商品説明
他ブランドとは一線を画す稀少材の採用、オーナールシアーであるステファン・ディパーラス氏の完全ハンドメイドにて製作される極限まで高いクオリティにて製作され、2008年NAMMショーの発表以来、世界的に高い人気を集めるD'Pergo Custom Guitars。利益を一切度外視し手間暇を惜しまないスタイルの為、その年間生産本数僅かに15本前後と非常に少なく、国内では幻のギターとまで称されております。また、バークリー音楽大学ギター科の講師であるトモ藤田氏の愛用でも知られ、ネット上にも音源が多くございますが、そのサウンドはもちろん、ルックス、プレイアビリティのどれをとっても超一級となる至高の逸品です。
今回ご紹介させて頂くのは、そのディパーゴのフラッグシップモデルとなるストラトスタイルVintage Classic上位シリーズとなるLimited Collection BZFモデル。そのクオリティは本家マスタビルダーの製作品すらも凌駕すると名高くも、国内への入荷は極めて少なく、ここ10数年の間でも数える程となる幻のモデル。更には前所有者様がコレクション目的にて大切に保管されてきた極上美品コンディションの一本になります。
まずはその贅沢かつ特別過ぎるスペックとしては、レギュラーモデルですら湖や川の底から引き揚げた200~300年前のヴィンテージ材を独自の乾燥方法にて、最高の状態に仕上げた上で使用されておりますが、こちらのLimited Collectionについては、その特別なヴィンテージ材の中でも更に厳選した極上材が採用されております。ボディ材には2PのRecovered Alder、ネック材には1Pの柾目取りかつフィギュアドフレイムの浮かぶRecovered Maple(Certified Primary-Growth)と、他のブランドでは扱う事すら出来ない世界最高峰の材のみで形成されております。ボディフィニッシュには激薄のオーセンティック・ニトロセルロースラッカーにて特注カラーとなるElectric Candy Blueカラーを採用。こちらはFender社のLake Placid Blueに近いカラーリングとなりますが、画像では分かりにくいものの、非常に奥深い色合いで近年の製作品ながらにヴィンテージにも似たインスピレーションを感じさせる激渋のルックスとなっております。ネックフィニッシュは独自のD’Pergo Satin Nitrocellulose Lacquer、ネックシェイプは太目のCに僅かにVも感じるオリジナルプロフィール(.900 Vintage Offset)にて、まるでギターと握手していると錯覚するかのような抜群のフィット感となっております。またモダンFenderよりも若干フラットな10”ラディアスに、指板サイドの丸みを帯びたエッジ加工、フレットサイドの丁寧なロールド加工が施され、軽量かつバランスが良く、フレットアウトやゴーストノートは無く、他のどのハイエンドギターよりも上だと感じさせる、究極のプレイアビリティを実現しております。※その他の詳細については画像のスペックシートにてご確認下さい。
そして何より気になるのはサウンド面ですが、ディパーゴが世界的に高い人気を誇る理由を肌で感じさせてくれる素晴らしい一本。まず生鳴りだけでも鳥肌の立つ感動を覚えます。ただ単にボリュームが大きく激鳴りと評されるギターとはまた別物で、ストロークによる弦の響きは、まるでボディと一体化しているかのような共鳴を感じさせ、それがそのままストレートにネックを通ってヘッドの先に抜けていきます。左手の感覚としては弦を直接握っているかのような痺れを感じさせます。そして本命のピックアップからの出力ですが、搭載されたピックアップは最上位シリーズにも採用されるSignature LTD Hand Woundの’60sシングルコイル(Plain Enamel, AlnicoⅢ)を搭載し、厳選された材のポテンシャルを十二分に引き出してくれます。高音域はハープの様に美しくクリアでタイトなトーンを、中域は”枯れた”サウンドという言葉が良くマッチする倍音感タップリの甘く押し出すトーンを、低域は全体をまとめるベース音として、絶妙な力強さとアコースティカルな広がりを感じさせます。クリーンアンプからのジャジーなサウンドでは思わず生唾を飲み込んでしまう味わい深さを、クランチ~ドライブ時にはブルースロックやロックギタリストの方を虜にする図太く抜けるパンチ力とエッジ感、使用する環境ごとに様々なキャラクターへと変化します。特にクランチ時のハーフトーンは秀逸で、ここまで感動を味わえるストラトモデルは他に例が無く、まさに”至高”と呼ぶに相応しい一本です。同時に入荷したモデルとの差としては、共にVintage Fenderの当たり個体サウンドを再現しておりますが、1956~1957年頃の1Pメイプルネック期と、1961~1962年頃のスラブ期の違いと言うのが表現としては一番伝わるかと思います。
最後に状態としては、2012年製と既に13年の歳月が経過しておりますが、それを全く感じさせない最高の状態をキープ。神経質に見渡せばピックガード上に光にかざして見えるレベルの薄いスクラッチ、金属パーツに僅かな経年劣化、ボディエンドに米粒大の打痕×2(1つは塗装チップ)がございますが、その他目立ったダメージは無く、塗装のツヤも非常にキレイに残り、ボディエンド打痕さえなければ新品時と大きく変わらない極上ニアミントコンディション、打痕を考慮し極上美品コンディション表記とさせて頂いております。演奏面としてもネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もシッカリと残っており、フレットも目立った減り無く9部山以上、もちろん電装関係の不具合もございません。付属品もスペックシート、オーダーシート、オリジナルハードケースが付属しております。
特注製作となるLimited Collectionシリーズですが、こちら2012年の製作時のオーダー価格は12,325ドル(現在レートにて約180万円)+送料、今同内容でオーダーすれば230万円オーバー当然の内容となっております。中古相場としてはD’pergoのどのモデルもそうですが、新品時の価格を遥かに超えるプレミアムギターとなっており、同じLimited CollectionとなるAged Vintage Limitedが16,411ドル(約240万円)で販売されている個体もあり、BZFオプションも考慮すれば適正価格は250万円オーバー当然のモデルとなります。ただ今回、前所有者様からの多大なるご厚意もあり、相場を大きく下回る非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。あまりの稀少度により知る人ぞ知る幻のブランドとなっておりますが、特にBZF仕様は国内外共に全く出回りません。オリジナルヴィンテージを含めこれ以上のストラトはまず無いと言っても過言では無い最高峰の一本となりますので、お気になりました方は是非この大チャンスをお見逃しなく。