商品説明
1956年生まれ、長野県茅野市に工房を構えるベテランルシアー茶位幸秀。
父・茶位幸男のもと、少年時代から手工ギター製作を学びました。完全手工による丁寧なスパニッシュスタイルの造りと、日本人の身体に馴染む演奏性、太く柔らかな低音と甘美な高音を持つ作品で高い評価を受ける、国内屈指のクラシックギター製作家です。
本器は、19世紀フランスの名工ルネ・ラコートの優美な様式を、茶位幸秀ならではの感性と現代的な演奏性で再構築したロマンティックギター、Lacote styleのUSED品。
トップ:スプルース
サイド&バック:インディアンローズウッド
ネック:セドロ
指板:エボニー
ブリッジ:ローズウッド
ペグ:オリジナル
その他:50mmナット幅、630mmスケール、モザイクロゼッタ
19世紀フランスを代表する製作家ルネ・ラコートの楽器を思わせる、なだらかな曲線と引き締まったウエストを持つ小振りで優雅なボディシェイプが最大の特徴です。端正なスプルーストップには繊細なモザイクロゼッタを配し、深い褐色を湛えたインディアンローズウッドのサイド&バックが格調高い佇まいを演出。華美に走ることなく、木材の美しさと均整の取れた造形によって19世紀ギターの気品を表現しています。ラコートは19世紀フランスにおいて特に重要な製作家の一人とされ、その作品は明瞭な発音、素早いレスポンス、サイズを超えた響き多くの愛好家によって演奏されました。
630mmのショートスケールと50mmのナット幅により、現代的なクラシックギターと比べて左手の移動が軽快で、和音の押弦や広いストレッチも無理なく行えます。音の立ち上がりは非常に速く、一音一音が明瞭でありながら、硬質になりすぎず、茶位作品らしい柔らかな感触とほのかな甘さを備えています。低音は小型ボディとは思えないほど芯が太く、高音は透明感と落ち着きを両立。倍音を過度に広げず、旋律の輪郭を美しく描き出すため、古典派から初期ロマン派のレパートリーはもちろん、繊細なニュアンスを重視する現代曲にもよく馴染みます。
シェラック塗装であろうトップには特有の全体的にキズが多くみられますが、その他は大きなキズもなく、ネックを含め演奏面のコンディションは良好です。
日本を代表する名工が、19世紀フランスの美意識と自身の持ち味を融合させた稀有な作品。取り回しに優れたサイズ感、繊細なレスポンス、静かな気品を備えた佇まいまで、一般的なモダンクラシックギターとは異なる魅力を存分に味わえる一本です。
Condition : EX+
Top : Solid Spruce
Side & Back : Solid Indian Rosewood
Neck : Cedro
Finger Board : Ebony
Bridge : Rosewood
Bracing : Fan Bracing
Back Construction : 2p
Neck Width At Nut : 50mm
Scale Length : 630mm
Tuning Machine : Original
Rosette : Mosaic
Case : w/HC
修理・改造履歴 : 詳細はお問い合わせください。
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