Jギター楽器検索 |Benedetto(ベネデット) Guitars Custom Cremona 17inch Thin Body 1978年製 Walnut Burst w/ Vintage DeArmond “First Ever Special Made” ビンテージ

商品説明

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1968年にニュージャージにある個人工房にてギター製作を始め、1999年にはFenderやGuildのアーチトップギターの製作を、2007年からはBenedetto Archtop Guitarsとして多くのビルダーと共に活動を続けております。その顧客にはハワード・オルデン、カル・コリンズ、フランク・ヴィニョーラ、ジミー・ブルーノ、ジョー・ディオリオ、ジョン・ピザレリ、ロン・エスケテ、ジョニー・スミス、ジャック・ウィルキンス、マーティン・テイラー、ケニー・バレル、パット・マルティーノ、ステファン・グラッペリ等々、数え上げればキリが無いほどの超一流ミュージシャン達が名を連ね、世界でトップレベルを誇るルシアーとしてその名を馳せております。その製作品の中でもやはり初期製作品となる個人工房期のVintage Benedettoに関しては別格となり、世界中のプレイヤーが血眼になって探す程の高いクオリティを誇ります。

今回ご紹介させて頂く一本は、その初期製作品となる個人工房期の製作品かつ、最上位モデルのCremonaをベースにベネデット初となるシンボディスタイルを取り入れた17インチアーチドトップモデル。1978年製の一本になります。

まずそのスペックとしては、上位モデルのCremonaをベースに、17インチボディのカッタウェイスタイルにアーチトップ＆バック仕様。ボディトップには厳選されたジャーマン・シルバー・スプルースを採用、ボディサイド＆バックにはフィギュアドフレイムの浮かぶ極上のメイプル材を採用。そしてボディ厚は通常Cremonaでは3インチ（約76.2mm）となりますが、こちらはベネデッド初となるシンボディとして2 1/4インチ（約57.15mm）を採用。ボディトップからボディバックの一番深い部分は3インチとなっております。またフィニッシュカラーはベネデッドの製作品の殆どがナチュラル（ブロンド）カラーとなる中、非常に稀少なウォルナットバーストカラーを採用。ブラックの2トーンサンバーストとも違い、雰囲気抜群のカラーリングとなっております。続いてネックは美しいフィギュアドフレイムの浮かぶ良質なメイプルが採用され、センター部分にウォルナットとメイプル材が複層ラミネイトされた強固な仕様となっております。指板材はエボニー、指板インレイはMOPにてブロックの両サイドが内側にカーブしたカスタムスキャロップド・ブロックインレイが施されております。またボディトップ、ボディバック、ネック、ヘッド、Fホールの全てに施されたマルチバインディング、ブリッジ、テイルピース、ピックガードはエボニーにて製作され、それぞれ芸術的なインレイワークが施されます。ヘッドプレートはウォルナットバール材でテイルピース同様に本モデルならではのモチーフインレイ、そしてブランドロゴインレイが施されております。その他パーロイドで作成されたトラスロッドカバー、チューナーはWAVERLY製オープンギアチューナー、ピックアップにはゴールドのヴィンテージDeArmondピックアップが搭載され、ピックアップにコントロールがマウントされております。

そして気になるサウンドですが、これこそがプレミア化された所以だと、身をもって知らされる唯一無二、史上最高峰の極上サウンドを奏でます。一音一音の粒立ちとアコースティックの良さを最大限引き出した音の芳醇な膨らみ、空気中に溶けていくロングサスティーンと、麻薬的な魅力のあるトーンは流石としか言いようがありません。激鳴り・・・というよりも、ベーシックなジャズサウンドながらも、そのどの部分もクオリティを極限まで上げたという印象を受けます。高音域はハープやバイオリンとも共通する美しく煌びやかな旋律で、音にシッカリと張りがありながらも、耳に痛い音域は全くありません。中域は一本芯が通った前にグイグイ押し出してくるイメージで、ふくよかなアコースティックサウンドとも相まって味わい深い倍音成分を多く放ちます。低域は甘く広がるサウンドながらに音の輪郭がぼやけず、以上なまでに長いサスティーンはボディ内部で何層にもなって熟成され、独自のビブラート感によってサウンド全体をまとめあげてくれます。高いクオリティながらも枯れた奥行のあるトーンで、本当に自分が弾いている音なのかと勘違いするほどに洗練されたサウンドが放たれます。このサウンド経験は他では絶対に味わえない、まさにプレミアムと呼ぶに相応しい一本となっております。また現在は1960～1970年代のヴィンテージディアルモンド・フローティグPUが搭載され、こちらからの出力もギターそのものの良さを損ねる事無く、自然なアコースティックトーンをアウトプットし、アコースティックとしてのご使用はもちろん、アンプからの出力も愉しめるようになっております。

最後に状態としては、各所に細かな打痕やスレ、バックルスクラッチやピッキングスクラッチこそ見受けられますが、43年前の一本という事を考慮すれば充分に美品と呼べる素晴らしい状態をキープ。変更点としては、ペグ交換（前販売時に既にGotoh製チューナーに交換されていました）、ピックアップ交換（おそらくオリジナルと思われるゴールドカバードのフローティングPUが付属。前販売時にはこちらをオリジナルとして搭載。現在はGuild製では無い1960～1970年代のDeArmondが搭載され、こちらはグリニングドッグにてリワウンドされたピックアップとなります。）その他ストラップピン交換、フレット＆ナット、ポット交換が見受けられます。ケースはボディ形状にフィットするカールトンケースが付属致します。（画像参照）

ベネデット製作品の相場としては、現行のCremonaモデルは新品にて30,000ドル、中古相場でも200万円を切る事は殆どありません。個人工房製作期の個体は極端に少なくなっておりますが、最終的には新品にて60,000ドルまで跳ね上がりました。今回の一本に関しては、Cremonaをベースとしながらも、ベネデット初となるシンボディにて特注オーダーされたまさに唯一無二のVintage Benedetto Archtop Guitarです。こちら前所有者様が今ほどに高騰する前に25,000ドルにてご購入されておりますが（現在でもウェブ上にて販売履歴が確認出来ます。）現在の適正価格としては300～350万円前後になるかと思われます。今回販売にあたり、それこそ300万円前後でもお値打ち価格と感じますが、前所有者様からのご厚意もあり、前回ご購入された金額と変わらない、破格プライス248万円から期間限定ながら更に大幅50万円ダウンの198万円にてご案内させて頂く事となりました。当時特別にカスタムオーダーされた特別過ぎる一本ですが、通常のCremonaの中古相場すらも大きく下回る超目玉品ですので、お気になりました方は絶対にこの大チャンスをお見逃しなく。