1932年ペンシルベニア州に生まれたJose Oribe。元々は航空技師としてのキャリアを持ちながら、クラシックギターの音色に魅了され、1962年よりカリフォルニア州ビスタへ工房を構え、本格的にギター製作を開始します。その後1973年にはカリフォルニア州サンディエゴ郊外へ工房を移し、以降は製作家としての活動に専念していきます。精密な設計、厳選された材、そして音の美しさを追求した高い完成度から、アメリカを代表するクラシックギター製作家のひとりとして世界的に高い評価を獲得。特にシダー材を用いたモデルでは、深く豊かな鳴りと、芯のある美しいトーンに定評があり、同時代ラミレス系の系譜と並び称されつつも、より温かく健やかな音色傾向を持ち”The Cedar King”と呼ばれる世界的な評価を確立しました。
国内外を問わず流通数の少ないJose Oribeの中でも、最上位モデルとなるGran Suprema。単に高級材を使用したクラシックギターというだけではなく、他ブランドとは一線を画す端正な作り込み、オリベの本領とも言えるシダーとココボロの組み合わせによる豊かな鳴り、そして30年以上弾き込まれた熟成感が合わさった、非常に魅力的な一本です。オリベ氏自身2010年代には製作を終了し、本人製作による新品を手にすることは叶わず、中古市場は年々高騰を続けており、現在ほぼ同スペック(シダー、ココボロ、652mm)の2007年製 Gran Supremaが19,995ドル(≒320万円)で販売されている個体も確認出来ます。また現在国内にて同時期・同スペックの個体が、木部クラック有り、ブレーシング補修歴ありの状態にて115.5万円で販売しているものも考慮しますと、こちらクラック無し、ケースキャンディ個体の適正価格は150万円前後になるかと予想されますが、今回前所有者からのご厚意もあり、相場を下回る非常にお値打ちな価格にてご案内させて頂く事となりました。今後の更なる高騰も予想されるワンランク上の一本となっておりますので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。
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