製品レビュー

Kunio Kishidaが原点回帰で臨んだ8thアルバム『Slide Angel』

 Kunio Kishidaのニュー・アルバム『スライド・エンジェル』が届いた。このアルバムは、岸田にとって原点回帰であると同時にローリング・ストーンズのキーボードとしても知られるチャック・リヴェールとのタイトな競演も聴きどころだ。このアルバムのレコーディング・ストーリー、楽曲、そして使用ギターなどについても詳しく語ってもらった。

slideangel-18▲レコーディングに使用されたヴィンテージ・レスポールたち

Kunio Kishida / 岸田邦雄 学生時代よりセミプロのミュージシャンとしても活躍。70年代から80年代には某大手楽器店に勤務し、当時の日本では珍しかったヴィンテージ・ギターの市場開拓にも関わり、のちにヴィンテージ・ギターをメインに販売するギター・ショップ"ナンシー"をオープンさせる。90年代からはあらためてギタリストとしてライブ活動を活発に行うようになり、2002年にアルバム『南水(スワンプ・ウォーターズ)』をリリース。サザン・ロックやブルース・ロックをメインに今や希少となったヴィンテージ・ギターの最高のサウンドを聴かせるギタリストとして知られる。http://www.kuniokishida.com/index.html

■チャックは気合を入れながら弾くんです。まるでハモンドと格闘しているみたいに。

前作『ノーザン・ソング』から約1年。この1年の動きについて教えてください。

 このアルバムは一通のメールからスタートしたんですよ。ローリング・ストーンズにキーボードとして参加しているチャック・リヴェールに「またパーティとか色々やろうねと、よかったらレコーディングも付き合ってね」とメールしたんです。というのも、前回(2014年)のストーンズの来日公演が、滞在時間に対しコンサートの本数が少なかったから。そうしたらとんとん拍子に話が進んで、3月5日にチャックさんとレコーディングができることになりました。そこから約1ヶ月弱の間に9曲作ったの!(笑)。レコーディングは銀座にある"音響ハウス"っていうスタジオで、その3月5日だけが偶然空いていたんですよ。そこをリザーブして臨んだんです。時間が限られているので、チャックと一緒にやった曲もあれば、曲によっては先にチャックだけで演ってもらう曲もあり、最終的にはその日だけで6曲録音しました。

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 当日、スタジオの階段を上る途中でチャックがオルガンのハモンドB3があるのを見つけて、「じゃ、あのB3を持ってきて!」言い出したんです。B3は本体とは別の部屋にレスリー・スピーカーを設置して使うから、プレイヤーは声を出せるんですよ。だから、レコーディング中にチャックは「ハァ~っ!」とか「ウワァ!」とか気合を入れながら弾くんです。まるでハモンドと格闘しているみたいに(笑)。スタッフを含め、その場を見ている人全員、鳥肌がたちましたね。全く仕事モードじゃ無いから。

 このアルバムのスタートに、そのエネルギーがあったから良かったんだよね。その後に録った僕のギターもアメリカでドラムとベースを入れてくれた仲間も、プロデュースしてくれたジョニー・サンドリンも、そのエネルギーで行けました。

チャックはオルガンもピアノもどちらも演奏が冴えてますよね。

slideangel-8 チャックは以前のアルバム『アラバマ・ボーイ』でも参加しましたが、その時には彼よりも先輩たちが大勢いたから、チャック自身はまとめ役に徹してくれたんです。でも、今回は演奏グループが少人数だとわかると「わかった。じゃあ俺が全部やる!」って。録音の前にみんなで一緒にご飯を食べたんだけど、その時「とにかくお互いを60歳を過ぎてるし、これからもっと仲間との音楽を大切にしていきたい」って、安いギャラなのにね(笑)。

他のパートのレコーディングは?

 2014年3月にレコーディングがスタート、5月にはベースとドラムをアメリカで録音。7月に僕が日本でギターとボーカルを入れて、その音源をもう一回アメリカに送りました。8月にあらためてチャックとポール・ホーンズビーという二人のキーボーディストがジョージアのマスカディン・スタジオでレコーディングしました。そして、10月にミキシングが終わって、向こうでコーラスを入れてくれて・・。

 実は、今回は(共同プロデュースの)ジョニーが体調が悪くて、入退院してたんですよ。で、今年の4月にミキシングができて「あ、よかった」と思ってましたね。そこでマスタリングまで行ったんですが、ジョニーが、その後でもう一回聴いたら「気に入らないところがある」って言い出して、何曲かやり直したんです。それで、今年の5月に完成。6月にアメリカで発売されました。

■ブルース・ロックの音はやっぱりレスポールが中心だと思うんですよ。

 今回は非常にガッツ溢れるロックな曲が目立ちますね?

 前作はレクイエム的なアルバムだから、今回は原点回帰して"ブルース・ロック"で押そうと思いました。"サザン・ロック"あり、"スワンプ・ロック"もありますね。

 ブルース・ロックの音はやっぱりレスポールが中心だと思うんです。だからギターはギブソンだけにした。個々のギターが持つ良い音を可能な限りに録音したんです。同時にギターの種類もゴールドトップ、サンバースト、LPジュニアなど、本数的にも可能な限り入れようと。ですので、オリジナルのエクスプローラも借りたんです。そうしたらカラーンとしたアメリカン・ロックの音になりましたね。

今回、フェンダーは全然使っていないんですか?

 実は、最後の曲に57年のストラトを使おうと思ってたんです。でも、リハに持っていったら音が出ない。「チェックしてあるのになぜ?」って。でも、持って帰ってきたらちゃんと音が出るんですよ(笑)。

"そこまでこだわったんだから、今回はフェンダーは弾くな"ってことですよ。

 そう思って、今回はRSから出している僕のシグネチャー・モデル以外はギブソンにしよう!って開き直りました。

■クラプトン所有の58年のエクスプローラには、あのギターにしかない音がある。・・・宇宙を持っているんですよ。

 1曲目の「ブルー・ボネット」から早速、色々なギターを使い分けていますね?

 1曲目なのでギターを使い分けました。デュアン・オールマンが昔使っていたレスポール・ジュニアと59年レスポールのナンシー(愛称)、それと借りたクラプトンが使っていたエクスプローラ。これらを最初に競演させたかったんです。

 最初に出てくるメロディラインはデュアン・オールマンのLPジュニアで弾いたんですよ、オブリのスライドは(1959年製レスポールの通称)ナンシー。最後がクラプトンのエクスプローラ。『EC ワズ・ヒア』のイメージです。

 タイトルのブルー・ボンネットというのは、アメリカの人にはテキサスのイメージなんですよ。だから「ビリー・ギホンズみたいだね」って。誰もエリック・クラプトンって言ってくれない(笑)。

 これだけ貴重なギターを録るとなるとアメリカだけではレコーディングできません。簡単に持ち運べないから。でも、今のデジタル技術の進歩はすごいね。日本でレコーディングして、そのデータをアメリカに送れるから、こんなに豪華なギターの競演ができたんですよ。これはすごい意味があることだと思う。

slideangel-3▲GIBSON Les Paul Standard 1959年 Sunburst 通称NANCY。このアルバムで主役を務めるメイン・ギター。岸田が26年間愛用しているベスト・パートナーである。バースト特有のトレブリーかつ、優しい音が特徴だ。 2度もリフレットして、愛用している。主な特徴は、ダブル・ホワイトPAF×2、フレイム・トップ。グローバー製ペグ。

それぞれのギターにはどのような特徴、違いがありますか?

 まず、ジュニアからいきましょうか。これはP-90とマホガニーのボディなので普通のレスポールに比べると音が軽いんです。だけど、中音域がぐっと出て、太い音だから、メロディラインに良いです。次のスライドのパートの太い音はやはり59年のレスポールの醍醐味ですね。エクスプローラはルックスよりもずっとナイーブな音・・・枯れた音です。リズムギターを切ると本当に低音域が良い音です。テレキャスターに似てるけど、出音がちょっと違うんですね。

slideangel-11▲GIBSON Les Paul Junior 1959年 Cherry(DUANE), デュアン・オールマンがお母さんに買ってもらった最初のギター。長年、デラニー・ブラムレットが所有していたが、岸田が1999年に譲り受けた。マホガニー・ボディとP-90ピックアップのコンビネーションは絶品とのこと。 ▲GIBSON Les Paul Junior 1959年 Cherry(DUANE), デュアン・オールマンがお母さんに買ってもらった最初のギター。長年、デラニー・ブラムレットが所有していたが、岸田が1999年に譲り受けた。マホガニー・ボディとP-90ピックアップのコンビネーションは絶品とのこと。

あのエクスプローラが初めて日本にきた時には、中音域に特徴があるとおっしゃっていましたね?

 それはリードソロを出したときですね。そういう時は、まさに『EC ワズ・ヒア』の音がします。

 僕は71年頃からヴィンテージのギターと向き合ってきているんだけど、あのクラプトンが所有していた58年のエクスプローラは全く違うんです。あのギターにしかないものがある。・・・宇宙を持っているんですよ。他のギターを全く寄せつけない。僕はこれまで5~6本のエクスプローラを経験してるけども、それらとも全く違います。その凄さが他のギターを圧倒しちゃう。で、今回無理を言ってお借りしたんです。でもその代わり「1曲しか使うな」って念を押されました(笑)。

slideangel-13▲GIBSON Explorer 1958年 (Eric Clapton cut off) , 1974年エリック・クラプトンがカムバック・ツアー途中に手に入れた有名なエクスプローラ。同年の初来日に使用され、その後、ボブ・マーリー&ウェイラーズのギタリスト、ジュニア・マービンにプレゼントされた。 今回、このアルバムを制作するに当たってオーナーからお借りして使用した。岸田によるとギターとして全てのカテゴリーを超越した逸品。

 もう一本のエクスプローラはどの曲で使われていますか?

 3曲めの「リヴィング・ザ・ダークネス・シティ」のリズムギターです。リズムギターで使ったのは、低音域のリズムギターはテレキャスターだと太くても軽く聞こえちゃうから。レスポールだと重すぎるし。「あ、エクスプローラってリズムギターにいいよなあ」って。

slideangel-15▲GIBSON Explorer 1958年 生産本数22本の中の1本。コリーナ材特有の"いなたい音"。特に「ロックン・ロールのリフを弾いた時の低音域が素晴らしい」。


slideangel-2▲RS GUITAR WORKS ALABAMA BOY,2012年 数年前、ケンタッキー州にあるRSギター・ワークス社へオール・イン・ワン・タイプのギターを岸田が特注した自身のシグネチャー・モデル。特にスライドの音は絶品。今回ギブソン以外、唯一のギターだ。

「ラブ・バイト」も僕はいいなあと思いました。イントロがオルガンで始まりスライド・ギターにつながるあたりとか。

 ラブ・バイトとは"甘噛み"なんですよ。イメージは50年代のアメリカのラブストーリー。だからカリフォルニアの海辺のコテージでずっと寝てる時に流れてくるイメージね。すごく50sなイメージを作ったんです。

アルバムもこの辺(4曲め)からバリエーションが豊富になってきますね。

 そうそう。ジョニーさんが「だいたい3曲目まではみんなが一生懸命聞いてくれるからキャッチーな曲を並べよう」と並べてくれました。チャックさんもこの曲を「面白いなあ」って。僕は当たり前に作ったんだけど、アメリカ人の発想にはあまりないタイプの曲みたいですね。

slideangel-6▲GIBSON Les Paul 1952年 Gold Top / P-90 「ラブ・バイト」で使用。レスポールが誕生した初年度のモデル。ノンバウンド、P-90ピックアップ、トラピーズ・テイルピースが特徴。構造が特殊なテイルピースをナンシーのオリジナル・ブリッジに交換されている。これにより安定したチューニングを実現。

 6曲めにはアルバムのタイトル曲「スライド・エンジェル」が入っていますね。

 これはすごくキャッチーな曲なんだけど、今、デュアン・オールマンが生きていたらこんな曲をやっていたのかなというイメージ。そういう王道のサザン・ロックのスライドギターの曲を入れたんです。チャックさんがこれを聴いた時「面白いメロディラインだなあ」と言ってましたね。

 でも岸田さんとしては、王道のアメリカン・ロックのイメージで・・・。

 そうそう(笑)。ダッダカーダーダってのは僕らはよく聴いているつもりなんだけど、チャックさんは「それが強調されていて面白い」って。

 「バラッド・オブ・ロッキー」について、ロッキーとは?

 アルバム『スワンプ・ウォーターズ』を出した時の事ですが、学生時代の仲間からメールが入って、仙台でライブをやることになったんです。彼は震災でも生き残ったのに、2年前に癌で亡くなったんです。だから彼への追悼曲です。これはチャックさんと作った9曲ではなくて、去年作った曲です。仙台でもライブをやってきましたけど。

 最近は追悼曲が多いですね。

 ほんと嫌になっちゃうね。

slideangel-10▲GIBSON Les Paul Standard 1958年 Gold Top  バーストと同じPAFを搭載された58年製のレスポール・ゴールド・トップ。写真では、オリジナルのゴールド・トップに見えるが、ジョージ・ハリスンのルーシーのようにチェリーレッドにトップのみリフィニッシュされている。トレブリーなバーストと比較するとウォームでアコースティックなサウンドが特徴だ。

■「あ、これでひとつの"決着"をつけたなあ」って思う。

あとは「アンフィニッシュッド」についても教えてください。

 これは大作ですよ! これはチャックさんが参加するのでキーボードへのリスペクトの曲を作ろう、と思ったんですよ。キーボードといえばシューベルトじゃない?

 え? いきなりシューベルトですか?

slideangel-17 うん。戦前に作られた古いシューベルトの映画があったんですよ。後で調べたらドイツと日本でしか公開されなかった映画でした。「アンフィニッシュド」といえば"未完成"じゃない? 曲の内容は映画のストーリー通りに歌ったんです。シューベルトが貴族に雇われるため、オーディションとしてピアノを弾いたところ、貴族の娘があるところで笑ったせいで演奏が止まっちゃう。でも、彼女が「シューベルトを雇って」というような恋愛の話なんです。最後には身分の違いからその娘が他の人と結婚することになって、その際にシューベルトが演奏することになる。結婚のお祝いに前と同じ曲を弾いたら、今度は同じところで彼女が泣いたんですよ。それが映画のストーリー。

 で、僕の「アンフィニッシュッド」だけど、僕が最初に5コーラスあるソロの仮ソロを全部弾く。今度はそれをチャックさんに聴いてもらって「この5コーラスを好きなように弾いてみて!」ってお願いしました。そしたら彼が頭の中で考えて「わかった!」って。で、1コーラス目がピアノ、2コーラス目がオルガン、3コーラスめがハモンドとのかけあいとか、いろいろ作ったんですよ。その演奏は鳥肌ものでした。レコーディングの現場に居合わせた人たちはみんな感動しました。しかも、ひとりで5コーラス分、1度も間違えないんですよ。で、まるでスーパー・サイヤ人みたい!(笑)。

 次は僕が"彼にどう迫れるか?"って考えました。そこで僕も"5コーラス全部絶対に繋がないで弾く!"と決めたんです。もちろん他の曲もずっと繋いでないんですけど、特にこの曲はチャックさんのプレイがそこにあるじゃない? だから「絶対にやらなきゃ」と。これは7月に弾いたんです。実はその時は腱鞘炎で、1回チョーキング失敗するとまた頭からなんてできないというような状況で弾いたから、そのお陰で、あのようなテンションが高いギターソロが弾けたんです。

 ギタープレイにもすごい気迫で臨んでいますね。

 このアルバムに限らず、僕のアルバムは特に若い人に「この曲、ちょっとカバーをやってみたい」と思ってもらいたいんです。また、これは年齢は問わずにだけど「最初は聴いてくれて、次はアルバムにあわせてギターを弾いてほしい」とも思っています。だから、トリッキーな構成はやめたし、できるだけ弾きやすい"A"や"G"、"E"のコードを使ったりもしています。僕が「クロスロード」を弾いたり、"クリーム"を弾いてきたように、僕のアルバムにもそういうイメージを持ってくれればひとつ"完結"する。僕からの若い人たちへの伝承みたいに。このアルバムを聴いてアルバムにどれだけ近づけるかって目標をたててもらいたい。このアルバムのマイナスワンがあるといいんだけど、「僕の代わりにこのアルバムのソロを弾いて」って。そういうアルバムにしたかったんです。それはチャックさんも「じゃ、俺はお前のアルバムでギターに対してこういう風にキーボードを弾いたけど、他のギタリストが聴いた時には、これとは別の形になるんだろうね」と言っていました。 「アンフィニッシュド」・・だから突然終わるでしょ?ダカダカダンって言って。それは「まだ終わってないって。まだこれから続くぞ!」って気持ちを入れたかった。だから、この曲が一番のハイライトな曲ですよね。

 最近、僕もソロをあれだけ弾くことってあまりないかなあ。で、仕上がってから、ずっと1年弱の間このアルバムを聴いてなかったのですよ。で、このアルバムが発売になる時に新譜感がなくなっちゃうでしょ?  6月にアメリカで発売してからは毎日聴いて、「あ、これでひとつ"決着"をつけたなあ」って思う。

 決着というのは?

 レスポールでやりたい自分の音楽。このメンバーが揃わないとツアーもできないし、この中の数曲はすでにライブでもやってるんだけど、プロモーション・ライブは彼らとやりたいんだよね。できたら9月は向こうでメンバーを揃えたいと。それだけライブ感のあるアルバムになりましたね。これは問答無用のアルバムだと思うんでよね。だから、あまり難しく考えさせたくもない。

■どのギターをどの曲で使ったかとかを皆さんに当ててほしいんです。それと楽器店のスタッフに聴いてもらいたいな。

 あと、おすすめの曲はありますか?

 今回はボスのBR-600(デジタル・レコーダー)で毎日曲を作ったんですよ。曲を1曲作ったら、次の日にはその曲のことは忘れて、(その曲とは)パターンが似ない曲を作ってたの。だからバラエティー感があるアルバムになったね。どの曲も自分にはお勧めかな。あえて言うと「I WA KI」って曲がね。これは"あいわき"というタイトル表記にしたんですけど、これは福島県の"いわき"の事です。いわきって原子力とかいろんな問題があるじゃないですか? 原発のことなどは、まだ忘れちゃいけないんだよね。

 今回のアルバムは日本盤にはライナーノーツと対訳、それからどのギターをどの曲で使ったかって詳しいリストも付けています。やはり、どのギターをどの曲で使ったかとかを皆さんに当ててほしいんですよね。それと楽器店のスタッフに聴いてもらいたいな。というのも、ヴィンテージの音がどう良いか、とかに注意して聴いてもらいたいんです。僕が大手楽器店にいた頃は、当時の僕が持ってなくても、59年(レスポール)などが入荷した時にはお店で弾けたりとかしたじゃない? ヴィンテージからは学ぶことはいっぱいあるんだけど、今はそういうのがないんじゃないかな? エフェクターを使っていないとこんな音なんだ・・・ とかを若い世代の人たちが聴いてくれるような、そういうアルバムの聴き方をしてもらいたいです。

SlideangelジャケットKUNIO KISHIDA "SLIDE ANGEL"
CH-10100508 CaneHedge Records Alabama
12曲+bonus2曲
日本盤 2,500円(税抜) / Vivid Soundから発売中
ダウンロード販売は


【Kunio Kishida 『スライド・エンジェル』プロモーション USA ツアー】

 この記事をエディットしている最中にKunio Kishidaからインタビューで語られているアメリカ・ツアーの写真とメッセージが届いた。(以下テキストと写真はKunio Kishida)

 2015年9月25日~27日ジョージア州メイコン市で開催されたGABBAフェスティバルに招かれて演奏しに行きました。残念ながら、グレッグ・オールマンは体調不良で欠席でしたが、ジェイモ、ラマー・ウィリアムスJr他、地元ミュージシャン達が数多く参加しました。私たちは9月25日にギャラリー・ウェストにてミニ・ライブに出演。9月26日オールマン・ブラザーズ博物館裏庭のステージでGABBAメンバーズセッションに数曲参加。そして、9月27日にも同所で、ポール・ホーンズビー、ジョージア・ビル・スチュアート、ジェリー・ワスレイとライブ・パフォーマンスをしてきました。

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 もちろん、デュアンとベリーのお墓参りにも行きました。

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 博物館に飾ってあるデュアンの1957年ゴールド・トップを弾かせていただきましたが、まさにアトランタ・ポップ・フェスティバルやファーストアルバムの音でした。感謝。 持っていったデュアンのレスポール・ジュニアは、諸手続きが済み次第、この博物館に貸出するつもりでジェリーに預けてきました。

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★ナッシュビルでヴィンス・ギルと遭遇。

 9月28日には友人のリペア・ショップを訪ねた時、何とヴィンス・ギルさんに遭遇。さっそくヴィンテージギター談義。彼の愛用テレキャスターは1953年だそうです。そしてオール・マイ・フレンド・ライブで弾いていたES-335チェリーDotは1961年製でした。 最後にCDとTONE MANをプレゼント。

 サインを頼まれてサインしましたが、彼のサインをもらい忘れてしまいました。(笑)

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★ギブソン工場へ訪問

 9月29日朝。ギブソンの工場を訪問。 ゲンバー副社長が出迎えてくれてびっくり。 今話題のトゥルー・ヒストリックの製作工程を見せていただきました。

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★ジョニー・サンドリンさん宅を訪問

 9月29日夕方。アラバマ州ディケーターにあるプロデューサーのジョニー・サンドリンさん宅へお邪魔しました。ここはデュアンやグレッグ達がアワーグラス時代に共同生活していた場所。2005年から10年が経過してしまったのですが、変わらない空気にまた包まれることができました。

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※本記事は2015年10月時点の情報です。

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2017年11月号

定価760円(本体704円)A4判

2017年10月2日(月)発売

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