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Product Description

80年代ロックフリークの渦中、その超絶テクニックで多くのギタープレイヤーの心を釘づけにしたスーパーギタリストReb Beach。SuhrブランドのReb Beach Koaモデルについても多くのシグネイチャーモデルがありますが、レブビーチ本人もライブからレコーディングまで永く愛用し、数々のミュージックシーンを生み出してきました。

今回ご紹介させて頂くのは、Reb Beach本人がSuhrへ直接カスタムオーダーし、実際に本人が数々のライブやレコーディングで愛用してきた実機そのもの。そのオーダー内容も通常のReb Beachモデルとは別格で、まさにReb Beachの為に生まれた一本にて、製作もSuhrの創業当初よりマスタービルダーとして活躍するKenny Gin氏の手腕によるスペシャルオーダー品。加えて製作年が2003年となっておりますが、同年にReb Beachがホワイトスネイクに加入したという事もあり、そこを狙ってオーダーされたとも推測されるプレミアムな一本となります。

まずその特別なスペックとしては、ボディにはスペックシート上では”Koa”の記載のみとなりますが、実際にはコアトップ＆マホガニーバックにて、ボディトップのコアは他に出回る同モデルとは一線を画す極上のカーリーコアが採用され、コア材独特の縦のエキゾチックな杢目に加え、角度によって様々なギラつきを魅せる3Dのフィギュアドフレイムが強烈に浮かびあがります。またセンターブックマッチにて採用する事で、逆V型のフィギュアドフレイムと、V型の縦の杢目が合わさり唯一無二の極上ルックスとなっております。ボディバックに採用されたマホガニーも非常に良質な材が採用されており、総重量は約3.54kgと同モデルの中でも圧倒的に軽量な個体となっております。続いてネックにはお馴染みのパーフェローが採用されておりますが、こちらもスペックシート上では”1 piece Pau Ferro”の記載ながら、実際にはパーフェローネック＆パーフェロー指板の貼り指板仕様にて、採用された材自体も非常に濃いコントラストの素晴らしい材となっております。その他としては、特別仕様となるエングラブドのゴールドブランドロゴ＆ハイグロス仕上げのヘッド、指板ポジションマークはクレイドットマーカー、お馴染みのEven C RB（.8”-.850”）のネックシェイプは薄いながらも強度は抜群で、握った瞬間に弾きやすいと誰もが感じられるようなネックグリップとなっております。指板Rは11”-14”のコンパウンドラディアスと通常の同モデルよりも更にフラットに、ヘヴィーサイズフレットのツバ出し22F仕様、チューナーはレブビーチ氏が好んで採用する巻き付け式のスパーゼル・ノンロッキング、リセス加工の施されたフロイドローズブリッジ、もちろんハードウェアはゴールドで統一、ヘッド裏には本人直筆のサインが入れられ、消えないようにサインコートが施されております。（オカダへ入荷時より塗布済み）

そして気になるサウンドですが、ピックアップはパッシブ仕様＆ダイレクトマウントにて、スペックシート上ではJS Noise free single-B、JS Noise free single-N/M、JST Buckerと記載がありますが、実際にはフロントにはDimarzio DP402、ミドルにDimarzio JVV07の特注ピックアップ仕様、そしてリアにはPU裏面にDSHのモデル名とJohn Suhrのハンドサインが入った特注ハンドワウンドのハムバッカー（ダブルアジャスト・ポールピース）を搭載。厳選された極上材からの恩恵も大きく、他の材を凌駕する味わい深い倍音感と粘りのある芯の太い中低域をもちます。またメイプルよりも硬度の高い性質を持つ稀少材パーフェローは、ボディ鳴りがネックの先までストレートに気持ちよく抜けていき、重厚なロングサスティーンを生み出します。またボディの鳴りをタイトに引き締め上げることで、一音一音のハリと輪郭を際立たせます。それぞれのピックアップキャラクターとしては、フロント＆ミドルのシングルコイルは、ドライブ時でも驚くほどにノイズレスで、切れ味鋭いながらに適度な太さ・パワーを併せ持ち、またリアのハムバッカーは味わいのある図太さと適度なコンプ感、サウンドレンジも非常に広くジャンルを選ばない使えるサウンドです。またPUの組み合わせも非常に良く考えられており、どのポジションでもバランスが絶妙で、材自体が持つポテンシャルを120%に引き出し、繊細さと力強さを併せ持ち、素晴らしいサウンドレスポンスと心地よいサスティーン、流石本人の為に製作されたと感じさせる別格となる”鳥肌の立つ”サウンドをアウトプットします。更に弾き込まれてきたことによるサウンドの熟成については、レブビーチ氏本人の手によるもの・・・という点もファンには堪らないポイントかと思います。

最後に状態としては、ここまでサウンドの良い個体であれば当然とも言えますが、ピッキングスクラッチや各部のスレ等の使用感は否めず、ただプロの取り扱いと感じさせる部分として、落としたりぶつけたりした跡のような目立った打痕はなく、フィギュアドコア＆ナチュラルオイル仕上げという事もあり、傷やダメージは目立ちにくくなっており、ハードウェアの状態も良好の為、一見してキレイな印象を受けます。演奏面としてはネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もしっかりと残っており、フレットも目立った凹みも無く8部山以上残っており、電装関係も問題ございません。付属品としては、ディーラー名の入る部分に”Reb Beach”と本人によるオーダーという事が分かるスペックシート、専用工具やBFTSの説明書等の一式が揃っており、ケースもオリジナルのブラックトーレックスケースが付属致します。

通常モデルとは完全に別格の価値を誇るアーティストが実際に愛用してきた放出品ですが、2019年にもデヴィット・ギルモア氏が本人のコレクションをオークションに出品し、397万5,000ドル（現在レートで約5億8千万円）で落札された事は記憶に新しいかと思います。更に今回の一本については、実際に所有・愛用してきた実機というだけでなく、製作オーダー自体もReb Beach氏本人によるものとなる極めて価値の高いプレミアムギターです。もちろん価格相場は無く、完全に”言い値”な一本ながら、こちら前所有者様からのご厚意もあり、アーティスト放出品としては非常にお値打ちな価格にてご案内させて頂く事となりました。ファンの方なら絶対に見逃せない”一生物”となる唯一無二のコレクタブルアイテムとなりますので、お気になりました方はこの二度と無い大チャンスを是非掴み取って頂ければと思います。

※スペックシートのデイトより2003年製の表記とさせて頂いておりますが、ネックポケット内にはKenny Ginのサインと併せて5/2001の記載があり、製作自体は2001年からと推測されます。ネックエンドには”REBS”の記載があり、REB BEACH SPECIALSの意味か、REB’sの意味になるかと推測されます。