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 関西のみならず、国内屈指の楽器イベントとして人気の高い「サウンドメッセ2018」が2018年5月12日・13日の二日間に渡って、大阪ATCホールにて開催された。

TOBIRA_IMG_7284.jpg 年々回数を増すごとに規模を拡大していく同イベント。今回もエレクトリックからアコースティック、ウクレレを始め、GEN(国内ギターブランド)、ブティックギター(個人ルシアー)、ショップといった各ゾーンに数多くのブースが展開されていた。

<出展ブース数>
・エレクトリックゾーン:17ブース
・アコースティックゾーン:25ブース
・ウクレレ:7ブース
・GEN:15ブース
・ブティックギター:36ブース
・ショップ:25ブース

 この他にも大手楽器ブランドやFM放送、書籍販売などによる特別展示ゾーンやフードゾーン、さらに場内には4つのステージが設置されており、随時ライブやセミナーが繰り広げられた。まさに楽器/音楽好きの人たちならば、一日中いても楽しめるイベントとなっていた。

 そんなサウンドメッセ2018で出展された数多くの楽器の中から、新製品を中心にピックアップして紹介していこう。

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■IBANEZ AC419E-OAW/AN419E-OAWヴィンテージ・テイスト溢れるアコースティック・ギターのラインナップも豊富に揃えているアイバニーズ。今回のサウンドメッセで参考出品されていたのが、ボディをはじめ、ヘッドストック、ブリッジ、サドルピンまで、アンティークな雰囲気のホワイト・カラーで仕上げられた2本のギター。どちらも家の中で手軽に楽しめるコンパクトなサイズなのも特徴である。製品化が待ち遠しいモデルだ。

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■IBANEZ UEW Seriesカッタウェイ入りのオリジナル・シェイプにピックアップとプリアンプを搭載、それでいて手頃なプライスが魅力のアイバニーズのエレクトリック・ウクレレ・シリーズ。今後発売されるモデルも含めて、多数のラインナップが展示されていた。今回はその中から見た目の好みを来場者に投票してもらう企画を実施。初日のお昼の段階で最も人気が高かったのは、フレイムコア・トップを採用したUEW36E-LBSだった。

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■PRS GUITARS Silver SkyPRSから待望のジョン・メイヤーのシグネチャー・ギターが登場。ジョンとポール・リード・スミスが好む1963・64年のヴィンテージ・ギターの要素を採り入れたモデルに仕上がっている。PRSのヘッドストック・シェイプをややアレンジし、PRSロッキング・システムを採用したチューナー、ネックシェイプは前述のヴィンテージ・ギターを元に再現し、指板Rは7.25"で仕上げられている。オリジナル・トレモロはピッチダウンのみが行えて、ボディに密着して搭載することでボディ鳴りの確保とピックアップのS/N比の向上にも貢献している。またオリジナルの635JNピックアップは、丸みと深みがあり、音楽的な高音域を生み出す。

KEY_IMG_7044.jpg■VARITA Soltar Standard 5053国内トップ・ギタリストが愛用するヴァリータ。松原正樹、今剛といった国内トップ・ギタリストのギターのメンテナンスなどを行ってきた名ギター・テクニシャン、志村昭三の全面監修で完成した国産モデル(写真左と中央)。アルダー2ピース・ボディ(中央のギターには5mm厚のフレイムメイプルを採用)、サテン仕上げのメイプル・ネック、ピックアップはロウ・ヴィンテージのRV-PAFとRV60rwrpによるH-S-Hレイアウトを採用。トーンノブのプルで"フロント・ミドル・リア"、"フロント・リア"の2ポジションが追加される。この度、ヴァリータの製品は、関西エリアではミュージックランドKEY心斎橋店での取り扱いが開始された。

CREWS_IMG_7101.jpg■CREWS MANIAC SOUND PAPD Acoustic Preamp音にこだわるプレイヤーから高い支持を得ているクルーズ・マニアック・サウンドより、アコースティック・プリアンプ・ペダルが参考出品された。使用するアコースティック・ギター本来のトーンを活かすことをコンセプトに開発されたプリアンプ/DIである。それぞれのゲイン調整とミックスが可能な2インプット仕様、3バンドEQに加えて、本体左上にブースト/カットとフリケンシーを備えたパラメトリックEQを搭載。オン・オフの切り替えが可能で、ソロ・プレイの際やフィードバック対策のノッチ・フィルター的にも活用できる。

ORANGE_IMG_7033.jpg

■ORANGE Crush Mini伝統的なブリティッシュ・アンプ・サウンドを生み出してきたオレンジ。シンプルで使いやすいミニ・アンプがリニューアルした。自宅で手軽に楽しめる3W出力ながら、ボリュームとシェイプ(トーン)とゲインの各調節で幅広いサウンドをクリエイト可能。スピーカーアウト(8Ω)から外部スピーカーとの接続でよりパワフルなサウンドも楽しめる。その他、練習に最適なヘッドフォン・アウトとAUXイン、チューナーも搭載している。

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■XOTIC XJ-1T 5st Light Weight Series-Lacquer Aged多くのプロ・ベーシストも愛用するエキゾティックXJ-1Tの5弦モデルに、ラッカー・エイジド仕様が加わった。木材本来の鳴りを活かす塗膜が薄いニトロセルロースラッカー・フィニッシュを採用。専門の職人により、ライトからヘヴィまで一本ごとに異なるエイジド処理を施している。ヴィンテージ・ギターに見られる下地のカラーが覗き見えた様子などもリアルに再現されている。従来のヴィンテージとモダンを調和したサウンド、軽量なアッシュ・ボディにより、さらにヴィンテージ・テイストを強調したベースに仕上がっている。

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■PRE-WAR GUITARSヴィンテージ・アコースティックギター・ファンから注目を集めているプリウォー・ギターズ。アメリカ・ノースキャロライナ州の工房で手がけられるのは、戦前のヴィンテージ・ギターのサウンドやルックスまで忠実に再現したアコースティック・ギター。ベースとなるヴィンテージ・ギターを実際に入手、細かく採寸して研究した上で製作されている。ボディ・トップとブレーシングには木材の細胞構造を変化させるトリファイド加工を施した木材を使用し、経年変化を遂げた響きを生み出している。リアルな傷やチェッキングの加工の他、ピックガードもオリジナルで製作するなど、ルックスの再現も見事である。

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■WATERLOO WL-14L Longhorn/WL-14X Longhornコリングスの創設者であり、昨年惜しくもこの世を去ったビル・コリングスに捧げられたウォータールーの日本限定モデル。ウォータールーの代表的モデルであるWL-14をベースに、生前のビルからの提案によるエボニーに性質が近いという水牛の角のナット、現地ミュージシャンのブーツの色を再現したトップ・フィニッシュ、ヘッドストックにコリングスのあるテキサス州の象徴であるロングホーンのステンシルを施している。この日本限定モデルに関するミーティング後にビルが急逝したため、彼のメモリアル・モデルとして50本限定でリリースされた。


TsGuitars_IMG_7128.jpg■T's GUITARS DST-Pro 22 Carved/DST-Pro 24 CarvedG5 Projectのメンバーをはじめ、国内の気鋭ギタリスト達を中心に高い支持を得ているティーズギター。同社DSTシリーズの最高峰モデルに、待望のカーブド・トップが加わった。スワンプアッシュ・ボディに、5Aグレードのフレイムメイプル・トップを組み合わせた、グラマラスかつ高級感溢れるシェイプに仕上げられている。新たなピックアップのDH650n/DS-605/DH-611bによるH-S-Hレイアウト、メイプル・ネック/エボニー指板の22フレットと24フレットの2タイプをラインナップ。同系色ながらも、それぞれ表情の異なるブルー・カラーも印象的である。

XIMERA_IMG_7124.jpg

■XIMERA Moxino/Arxi 4ソニックとサゴという2つの国内ブランドのコラボレーションにより2016年にデビューしたブランド、キメラ。写真左右のギターのモリーノ、同中央のベースのアルヒ4はそれぞれボディ材に熱処理を施したサーモウッド・アルダーを使用。オリジナルのジュピター・ピックアップ、ソニック製ブリッジ、ジェスカー・フレットといった共通仕様を持つ。写真の各モデルの特徴は、スパンコール生地を使用したピックガード。ピックガードの形状にスパンコール生地を裁断し、ピックガード材で挟み込むという手間のかかる製法で作られている。派手なルックスの印象が強い同ブランドの中でも、さらにステージ映えしそうなモデルに仕上がっている。

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SOUND MESSE in OSAKA http://sound-messe.com

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