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Product Description

Paul Reed Smith社は1985年創業とギターブランドの中では新しくありつつも、世界的な大物プロミュージシャンを含む多くのギタリストに愛用され、現在ではFender社、Gibson社に肩を並べるほど、高い賞賛とその地位を築き上げました。その高いクオリティのサウンド、芸術品のようなルックス、高い演奏性によるモデルは、エレキギターの新しいスタンダードとして確立されております。

所謂Vintage PRSと呼ばれる1985～1991年に製作された初期製作品に関しては、その殆どにハカランダ（ブラジリアンローズウッド）が指板に採用され、そのスタイルがPRS社の礎になったと言っても過言ではありません。その後インディアンローズ指板へと移行した後も、上位グレードのモデルやプライベートストック等の特別なモデルにはハカランダが採用され、他のモデルとの格差が図られております。限定生産のリミテッドエディションとしては、1999年にBrazilian Limited McCartyモデル、2003年にBrazilian Limited Custom 22、Brazilian Limited Custom 24、Brazilian Limited McCarty、Brazilian Limited Santana等の限定生産モデルが発表、翌2004年にはハカランダネックのModern Eagleが発表されます。

今回ご紹介させて頂くのは、Vintage PRSの血脈を継ぐ、フラッグシップモデルであるCustom24のBrazilian Limited Edition。世界500本の限定製作にて、10本の中で最も美しい杢目を持つ一本を意味する極上の10Topグレード・フィギュアドメイプルトップ、1985～1986年頃のカラーリングを彷彿させるダントツ人気のヴィンテージイエローカラー、そして黒々とダークなハカランダ指板が採用された一本。採用されたアバロンインレイも特別なものを、アーティストシリーズ同様にハイブリッドのハードウェアが採用されたPRSの歴史の中でも価値のあるモデル。更には、22年前の製作品であるにも関わらず年式の割に使用感の少ない美品コンディションの一本になります。

まずそのスペックとして、PRSの顔ともなるボディトップには10Topグレードの中でもズバ抜けていると感じさせる極上のフィギュアドメイプルトップを採用。ワイルドで3Dにギラつくフィギュアドと併せて、縦方向の杢目や複数入ったフレックラインが外とは一線を画します。またフィニッシュには、最初期からラインナップされ、PRSイコールのイメージともなるヴィンテージイエローカラーが採用されておりますが、1987年以降のアンバー系の強いコントラストではなく、1985～1986年によく見られた淡いコントラストのカラーリングとなっており、極上トップとのマリアージュはVintage PRSファンにも刺さる最高のビジュアルです。ボディバック＆ネックに採用されたマホガニーも音響特性の良い良質材にて、総重量も約3.81kgとCustom24モデルのベストウェイトです。そしてBrazilian Limitedモデルの主役となるハカランダですが、指板＆ヘッドストック共に黒々としたダークなコントラストを持つ最高峰の材を採用。また指板のバーズインレイ＆ヘッドのシグネイチャーインレイにはプライベートストックのオプションでも採用される美しいピンクハートアバロンを、更にシグネイチャーロゴの下のBRAZILIANの文字はグリーンアバロンリップルを採用し、非常に高い芸術性を感じさせてくれます。その他としては、PRSオリジナルのトレモロブリッジ、PRS刻印のロックチューナー、スピードタイプノブ、ブラックタスクナット、ハードウェアはゴールドとニッケルのハイブリッドと高級感のあるスタイルとなっております。

そして気になるサウンドですが、こちらもVintage PRSを彷彿させる極上のサウンドをアウトプットします。ピックアップには王道のVintage Bass&HFSをノンカバードにて搭載し、PRSの高いポテンシャルをフルに発揮します。高域は非常に煌びやかで角の取れたエッジ感があり、中低域は当たりのレスポールのように深い粘りが特徴的です。また倍音感をシッカリと感じさせるサスティーンもこの時期のピックアップの魅力と言って良いでしょう。サウンドキャラクターとしてはPAFを意識しながらも、オールジャンルに使えるようクオリティを上げた印象が強く、Fender系ではヴィンテージのような枯れた甘いニュアンスを、Marshall系では力強くもサウンドエッジが際立つアグレッシブさも併せもち、まさにオールマイティという言葉がよく似合う一本となっております。

最後に状態としては、こちら2003年製と既に22年の歳月が経過していながら、年式の割に非常にキレイなコンディションをキープ。細かく見渡せば、ボディトップ側はエンド付近に浅い打痕がある程度で目立った使用感は無く、ボディバックは多少のスレやスクラッチ小さな打痕、ボディ外周のエッジに打痕や塗装チップ、ネックは殆どダメージが無く、ありがちなヘッドの先のダメージもございません。またこの時期のPRSには避けれない白濁がカッタウェイ部やトップ全体に薄っすらございますが、むしろそれもVintage PRSの様な良い雰囲気に一役買っております。その他金属パーツに多少の経年劣化こそございますが、トータルで見て年式の割に使用感の少ない美品コンディションとなっております。パーツ類に関しても全て当時のままとなるハンダバージンのフルオリジナル（バックパネルは純正ですが、サイン入りは別保管）。演奏面としてもネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もあり、フレットも目立った部分減りもなく8部山程残っております。もちろん電装関係の不具合もございません。付属品はオリジナルハードケースとトレモロアームとなりますが、前所有者様が通しシリアルの入ったバックパネル、イーグルタグ等の付属品を別保管していた為、現在探して頂いている状況です。※必ずしも付属をお約束出来るものではございません。

500本の限定生産という事もあり、近年では殆ど流通が見られないBrazilian Limitedですが、高騰前の販売履歴では50~70万円前後。今回上述の通り美品コンディションという点に加え、ダントツ人気を誇るヴィンテージイエローカラー＆極上トップの個体、そして現在の高騰を加味すれば80～90万円前後が適正価格になるかと予想されますが、こちら前所有者様からのご厚意もあり、高騰前の相場と変わらない非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。レアモデルに加え、ハカランダ仕様のモデルについては今後も更なる高騰が予想されますので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非このチャンスをお見逃しなく。

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