Jギター楽器検索 |Gibson(ギブソン) Les Paul Standard 1959年製 “Burst” 60’s Vintage Refin. Sunburst 4.2kg “King Of The Les Paul” ビンテージ

商品説明

通常販売価格24,800,000円→期間限定セール価格21,210,000円

Gibson社のフラッグシップモデルであり、もはやエレキギターの代名詞とも言える”Les Paul”モデル。どんなモデルよりも最も有名かつ多くのアーティスト・ミュージシャンに愛用されてきました。中でもエレキギターの中で最も人気が高いと言っても過言ではない59年製レスポール、通称”Burst”

現在に至るまでヴィンテージリイシューやヒストリックシリーズなどの復刻や、ヴィンテージ・レスポールをベースとしたコンバージョン、様々なクローンモデルなど、レスポールの頂点に立つ”Burst”への憧れから多くのモデルが生まれ、そして多くのギタリスト達を魅了し続けてきました。一般的に”Burst”の冠を許されるのは1958年後期から1960年の僅か2年ほどに製造されたサンバーストのレスポールのみとなりますが、その生産数は1500本とも1200本とも言われ、加えて当時のリペア技術が現在のように認知されていなかったこともあり、単純な不具合で廃棄処分されることも多く、現存するのは500本も無いとも言われます。当時の販売価格は265ドルで、日本円換算にて954,000円（1949～1970年の為替相場：1ドル＝360円）、加えて現在とは物価指数が6～10倍違うとすれば、少なくみても現在での500万円以上の価値があり、一般の人では到底手の届かない”高嶺の花”の存在でした。実際当時も高額過ぎるがゆえ、すぐに生産が打ち切られその後の廉価モデルであるSGスタイルへと移行します。現在ではどのモデルよりも高騰を続け、平均相場としては4,000万～4500万円前後、特に状態の良いものですと6,000万円オーバーの個体でも取引される程、今も昔も変わらない”エレキギター”の不変の頂点あるがゆえのプレミアムな価値を誇ります。

今回ご紹介させて頂く一本は、紛れもない本物の1959年製Gibson Les Paul ”Burst”になります。前所有者様の購入時期は今より30年以上前の1980年代となり、近年市場には一切顔を出さなかなった秘蔵の一本となっております。

まずそのスペックとしては、オリジナルならではの波打つような3Dのフィギュアドメイプルをトップ材に採用し、縦ラインの杢目と角度によって様々な”貌”を魅せるフィギュアドは凄まじいオーラを放ち、”本物”であるが所以を脳裏に叩きつけてきます。ボディバック＆ネックにはヴィンテージの中でも群を抜いて素晴らしいキレイな柾目取りのホンジュラスマホガニーが採用され、また指板のハカランダも真っ黒でシットリとした風合いの最高の材が採用されております。ピックアップはPatent Applied Forステッカーの貼られたオリジナルのロングマグネットPAF。その他の特徴としては、シャープヘッド＆シャローヘアライン・ブラスサドルのノンワイヤーABR-1ブリッジ、アルミダイキャストのテイルピース、ホリーウッドの激薄ヘッドストックベニア、トラペゾイド指板インレイ、バンブルビーコンデンサ、ヘッドのギブソンロゴインレイ＆シルクスクリーンのレスポールモデルロゴ、細かな部分で言えばグラマラスなアーチトップはボディ中心がフラット気味に仕上げられ、セレクタ周辺が凹んで感じられるのもオリジナルならでは。ネックグリップにはギター製作のお手本の様な59シェイプで、近年復刻のような太目ではなく若干肉の取れた僅かに薄めの素晴らしいシェイプとなっております。

そして気になる詳細コンディションですが、まずボディ＆ネック共にリフィニッシュが施されておりますが、前購入者様が1980年代に購入され、その時点で現在同様にビッシリとスパイダーウェブ状の細かなウェザーチェックが入り、年式相応の使用感があり、購入時の説明では1960年代にファクトリーによってリフィニッシュされたものだと説明を受けたそうです。現時点ではリフィニッシュと分からないレベルの違和感の無い経年エイジドが見受けられますが、コントロール部にスイッチを増設したと見られる直径約9mm程度のエキストラホール補修歴が見受けられ、その上に塗装が乗っております。リフィニッシュ度合いの判断は難しくありますが、おそらく上記リペアの際に部分的に軽くカラーを吹き、全体にクリアのオーバーラッカーをした程度で、全ての塗装を剥いでのリフィニッシュでは無いと推測されます。その他変更・リペア歴としては、フレット＆ナット交換、ポット交換（1959年×2、1960×2）バックパネル交換、ペグ交換、ピックガード交換、コントロールノブ交換、ヘッド裏のシリアルはリスタンプになります。細かなパーツチェンジがあるものの、ありがちなネックリペア歴や木工ザグリ歴などは無く、Burstとしての価値はシッカリと残っております。付属のケースは近年物となりますが、Custom Shop TAK MATSUMOTO Les Paul Agedモデルに付属していた雰囲気抜群のエイジドブラウンケースで、こちら単体でもかなり高額なリイシューケースとなります。

サウンド面に関しましては、弩級の価格帯という事もありこちらでは最低限のサウンドチェックをさせて頂き、出力の減衰やガリ等のトラブルが無い事は確認させて頂きましたが、むやみに試奏して個人的な見解でサウンドについてを記載させて頂くのは、ご購入検討されるお客様にとっても、歴史的な価値のある”Burst”にとっても失礼な事にあたると思い、サウンドに対しての説明は控えさせて頂いております。現状にてネックコンディションは非常に良好でトラスも左右ともにシッカリと余裕を残しております。

現在での販売相場としては、年式相応のコンディションでフレット＆ナット交換レベルの変更で4500万円程度、もう少しコンディションが劣るかパーツ変更があるもので3500～4000万円前後、逆にフルオリジナル＆ニアミント～ミントコンディションであれば6000万円オーバーという個体もございます。しかしながら、当時から弩級の高額ギターという事もあり、リフィニッシュされた個体が販売される事は殆ど無く、数年前にネック折れ修復歴＆リフィニッシュの個体が2000万円弱程で早くに売約となっておりました。理由があり通常の相場よりは大幅にお値打ちとなるBurstに関しては、逆にオリジナル度の高い個体よりも早く売約となることが多くございます。今回の一本に関しても上記の通りの変更・リペア歴がございますが、大きく違和感を感じるような内容では無く、王者”Burst”としての貫録を持つ一本ながら、相場を大きく下回る非常にお値打ちな価格でのご案内とさせて頂きます。雰囲気を損ねない内容の変更・リペア歴にて、相場の半値近くの価格となる今回の一本は、またとない”ご縁”になるかと思います。お気になりました方はまずはお問い合わせください。