福田 寛紀 Hironori Fukuda 2026年 日本 650mm 松 マダガスカルローズウッド
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板:セラック
:横裏板:セラック
糸 巻:バーネット
弦 高:1弦 3.0mm / 6弦 4.0mm
[製作家情報]
福田寛紀 Hironori Fukuda 1974年生まれ。大阪府高槻市に工房を構えるクラシックギター製作家。大学時代にクラシックギターと出会い、もともと物を作ることを好んでいたことから、次第にギターそのものの構造と音の成り立ちに強く惹かれ、製作の道を志すようになります。氏が自身の大きな転機として語るのは1998年にギタリスト北口功のコンサートにおいて、1933年製のサントス・エルナンデスの音に衝撃を受けたことで、このサントスは横裏板がメイプル仕様であったことから、その後のギター製作においてメイプルのモデルは音響的にも美学的にも特別にコンセプチュアルな意味を持つようになります。その後独学で木工と製作を学び(ここで彼が参照した資料の一つが禰寝孝次郎 Alberto Nejime Ohno著の製作マニュアル)、2001年に最初のギターを完成させます。その後も製作と修理の経験を重ね、トーレスや前述のサントスなど歴史的名器も実地に検分、研究する機会を得るなどして研鑽を積んでゆきます。そして2007年にはスペインの名工ホセ・ルイス・ロマニリョスがシグエンサの地で主宰するギター製作講習会に参加、世界各国の製作家と製作を共にするとともに(長きにわたって開催された同講習会には尾野薫、田邉雅啓、中野潤、佐久間悟らも過去に参加しています)、偉大なマエストロの仕事を間近で学んだことも氏の製作哲学に深い影響を与えています。
2019年、スペイン・グラナダで開催された第3回アントニオ・マリン・モンテロ国際ギター製作コンクールで3位入賞。その後同コンクールに再挑戦した2024年の第7回において優勝を獲得します。このメモリアルとしてアメリカのクラシックギターショップ Guitar Salon International(GSI)で氏のギターがラインナップされ、文字通り国際的な評価の高まりを見せることになります。翌2025年には会社員としての職を辞して製作家として独立し、現在は高槻市の工房で製作を続けています。
上述のトーレス、サントスといったスペインギター伝統工法を基礎としながらも、現在の氏のモデルはすべて自身によるオリジナルの設計によるもの。その言葉のとおり、スペインギターの本質と言える色彩感のある音色と歌う楽器を標榜し、クラシカルなものの現代における慎ましい提案ともいえるモデルとなっています。木材の選択、工法、接着から塗装に至るまで妥協せざるこだわりの工程が徹底されており、さすがに厳しい審査のグラナダコンクールで優勝しただけあり、可能な限りの手仕事と自然素材による精緻な造作は、そのオリジナル性と審美的感性においても実に瞠目すべきものがあります。
[楽器情報]
福田寛紀 2026年 オリジナルモデル(Class100) No.32 新作です。 自然そのものに語らせるような落ち着いた佇まいのなかに細やかな神経が行き届いた外観、その精緻と相同するようにしてすぐれてバランスフルな音響が聴かれる、その国際的評価にふさわしいすぐれたモデルです。ギターショップアウラでの初入荷となります。
まずは上述のその外観において、木の質感をぎりぎりのところでコーティングする繊細なセラック塗装と、全体に柔らかな色味(表面板のヨーロッパスプルースと横裏板のマダガスカルローズウッドの薄茶との対比による)で統一された中心に、アルハンブラ宮殿の装飾文様をモチーフにした静かな存在感のあるロゼッタ、そしてこれもどこか民族的な意匠を洗練させたようなヘッドデザイン、トーレスの有名な「ラ・レオナ」のそれをモデライズしたどこかクラシカルなブリッジプレートに至るまで、工芸的な完成度の高さが見事。ちなみにサウンドホールラベルも極めてシンプルながら、ブランドイメージとそして楽器全体のアクセントとしてもしっかり融和しておりこちらも秀逸です。
表面板の力木構造もオリジナル設計の特徴的なもので、サウンドホール上側(ネック側)に大小2本、下側(ブリッジ側)にも1本のハーモニックバーを設置し、サウンドホール周りはロゼッタのエリアを完全にカバーするように同心円状の円形補強プレートが貼られています。サウンドホール上下すぐのところに設置された上述のハーモニックバーは2本とも高音側と低音側に高さ3mmほどの開口部が、ホール周りの円形プレート縁から横板のライニングに至るまで設けられています。またこの円形プレートはその円周をハーモニックバーに当たるところでストップさせず、そのまま下を貫通させており円形を維持しています。ここまでが表面板上部の設計で、下部エリアは左右対称7本の扇状力木、これらの下端を高音側低音側でそれぞれ受け止めるようにして逆ハの字型に配置された2本のクロージングバー、そして7本の扇状力木のうち中央5本の範囲のみを跨ぐようにして一本のトランスヴァースバーが設置されており、5本の力木とこのバーとの交差部分は密接に組み合わされています。レゾナンスはGの少し下に設定されています。トランスヴァースバーの設置からフランスの名工ロベール・ブーシェそしてアントニオ・マリン・モンテロのギターを想起させるのですが、福田氏はここでこのバーの位置を駒板の上縁から1cm、さらに厳密に言えばブリッジサドルの位置から2cmサウンドホール側に寄せて設置しています(ブーシェとマリンはブリッジサドルの位置に設置)。また先述のホール上下2本のハーモニックバーに設けられた開口部もまたその範囲が広く(実際円形プレートと接している範囲以外は表面板から浮いている状態)、この発想だけをとってみればモダンギターにおける構造との類似を見ることも可能でしょう。そして扇状力木の本数もブーシェ/マリンは基本5本であるのに対し7本となっており、しかしトランスヴァースバーの設置範囲は5本のみという、緻密な興味深いアプローチが実践されています。
基盤となるスパニッシュギターの伝統、そしてブーシェ/マリン的なグラナダ性との深い関わりから、おそらく誰もがサントス~グラナダスクールの正統的な音色を想起するところですが、本器においてはそれとまた異なる音響が達成されていることは特筆すべきことでしょう。硬質な弾性感とともに艶やかで整った音像がパッと現れ、そのひとつひとつは見事に粒がそろっており、音響全体で一つの位相、一つの声を形成するように統一されています。点と点が有機的につながり、低音から高音までの線の形成、和声における統一感と明確な分離といった鍵盤的とも言える音響設計はこれだけを特徴として抽出するとあのヘルマン・ハウザーと比較することのできるものですが、ハウザーの厳格でほとんど唯物的な楽音に比べ、氏の本器のははるかに親密でより情景的な楽音ということができます。実に明晰なきりっとした表情で、自然な力強さがあり、まさしくその外観のイメージと相同する響きが大変に魅力の一本です。
弦長は650mm。出荷時の弦高値は3.0/4.0㎜。
| 商品名 | Hironori Fukuda [福田 寛紀] クラシックギター |
|---|---|
| 商品ID | 1640113 |
| 楽器カテゴリ | ギター/ベース/弦楽器 > クラシックギター/フラメンコギター > クラシックギター |
| ブランド | Hironori Fukuda [福田 寛紀] |
| 型番・モデル | クラシックギター |
| 楽器区分 | 新品 |
| 年式 | 2026年 |
| 程度 | NEW : 新品 |
| トップ材 | スプルース(松) |
| サイド&バック材 | マダガスカルローズウッド |
| カラー系統 | ナチュラル/木目系 |
| 生産国 | 日本 |
| 弦長 | 650mm |
| ケース | ケース別売り |
| 付属品 | クロス |
| 公開日 | 2026/10/01 |
| 更新日 | 2026/10/01 |
| 住所 | 〒110-0004 東京都台東区下谷3-3-5 アズール上野2F![]() |
|---|---|
| アクセス | 営団地下鉄日比谷線 入谷駅下車。 3番出口(上野方面行きの場合)又は4番出口(三ノ輪方面行きの場合)より徒歩5分。 JR山手線 鶯谷駅下車(南口)より徒歩10分。 近くにコインパーキングあり。 |
| TEL / FAX | TEL:03-3876-7207 / FAX:03-3876-7206 |
| 営業時間 / 定休日 | 営業時間 11:00~19:00 / 定休日 毎週水曜日 |
| ホームページ | http://www.guitarra.jp/ |
| 取扱商品タイプ | 新品, 中古, ビンテージ |
| 取扱商品カテゴリ | アコースティックギター/エレアコ, クラシックギター/フラメンコギター, ギター・ベース・弦楽器用アクセサリ/ケア用品, その他の楽器, CD/DVD/書籍/楽譜/教則本 |
| 対応サービス・設備 |
|
| Jギター決済 |
| 店名 | ギターショップ アウラ |
|---|---|
| 所在地 | 東京都台東区下谷3-3-5 アズール上野2F |
| メールアドレス | info@guitarshop.jp |
| 営業時間 | 営業時間 11:00~19:00 |
| 販売事業者 | |
|---|---|
| 代表者又は責任者 | |
| 所在地 | - 0 |
| 電話番号 | -- |
| 販売価格 | |
| 販売代金以外に必要な手数料等 | |
| 支払方法及び支払時期 | |
| 引渡時期 | |
| 申込み有効期限申込み有効期限 | |
| 保証 | |
| 返品・交換・キャンセル | |
| 販売数量制限その他の特別な条件 |
| 名称 | 株式会社アウラ |
|---|---|
| 許可を受けている公安委員会 | 東京都公安委員会 |
| 許可番号 | 第306619505019号 |

委託販売、買取、下取りのお申し込みは随時受け付けております。
現役の手工製作家によるメンテナンスチェックを実施し、楽器の状態を確認させて頂き正確な査定を致します。
大切な楽器を、「安心」と共に次のユーザーへと引き継ぐことを心掛けています。

確かな技術で、楽器の故障状況を的確に把握し、また、隠れた故障、潜在的な故障を見逃すことなく、適切な修理方法をご提案致します。
深刻な故障でもあきらめる前にまずはご相談下さい。
割れ、はがれ、傷等の破損や故障の補修。音質改善のためのナットとサドルの調整。
弾き心地改良のためのネック反り補正や、弦高、弦幅等を奏者に合わせるフィッティング調整。
更に再塗装、塗り重ね、フレットや糸巻きの調整や交換等の経年劣化に対しての補修、修理まで専門家の知識と技で、あらゆる問題点に関してのご相談、見積もり、リペアまで責任を持って承ります。担当制で木曜・土曜・日曜に各製作家がギターショップアウラに常駐しております。
お困りのことが御座いましたらお気軽に電話でご相談ください。
また、各担当製作家は、スペイン伝統工法に忠実に則り楽器を製作している現役製作家。
使用材からネック幅、弦幅、弦長などディテールを細かく指定出来るオーダーメイドについても製作家と直接ご相談頂けます。
名工から譲り受けた貴重材を使用するプレミアムオーダーメイドも受け付けております。




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