Jギター楽器検索 |JS Guitar (John Suhr Guitar) Custom Dinky Strat SSH FRT 1997-98年製 Porsche Red w/Killer Figured Neck "First Suhr Custom #071" 中古

商品説明

1980年にニューヨークのRudy Pensa氏のショップ『Rudy’s Music』にリペアマンとして入社し、1985年頃には連名ブランドであるPensa Suhrブランドをスタート。1991年にはCustom Audio Amp社にて名機OD-100の設計・開発に携わり、その後1993年にはFender社に入社し、マスタービルダーに抜擢されるなど数々の偉業を成し遂げてきた生ける伝説のビルダーJohn Suhr。1997年に自身のブランドであるSuhr Guitarsを設立し、ハイエンドギターの雄として現在に至るまで多くの大物ギタリスト達に愛用されるギターを生み出してきました。

今回ご紹介させて頂くのは、Fender社でのマスタービルダーとして活動からSuhr Guitarsブランド（John Suhr Technology社）の立ち上げまでの期間に、僅か100本足らずのみの製作と言われる極めて最初期のJS Guitarブランドでの特別過ぎるカスタムオーダー品。ヘッドロゴも現在に至るまで採用されている”Suhr”ロゴでは無く、全く異なるフォントでの”Suhr Custom”ロゴが採用されます。その極めて高いプレミア性は国内流通はほぼ皆無、極々稀に海外市場で販売される事もありますが、10,000ドルを切ることはまず無く、状態によっては20,000ドル前後でも取引される程の”幻”のブランドとなります。

まずこちらの一本のオーダー時の経緯については付属のスペックシートからある程度が読み取れますが、Customer name（注文者名）の欄が『Intertune』となっている事から、外部からのオーダーでは無く、Suhr Guitarsの立ち上げにあたり製作した一本と推測されます。またAdditional Instructions（追加指示項目）には『like #002』の記載がある事からも、独立してすぐのＪＳ Guitarブランドとして2本目に製作した個体を見本として製作された個体という事が分かります。

続いて本機のスペックですが、ボディ材には厳選されたアルダー材が採用され、当時のロックフリークを感じさせるレアカラー”Porsche Red”にてフィニッシュ。ネックには現在のカスタムオーダーでは不可能と言っても過言では無い、強烈過ぎる超極上のフィギュアドメイプルが1Pにて採用されており、ワイルドに入ったフレイムキルト、ビッシリと埋め尽くされたバーズアイ、また下の杢目もエキゾチックなフラットソーン（板目取り）となっております。その他として、ヘッドにはこの限定された時期のみとなる”Suhr Custom”のブランドロゴ＆シリアル、ブラックドットポジションマーク、6105ミディアムジャンボサイズのツバ出し22F仕様、パールホワイトピックガード、パーロイドボタンのシャーラーM6miniロッキングチューナー、ブリッジはリセス加工の施された希少なオリジナルのフロイドローズトレモロが搭載されております。ネックシェイプは今で言うEven C Slim系0.78””厚のグリッピングにグロスフィニッシュ、ナットワイドは1.65”（≒約41.9mm）、指板ラディアスは12” R、その他指板サイドの丁寧な仕上げやヒールレスカット等の高いクオリティが感じられます。

そして気になるサウンド面ですが、これぞハイエンドギターの頂点と言っても過言では無い凄まじく高いサウンドクオリティとプレイアビリティを誇ります。サウンドキャラクターとしてはFender黄金期のヴィンテージギターとも共通する味わい深いサウンドに演奏性の高いモダンなテイストを併せ持ち、低域から高域まで繋がるように抜ける美しい鈴鳴りは四半世紀以上の歳月を経てシッカリと熟成され、単純なストロークでも奥行のある枯れた味わいを感じさせてくれます。加えてプラグインを試みてみると、”当たり”のヴィンテージギターを弾いた時同様の鳥肌レベルの感動が込み上げます。まずクリーンで個体本質を確かめると、煌びやかな高音域は耳に触る音域が無く、色っぽい魅惑のトーンを奏でます。また中低域にしても非常にコシと太さがあり通常のストラトよりも協調されながらも、コード感が素晴らしく、特にクランチ気味にした際のハーフトーンは秀逸としか言いようがありません。そして一転してドライブアンプと併せてみれば、大音量のオーバードライブ時でも切れ味の鋭いエッジ感を感じさせ、個体の芯の強さを前に押し出してくれます。加えてサウンドレスポンス、倍音感、立ち上がりの速さ、ロングサスティーンを持ち、ハイエンドギターの理想を形にした一本となっております。

※オリジナルの電装関係はV60’s・V60’s・JST Bucker(ノンカバード)にトーンポットのPush⇔Pullにてミッドカットコントロール仕様となっておりますが、現在はLollar Special S×2、Lollar Imperial Low Windにノーマルの1Vo、1Toneとなっております。また交換用としてLindy Fralin Real ‘54×2、Seymour Duncan SH-1、オリジナルのアッセンセットが付属致します。オリジナル同様のPU＆配線に交換ご希望の場合には別途ご相談下さい。

最後に状態としては、とても25年前の一本とは思えない極上美品コンディションをキープ。米粒大の打痕が数か所と、バックコンター下のエッジ部に塗装チップが見受けられるものの、その他は薄いスレ程度と使用感は非常に少なく、ありがちなボディバックの深いバックルスクラッチも無く、ピックガード上のスクラッチも軽微です。ピックガードに経年による色焼けが若干あるものの、金属パーツの状態も良好で、フレットも8～9部山と総合的に見てニアミントとまではいかないものの、年式を考慮すれば非常にキレイな極上美品となっております。演奏面としてもネックコンディションは良好、トラスの余裕もしっかりと残っております。付属品としても以降の物とはフォーマットの違うスペックシート、オリジナルのブラックトーレクッスケースが付属致します。

製作本数は100本未満と言われていることを裏付けるよう、市場流通は極めて少なく、国内の過去販売歴を殆ど無く、海外にて5～10年前にて数本の販売履歴が確認出来る程のウルトラレアな”Suhr Custom”ブランド。海外の販売金額を適正とするのであれば昨今の高騰を加味して200万円オーバーでもおかしくないプレミアムギターとなっておりますが、今回前所有者様からの多大なるご厚意もあり、10年程前に販売された際と同等となる非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。非常に高額ながら、価格以上の価値があるコレクターズ・プレミアムアイテム。海外からのお問い合わせも非常に多くなるかと思われますので、幻の”Suhr Custom”をお探しだった方はもちろん、お気になりました方は二度とないこの大チャンスを絶対にお見逃しなく。