Jギター楽器検索 |Gibson(ギブソン) Custom Shop Historic Collection 1959 Les Paul Standard Reissue 2003 Washed Cherry w/Dark Rosewood FB EX+++ 3.88kg #3939 "Killer Top & Hi-Grade Wood" 中古

商品説明

Gibson社のフラッグシップモデルであり、もはやエレキギターの代名詞とも言える”Les Paul”モデル。どんなモデルよりも最も有名かつ多くのアーティスト・ミュージシャンに愛用されてきました。その中でも特に人気が高く、別名”Burst”と呼ばれる59年製レスポール。1982年よりレギュラーよりも厳選された材にて生産されるヴィンテージ・リイシュー（復刻）シリーズが発表され、1993年には米国Custom ShopにてHistoric Collectionとして確立致しました。（国内入荷は1995年より）

今回ご紹介させて頂く一本は、特別ラインとなるBZFモデルを発表した2003年後期に製作された1959 Les Paul Standard Reissueモデル。約3.88kgの超軽量個体に加え、オリジナルBurstを彷彿させるワイルドで強烈なトップ材、フィギュアドライクなギラつきをもった良質なマホガニー、そしてハカランダスペック期（#9 3001-9 3674シリアル）ではないものの、ハカランダの可能性も捨てきれない指板を採用した、素晴らしいウッドマテリアルを誇る一本。更にはハンダバージンのフルオリジナルに加え、22年前の製作品ながら目立った使用感の無いニアミント手前の極上美品コンディションの一本になります。

そのスペックとしては、まずレスポールの”顔”とも言うべくボディトップには、他とは一線を画すインパクト抜群の強烈なフィギュアドメイプルに圧倒されます。フィギュアド自体、非常にワイルドな霜降り系のフレイムとなっており、その中にバーズアイの様な珠歪も見受けられます。また縦方向の杢目がハッキリと走っており、記載はありませんがハードロックメイプル系のヴィンテージファンには堪らないルックスとなっております。フィニッシュのウォッシュドチェリーカラーは赤の強い所謂チェリーサンバーストのアウトラインが、経年によって赤がオレンジにフェイドしていった変化を再現したカラーにて、極上の杢目を持つトップ材との最高のマッチングを魅せ付けてくれます。仕上げはVOS登場前のグロスフィニッシュとなっております。ボディバック＆ネックにはヴィンテージにもよく見られる、角度によってフィギュアドライクなギラつきを持った非常に良質な材が採用されており、総重量は約3.88kgとこの時期としてはズバ抜けて軽量な個体となっております。そして指板に採用されたローズウッドですが、通常#9 3001-9 3674シリアル以降の2003年製に関してはマダガスカルローズウッドまたはインディアンローズウッドが採用される中、赤茶系ながら深みのあるダークなコントラスト、その中に走る強い黒の”うねる”ような杢目、オイリーな導管や質感等より、ハカランダ（ブラジリアンローズウッド）の可能性が捨てきれない素晴らしい材が採用されております。（インディアンローズの場合は、導管が細くオイリーさは無く、ホンジュラスローズの場合にはもう少し導管が細かく、マダガスカルローズの場合には杢目が太く紫がかります。他でも2002年から2004年にかけて公式では無いものの少なからずブラジリアン指板スペックで出荷されたものが見受けられます。※当時のワシントン条約の絡みも関係あるかもしれません。）

ここまで素晴らしい材が採用されるとなると、期待すべくはそのサウンドですが、初期製作品が特に評価の高いというのをサウンドにて裏付けてくれます。まず生鳴りだけでも倍音感を多く感じ取れる極上の枯れたヴィンテージライクなトーンは素晴らしい以外の言葉が出てきません。更にプラグインを試みてみると、これが”Burst”と呼ばれる最上級のレスポールサウンドであって、今までのヒスコレは何だったのかと思ってしまうほどの極上のトーンを放ちます。ピックアップにはオリジナルのBurstbucker #2& #3を搭載し、特にクリーン～クランチが異常なまでに味わい深く、中低域は太く芯がありながらパワーと繊細な甘さを併せ持ち、高音域は細かなピッキングニュアンスも全て煌びやかな魅惑のトーンを奏でてくれます。またオーバードライブ時にはズバっときまるエッジ感ありながらも音の芯をシッカリ残した最高の武器となります。もちろんオリジナルバーストのサウンドも個体差がございますが、ヴィンテージと共通する良さを感じて頂けるかと思います。

最後に状態としては、この時期ならではの経年によるアニリンダイの赤のフェイドやバインディングの焼け、金属パーツに若干のくすみ、ダメージとしては細かな薄いスレやスクラッチ、ポツ程度の打痕、11F裏にスタンドによる塗装変化が見受けられますが、塗装のツヤもキレイに残っており、特筆するような大きなダメージは無く、2003年製と既に22年の歳月が経過している事を考慮すれば、ニアミントと言っても過言ではありませんが、控えめにニアミント手前の極上美品として判断しております。演奏面においてもネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もしっかりと残っており、フレットに至っては大きな凹み無く7～8部山程残っております。勿論電装関係の不具合も無く、パーツ交換歴の無いハンダバージンのフルオリジナルコンディションです。また付属品についても当時の認定書やワランティ、正規代理店である山野楽器の保証書、マニュアル等の書類関係等の一式（画像参照）が付属致します。もちろんケースもオリジナルのブラウンケースが付属致します。

昨今のコロナ禍、円安の影響もありGibson社の殆どのモデルの生産本数が減り、新品定価も上がり、中古相場も軒並み高騰を続けております。特にヒスコレ1959モデルは高騰しても次々に売約となっていく非常に高い人気が伺えます。こちらの一本につきましては、初期ヒスコレの中でも特に評価の高いBZF期同様の2003年製、かつ他を凌駕するウッドマテリアル、ニアミント手前の極上美品と、直近数年で市場に出た同じ2003年製モデルの中でも群を抜いた素晴らしい一本です。それらを考慮しての適正価格としては80万円前後になるかと予想されますが、今回前所有者様からのご厚意もあり、同年の使用感の強い個体や、パーツ交換のある個体、またトップの目がそこまで良くない個体等の相場と変わらない非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。今後の更なる高騰も予想される一本となっておりますので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は絶対にこのチャンスをお見逃しなく。

※指板のハカランダか否かの判断には、ヴィンテージの査定担当ならび、アコースティック＆ウクレレの製作ビルダー、木材の仕入れ等に長く携わるスタッフにて確認の上で上記説明文を作成致しておりますが、公式スペックでは無い為、断定してのご案内ではございません。