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Product Description

言わずとしれたFender社のフラッグシップモデル、”ストラトキャスター” 1954年の発表から現在に至る60余年の間、非常に多くのミュージシャン、ギタリストに愛用され続け、もはやエレキギターの代名詞とも言えるモデルと言っても過言ではありません。

今回ご紹介させて頂く一本は、Fender社の上位ラインであるカスタムショップから特に優秀なクラフトマンのみで製作されるTBC（チームビルドカスタム）シリーズ。今回ご紹介させて頂くのは、有名トップギタリスト達も愛用するラウンド指板スペックの1963モデル。レギュラーモデルとは雲泥の差となる黒々としたローズウッド指板、カスタムカラーの中でも特に人気の高いオリンピックホワイトにハードレリック、そこに加えて実際に弾き込まれてきた事でエイジングされたヴィンテージ顔負けのサウンド＆ルックス。ヴィンテージフィールながらモダンスペックも採用した演奏性の高さも併せ持つ、他とは一線を画す一本になります。

まずそのスペックとしては、カスタムショップならではの厳選された良質なアルダーボディに、当時のカスタムカラーの中でも特に人気の高いオリンピックホワイトカラーにてフィニッシュ。ヴィンテージフィールを再現すべく、ビッシリと入ったウェザーチェックや歴戦のダメージを再現したリアルなハードレリック加工が施され、更に今回の一本はそこからガンガン弾き込んできた事でリアルなエイジングが加わり、2013年製と近年のリイシューモデルとは思えない、ヴィンテージ同様の貫禄を持つ極上のルックスとなっております。続いてネックはリフトソーン（追い柾目）寄りの木取りにて、バリトラではございませんが、各所にフィギュアドが見受けられる、見るからにサウンドの良さを感じさせる素晴らしいメイプル材が採用されております。極め付けはラウンド貼りにて採用されたローズウッド指板ですが、非常に黒々としたコントラストかつ、その奥にはシッカリと黒の杢目も確認出来るハカランダライクな極上材となっております。また重量も約3.36kgと演奏性とサウンドを両立するストラトのベストウェイトという点も嬉しいポイントです。ナット幅は約42mm、ネックシェイプはやや細めのCシェイプ、フレットはジャンボタイプ、指板ラディアスは9.5”を採用し、ネック裏はスムースなサテン仕様となっており、ヴィンテージフィールながらプレイアビリティの高さも伺えます。その他スペックとしては、スモールヘッド＆スパゲティロゴ、12Fナロウのクレイドットポジションマーク、11点留め鼈甲ガード、FENDER刻印のシングルラインクルーソン、小さい字体のFENDER PAT.PENDの刻印サドルのシンクロブリッジ等が挙げられます。

思わず見惚れてしまうヴィンテージルックスについ目がいってしまいますが、サウンド面こそが本領だと感じさせる極上サウンドに驚かされます。まず生鳴りだけでも非常に良くなる個体で、鈴鳴りという言葉が良く似合う煌びやかな美しい鳴りをかんじさせてくれます。またプラグインを試してみると、ヴィンテージでもなかなか出会えないラウドかつバキッとパンチのあるコシがしっかりとした太いストラトサウンドをアウトプットします。搭載されたピックアップはブラックボビンにてサウンド傾向からもFat60’sではないかと思われますが、個体とのバランスもあり、まさにヴィンテージサウンドを現代に復刻させたという言葉が一番相応しいサウンドを感じさせてくれます。ソリッドギターながらギター全体が鳴るアコースティックのような煌びやかな空気感をもちつつも、ラウドかつバキッとパンチのある前に出るラウンドローズのヴィンテージストラトを感じさせ、中低域ででも輪郭がぼやけないクリアで魅惑の美しいトーン、独特のアタック感と太く抜けるロングサスティーンなど、ストラトキャスターとしての最高のレスポンスを発揮します。

最後に状態としては、元々がレリック仕様の為、コンディションの判断は難しくなりますが、上述の通りガンガンと弾き込まれてきた事が伺える内容となっており、通常のハードレリックモデルよりも更にヴィンテージに近いリアルエイジングな貫禄のルックスとなっております。ピックガードの外周塗装に経年変化跡が見受けられることから、もしかすると元々はグリーンガードが装着されていた可能性がございます。電装関係はオリジナルにてポットデイトとの適合性も取れておりますが、リアポットにハンダを外したような跡があります事から、一時期キャパシタ等を追加した可能性がございます。演奏面としてはネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もあり、フレットは年式相応の減りが見られますが、現状大きな凹み等も無く7部山程残っております。付属品類については認定書を始めとした当時の一式（画像参照）が揃っており、ケースもオリジナルのブラウントーレックケースが付属致します。

数多くの大物アーティスト達が愛用し、サウンドにも定評のある1963モデルですが、1959～1962のスラブ期リイシューと比べると製作本数が少なく、併せて市場流通も少なくなっております。中古相場としては、レリックグレードの低いモデル（Relic、Light Relic、Journeyman Relic等）でも50~70万円前後、激しいレリックのHeavy Relicモデル等になると70～80万円前後となっております。こちらの一本に関しては上位のハードレリックモデルにて、実際に弾き込まれてきたエイジングも違和感無く、むしろルックスは向上していながらも、今回前所有者様からのご厚意もあり、ノーマルレリックの相場すらも下回る非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。ルックス、サウンド、演奏性どれをとっても非の打ち所がない素晴らしい一本となっておりますので、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。

◆◇Guitar Shop “Antique”◇◆
JR西川口駅より徒歩1分の好立地＆フロア総面積約130㎡。ゆったりとした落ち着きのある販売スペース＆試奏スペース、様々なご要望にお応えする設備の整ったリペアスペース、そして商品の状態管理を徹底した在庫スペースを個別におくことで、ワンランク上のショップとして生まれ変わりました。試奏環境はクリーンアンプからドライブアンプまで様々なアンプをご用意し、またリペアマンが常勤しており、ご購入時のお好みのセットアップや充実したアフターフォロー体制を完備致しております。

“Antique”では他には無いサウンドを追及し、ヴィンテージギター、ハイエンドギターを中心としたラインナップで、みなさまの一生に残る大切なギター探しのお手伝いが出来ればと思っております。Fender、Gibson、Rickenbacker、Epiphone、Gretschなどのヴィンテージギター、Paul Reed Smith、Suhr、Tom Anderson、James Tylerなどのハイエンドギター、特別なビルダーによる唯一無二のギターを揃え、皆様にとっての特別なショップになれるよう日々成長していきたいと思います。