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今回はナイロン弦ギターを弾く上で一度は憧れる「トレモロ奏法」を使用した曲を弾いてみましょう。もちろんクラッシックの名曲「アルハンブラの想い出」や、カントリー風のトレモロなどで楽しくマスターしていきましょう。
基本的なトレモロ奏法以外の弾き方やトレモロ風のアルペジオなどみなさんのアレンジ力を高めるような内容になっています。
それでは早速始めましょう。
まずは有名な「アヴェ・マリア」のメロディの一部を使用して、“T&m”を交互に弾くカントリー風なトレモロ奏法を弾いてみます。
メロディ音を少し大きく(強く)弾くのがコツです。
■譜例1
次にクラッシックギターの名曲「アルハンブラの想い出」の冒頭部分を弾きながら正統派なトレモロ奏法をマスターします。
親指(T)の後に「r(薬)→m(中)→i(人)」の順で弾くのが基本的な動きになります。まずは前半の4小節を弾いてみましょう。
■譜例2
次に後半の4小節を弾きましょう。
最後にバッハと同時期のヴァイスという人が作曲した「チャコーナ」という曲の1部を抜粋して、アルペジオでのトレモロ風奏法にチャレンジします。
前半は美しいメロディをゆったりと聞かせて後半の細かいアルペジオパートで盛り上げて下さい。
■譜例3
次回からは数回にわたって、お気に入り曲のジャズ風アレンジに挑戦です。
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