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Product Description

1969年に創業者である故Bernie Chavez Rico氏によって設立され、変形モデルのパイオニアとして80年代のHR・HMシーンには欠かせないB.C.Rich。厳選された材、カスタムペイント、オールハンドメイドという拘りだけでなく、革新的なヒールレス・スルーネック構造やアクティブサーキットなど様々なアイデアが盛り込まれ、スラッシュやポールスタンレーを始めとした多くの世界的なアーティスト達に愛用され、国内でも山本恭司やHIDE等に愛用されてきたことでも知られます。中でも故バーニー・リコ氏の存命期となる1990年代までの本家USAメイドの作品は、製作本数自体も少なく、以降のモデルとは完全に一線を画し、その凄まじい人気もあり年々高騰を続けております。

今回ご紹介させて頂くのは、B.C.Richの原点でありながらもMockingbirdモデルとならぶB.C.Rich社のフラッグシップモデルEagle。創業者である故バーニー・リコ氏が1999年12月に亡くなってしまいますが、こちらは1997年にバーニー・リコ氏によって製作され、ヘッド裏にもサインが入れられた存命最終期となる稀有な製作品。更にはファーストオーナー様が当時新品にて購入されてから大切にされてきた事が伺えるハンダバージンのフルオリジナルかつ、27年の歳月を無視した奇跡のミントコンディション品になります。

まずそのスペックとして、ボディ構造は上位モデルお馴染みのスルーネック構造となりますが、この時期としては類を見ない程のグレードとなる最高峰の材が採用されております。メイプルネックにメイプルウイング、ウォルナットストリップからなるウッドマテリアルにて、ウイング部分となるボディのソリッドメイプルは、どの角度から見てもギラギラに波打つ強烈過ぎる3Dフィギュアドが浮かび、またエキゾチックウッド寄りのワイルドな杢目と併せて多数のフレックが入っております。スルーネック構造となるメイプルは、ウイングボディ部程ではありませんが、こちらもフィギュアド＆フレックの入った極上材となっており、またボディトップ側はおそらくウイングボディ材と同一の材から切り出したと思われる強烈なフィギュアド材がラミネイトされております。またほぼオールメイプルとなる重厚なウッドマテリアルながら、総重量は約4.05kgと軽量に仕上げられている点も特別な一本だと感じさせます。指板には他ブランドでも上位機種に採用される高級材となるエボニーにて、バインディングと併せて豪華なアバロンによるクラウドインレイが施されておりますが、中でも9F部と12F部のアバロンは虹色に光輝く極上過ぎる発色を魅せ付けます。その他としてはバインディングが施されたウォルナットのヘッド突板にブランドロゴである”R”のパールインレイ、トライアングラー・トラスロッドカバー、ステアステップボタンのGrover製インペリアルチューナー、バダスブリッジ、クリームカラーのエスカッション＆ピックアップカラー、ハードウェアはクロームカラーで統一、ヘッド裏には製作者であるバーニー・リコ氏の手書きサイン、併せてMADE IN USAデカールが貼られております。

極上過ぎるウッドマテリアルに目がいってしまいがちですが、それでも最も特筆したい部分としては、その高い人気を生み出したハイクオリティなサウンドにあるでしょう。ピックアップにはお馴染みのDimarzioにてフロントにDP103 、リアにDP101をマウント。一言で言えばこれぞ”ロック”と感じる力強く奥行のある極上のサウンドキャラクターを持ち、特にハイゲインアンプとの相性は抜群で、ドライブサウンドの中にもツヤがある深いトーンは以降のモデルでは絶対に再現出来ない部分と言えるでしょう。またスルーネック構造ならではのロングサスティーンはただ長く響き渡るだけではなく音の芯をシッカリと残した心地よさが感じられます。加えて非常に高いプレイアビリティとアクティブサーキットの幅広いサウンドメイキング、独自のヒールレス加工によりハイポジションでのプレイもストレスフリーな演奏を可能とします。細部スペックとしてはネックスケールは24.625”とGibsonミディアムスケールより僅かに短いスタイル、10”-16”のコンパウンドラディアス、ネックプロフィールはスリムD、24F、ナット幅は1.68”、コントロール部はマスターボリューム、プリアンプボリューム、マスタートーンの3ノブに加え、3wayピックアップセレクター、Preamp（ブースター）のOn⇔Offスイッチ、６ポジションのバリトーンコントロール、フロントタップ、リアタップ、フェイズのピンスイッチを搭載し、ハイクオリティなサウンドに加えて非常に多彩なサウンドメイキングを可能とし、様々なシーンで縦横無尽に活躍してくれる一本となっております。

最後に状態ですが、こちら1997年製と既に27年の歳月が経過していながら、それを全く感じさせない極上過ぎる状態をキープ。目立ったダメージは一切無く、あえて神経質に見渡してみても、光の角度によって見えるレベルの薄いピッキングスクラッチと、それ以外には極々僅かな保管時の激薄のスレが見受けられる程度。塗装のツヤも非常にキレイに残っており、金属パーツの程度も良好、フレットもほぼ減り凹み無く95%以上と、それこそこのまま新品で販売してもおかしくないレベルとなる、奇跡のミントコンディションです。演奏面においてもネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もシッカリと残っており、電装関係の不具合も一切ありません。もちろん新品当時から改造・リペア歴の一切ないハンダバージンのフルオリジナルとなっております。付属品についても当時の正規代理店である共和商会発行の保証書を始めとする書類一式（画像参照）が揃っており、専用工具やケースキーの欠品もありません。オリジナルハードケースの状態も非常に良好です。

バーニー・リコ氏存命期である1990年代までのB.C.Rich に関しては、以降と比べても全くの別物と言っていいほどに高い人気を誇り、年々高騰を続けております。同じEagleモデルの相場感で言えば1970～1980年代の個体に関してはフィギュアドも薄く使用感の強い個体でも3桁越えが当然、最終期となる1990年代の個体でも60万円前後が相場感となっております。今回の一本に関しては、他を完全に凌駕する極上ウッドマテリアルという点だけでなく、ワンオーナー品のフルオリジナル＆極上ミントコンディションとなっており、適正価格としては70万円オーバーでもおかしくない一本ではございますが、こちら前ファーストオーナー様からの多大なるご厚意もあり、相場を完全に無視した非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。高い人気を誇りながら市場流通の非常に少ないモデルとなっておりますので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非この大チャンスをお見逃しなく。