のアメリカのバンドもそんなやり方だったと思うんです。僕も含めて、他のメンバーもいろんな現場で活躍していてきちんと演奏する機会は多いので、それとは違う音楽をやるのがこのバンドなんです。そこがうちのバンドの売りですね。

ー使用しているアンプは?  

HIKETA:トゥーロックを使用しているんですが、このPRSギターとめちゃくちゃ相性がいいんですよ! Tri Horn Buffaloの新作ではアンプのイコライザーをバイパスして録音したんですが、とても良い音でしたね。あと、遠方でのツアーでこのアンプが使えない場合は、ヴォックスMV50-ACを使っています。あの小ささで50W出力なので、ベースのJINOさんと負けない音が出ますし。スピーカー1発のキャビネットを用意してもらえれば、あれだけ持っていけば良いのですごく楽ですし。欲を言えばセンド/リターンを付けてほしいですが(笑)。ツアーでいろんな場所で演奏するギタリストにとってはすごく便利なアンプですね。    

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Interview by TOSHIHIRO KAKUTA

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