商品説明
チューブアンプの中でも名器中の名器との評判高いMatchless。そのマッチレスの名を世に広げたといっても過言ではないフラッグシップモデルDC-30。その中でも1989~1997年頃のマーク・サンプソン在籍時の製作品は、以降のモデルとは別格とされる高いサウンドクオリティにて衰える事の無い人気を誇ります。またDC-30のヘッドアンプバージョンのHC-30モデルは、DC-30と比較しても生産数が少なくなっております。
そのサンプソン期の中でも別格とされる、マーク・サンプソンガレージ期の製作品。サンプソン・ガレージ期とは、Mark Sampson在籍期の中でも、Matchlessがまだ大規模な量産体制へ移行する以前の最初期製作期を指し、ノースハリウッドにて、ハンドワイアードによる丁寧な作り込み、初期ならではのパーツ構成、個体ごとの少数生産的なニュアンスを色濃く残した時期となります。
Matchlessの愛用ギタリストと言えば、エリック・クラプトン、ジェフベック、ロバート・クレイ、国内ではChar氏や元JUDY AND MARYのギタリストTAKUYA氏、SUGIZO氏など数え上げれば本当にキリが無い程に世界的に有名なギタリストがこぞって愛用しております。
今回ご紹介させて頂くのは、そのサンプソンガレージ期の中でも別格となるモデル。HC-30のハイパワー仕様として、1991年から1993年の間に僅か25台のみ製作されたHC-85モデル。また基本的にはグレイカラーが殆どとなる中、こちらは過去に一台しかその存在が確認出来ておらず、本機を含め2台しか存在しないとさえるレアなカスタムカラーバージョンのブラックカバリング。更には、こちらで名前こそ出せませんが、国内の有名アーティストがオーダーし、実際にツアー等でも使用されてきたプロビナンスのある特別な一台。またパーツ類は真空管を除いては当時からパーツ変更やカスタム歴の無いフルオリジナル。年式の割に状態も良好かつ、専用設計にて製作されたフライトケース付属のコレクタブルアイテムになります。
HC-85モデルはHC-30(DC-30のヘッドアンプバージョン)のハイパワー仕様モデルとなっており、通常C-30シリーズにはEL84×4を搭載するのに対し、こちらはEL-34×4を搭載し85Wの高出力を実現。ですが僅か25台という限定生産にて1993年には販売終了し、その後はChiefシリーズが誕生します。上記以外のHC-30との違いとしては出力アップにともない電源トランスはWTI 9460B、出力トランスはWTI 9456と、ともに大型の特別な物が採用されており、チョークもWTI 9469と、それぞれC-30シリーズとは異なる特別な仕様となっております。シャーシ内部については勿論ハンドワイアードにてPtoP配線されており、プリ部はHC-30と大差無いものの、パワー部や電源部は全く異なったパーツが採用されております。またHC-85は当時のセミオーダー要素が大きかった為か、こちらの一台に関しては斜めに面取りされたエンボス加工のロゴプレート(1993年までの仕様)に関わらずブルー発光では無くホワイト発光となっております。ハンドルもオリジナルにてクリアでは無く、ブラックのプラスティック仕様が採用されております。
気になるサウンドとしては、初期マッチレスの中でも別格の存在感を感じさせる強烈なモンスターサウンドを放ちます。一般的なDC-30と比較してもEL34管の影響もあり、かなり歪が強くハードロックにもシッカリと対応する咽び泣くような驚愕のトーンはもう堪りません。イメージで言えばプレキシマーシャルの奥行のある味わい感と、60年代Fenderアンプのような音圧感を持ちながら、ガッツリとドライブするといったニュアンスです。クリーン時の煌びやかかつ非常に滑らかなトーン、音量を上げるごとに歪みを増すクランチトーンもかなり秀逸で、更にマスターボリュームを搭載させたことで使う場所を選ばず、稀少価値もさることながら非常に使い勝手の良い一台となっております。
今回の入荷までの来歴としては、ファーストオーナーである国内の有名アーティストがオーダーし、10年以上所有。ツアーにて使用した際、ツアースタッフを経由して前所有者様が20年ほど前に入手しており、その後現在に至るまで完全にコレクションとしてツアーケース(フライトケース)に入れた状態で保管されてきました。その為、状態としては、若干の小傷やスレこそ見受けられますが、年式を考慮すれば非常に状態の良い美品コンディション。演奏面としては未使用期間が長かった為に若干のガリが生じておりますが、使用していく中で消えるレベルかと思われます。パーツ類に関しては交換・改造無しとなるハンダバージンのフルオリジナルコンディション。プリ管のカバーが1つ欠損しております。また電源ケーブルは付属しておりません。現在搭載されている真空管は下記の通りです。
【搭載チューブ】
・TELEFUNKEN EL34 52045 ×4
・National 12AX7A / ECC83
・GoldAero 12AX7A / ECC83
・メーカー不明 12AX7A / ECC83×2
・National 6267 EF86
HC-85モデルに関しては、サンプソンガレージ期にしか製作されていない、世界に僅か25台のみとなる幻のモデルとなりますが、その中でもカスタムカラーバージョンであるブラック・カバリングの個体は、こちらの一台とtetsuya氏(L’Arc-en-Ciel)が所有しているものしか販売歴がありません(年式も同じ1993年製となります)。こちらの一台についても、上述の通り国内の有名アーティストがオーダーし、実際にツアー等でも使用されてきたプロビナンスのある特別な一台。加えてハンダバージンのフルオリジナル、美品コンディションかつ、専用設計にて製作されたフライトケース付属のコレクタブルアイテムです。
あまりに希少なモデルが故に、通常のグレイカラーの個体ですら殆ど販売歴はございませんが、当店にて高騰前となる8年前に1993 HC-85 Grayの個体を販売した際の価格でも約75万円。昨今の円安や楽器業界全体の高騰を考慮すれば、今でいう120~130万円程の価値があり、更に今回の一台に関しては非常にレアなカスタムカラーにつき、適正価格としては150万円前後、有名アーティスト放出品というプレミア価値を加えれば200万円オーバー当然の内容となっております。ただこちら前所有者様が、ファーストオーナーである有名アーティストから譲り受けた事を内緒にする前提にて入手されております事もあり、またオーダー&所有のエビデンスがありませんことから、そこのプレ値は無いものとさせて頂いた上で、破格特価にてご案内させて頂く事となりました。アンプ単体で見た場合でも、チューブアンプの最高峰だと感じさせてくれる最高のアンプとなっておりますので、お探しだった方はもちろん、一生物のアンプを・・・という方は是非この二度と無い大チャンスをお見逃しなく。