Jギター楽器検索 |Gibson(ギブソン) Pete Townshend SG Special 2001 Satin Mahogany Red /Dark Rosewood FB /Large PG 3.17kg"P-90 Fat Sound" 中古

商品説明

1952年中期に誕生したレスポール（スタンダード）ですが、1953年後期にはカスタム、1954年中期にはジュニア、1955年にはスペシャルと、多くのモデルが誕生し、現在に至るまで多くのギタリスト達に愛用され続けております。その後メイプルトップを貼らないオールマホガニーボディのSGモデルが発表されSG Standard、SG Custom、SG Special、SG Juniorなどがラインナップされます。

そのSGシリーズの中でも、ピート・タウンゼント、アンガス・ヤング、トニー・アイオミ、エリック・クラプトン、ジョージ・ハリスン、フランク・ザッパ、ポール・ウェラー、カルロス・サンタナ等々、数々の世界的ギタリスト達が愛用する上位機種SG Special。1959年にLes Paul Specialのモデル名よりSG Specialのモデル名へと変更され、1961年初頭にはニュー・レスポールとして今に至るSGシェイプボディへと移行、1963年にはGibson社のレスポール氏の契約が切れSolid Guitarを意味する”SG”モデルへとリネームされます。

結成から63年、メジャーデビューから60年となるThe Who。ビートルズ、ローリングストーンズと並びイギリスの3大ロックバンドとして、荒々しく派手なパフォーマンスや、メンバー個々の高い演奏技術から「世界最高のライヴ・バンド」とも称されるモンスターバンド。その結成メンバーであり楽曲の95%以上を作曲、The Whoの中核を担う代名詞的存在となるのが、ギタリストでありフロントマン、ソングライター、作曲家として、今もなお精力的に活動を続ける生きた伝説ピート・タウンゼンド。1960年代後期から1970年代初期にかけてのライブではThe Whoのコンサートの目玉となるパフォーマンスとして、ことあるごとに愛用していたSG Specialを破壊し、当時のメディアにはタウンゼンドがステージで破壊したためにイギリスではGibson SGがもう残っていない・・・とまで取り上げられていました。

今回ご紹介させて頂くのは、そんなピート・タウンゼンドのシグネイチャーモデルとなるGibson Pete Townshend Signature SG Special。ラージガード、P-90ピックアップ、バーブリッジ、チェリーカラーと特徴的なスペックをもったモデルにて、こちらは23年前の一本ながら、当時から一切のパーツ変更・改造歴の無いハンダバージンのフルオリジナルに加え美品コンディションをキープ。ファーストオーナー様が当時新品で購入されてから大切にされてきた事が伺える一本になります。

まずその基本スペックとしては、フラットトップ＆スラブボディのSGシェイプに、1959年から採用されたダブルカッタウェイのマホガニーボディ。ネックには1968年までの1Pのマホガニーにネックバインディング。ピックガードは1966年以降となるラージガード、バーブリッジ仕様と、タウンゼンドが愛用していた1968年頃のSG Specialモデルを復刻した内容となっております。フィニッシュカラーはチェリーレッドとなりますが、こちらは新品時より経年による風合いを感じさせるサテン仕様。また採用された指板のローズウッドも現行のカスタムショップグレードよりも上だと感じさせる真っ黒なコントラストを持った素晴らしい材が採用されております。4kgオーバー当然のLes Paulモデルと違い約3.17kgと取り回しの良い重量＆スタイルも。指板にはパールドットマーカー（1973～：ブロックインレイ）、モデルロゴ無しのトラスカバー（1973～：SGロゴ）、ミルクボトルスタイルのGROVERロトマチックチューナー、リフレクタートップハットノブ、ブラックカバードのP-990ピックアップ、ヘッドロゴは”i”ドット有り、オープン”o”のシルクスクリーン、ヘッド裏にはMADE IN USA刻印と併せてピート・タウンゼンドのシグネイチャーデカールが貼られております。

そして気になるサウンドですが、大切にされてきた一本ながら元々の採用された材のクオリティも高く、そして23年の歳月により熟成された現行モデルを凌駕する素晴らしいサウウンドを感じさせてくれます。馴染み熟成されていったことにより、セットネック構造ながらスルーネックのような一体感を生み出し、伸びやかで芯を押し出すようなサスティーンに、ピッキングひとつひとつの振動を全体によって震わします。ヴィンテージにも共通する味わい深い枯れたニュアンスを持ち、クリーンアンプでシンプルに弾くだけでも、明瞭ながら味わい深い音の奥行きを感じさせてくれます。またクランチ～ドライブ時のサウンドはスラブボディという事を感じさせない音の太さと硬すぎない歯切れの良いエッジ感を併せ持ち、レスポンスの高いP-90ピックアップの特性をフルに生かした絶妙なディストーションサウンドをアウトプットしてくれます。ピートタウンゼンドファンの方にはもちろん、良いSG Specialをお探しの方にもおススメ出来る本当にサウンドの良い一本です。

最後に状態としては、こちら2001年製と既に23年の歳月が経過していながら、それを感じさせない非常に良好な状態をキープ。サウンドが良い個体がゆえにそれなりに弾かれてはきたものの、前ファーストオーナー様が大切にされてきたことが伺え、演奏におけるピッキングスクラッチや、エッジ部やネックバックを中心とした塗装のツヤが出ている点、目立ったダメージとしては、ボディ下部のサイドエッジに米粒大の打痕がございますが、その他は細かなスレやポツ打痕程度となっており、年式を考慮すれば非常にキレイな美品コンディションです。もちろんパーツ類は当時から一切変更・改造無しのハンダバージン・フルオリジナル。演奏面としてもネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もシッカリと残っており、フレットも目立った凹みもなく8～9部山となっております。付属品としても山野楽器発行の保証書等の書類関係一式、ケースはインナーカバーにピート・タウンゼンドのシグネイチャーロゴがプリントされたオリジナルブラウンハードケースが付属致します。

その高い人気もあり当時の生産本数としてはそこまで少なくないながら、年を追うごとに市場に出回る数が極端に少なくなってきております。直近でも個人売買ですら25万円を超える人気を誇り、市場に出ればその全てが即完売にて、海外では40万円オーバーで販売された履歴も確認出来ます。今回こちら多少の使用感こそあれど年式の割に非常にキレイな状態をキープしたフルオリジナルのワンオーナー品につき、適正価格としては35万円前後になるかと予想されますが、こちら前ファーストオーナー様からのご厚意もあり、即完売間違い無しとなるお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。お探しの方も多い人気モデルとなりますので、是非このチャンスをお見逃しなく。