商品説明
製作者はヤス・ヤマモト氏、北海道で2008年に製作されたとしか分からない。
同氏のプロフィールについては、当店が所有する色々な資料を調べても一切判明しなかったことから、はなはだ失礼な言い方になるが、プロとして継続的にギター製作を続けられた方ではないと思う。
全体の作りとしては、やや荒削りで少し無骨な感じがある
使用材の板厚も分厚く、がっしりと重量のあるギターである
その使用材だが、表面板は特徴的な木目から北海道産のエゾ松、側板&裏板はウォルナット、指板はエボニーで、比較的に新しい年代の製作にもかかわらず、なかなかの希少材が使用されている。
音色については言葉で表現するのは難しいが、サウンドイメージとしてはマホガニーボディとローズボディの中間にある感じで、柔らかな上品な響きがある。
他のギターでは、なかなか耳にすることがない、個性的なサウンドと思う。
状態としては、弾き傷&打痕など散見され決して美品とは言えないものの、中古ギターとしてはまず平均的な状態である
ネックは正常、指板&フレットにもあまり使用感はない。
12フレット弦高は、6弦側4.0㎜、1弦側3.0㎜、の標準値で
弦のテンションも柔らかいので、弾き易い部類に入る。
さらなる弦高調整については、サドル残が2㎜程度なので
6弦側で4㎜を少し切る程度、1弦側で3㎜を少し切る程度が目安になると思う。
画像にあるヘッド裏からネックにかけて黒く着色された塗装だが、デザイン的なものなのか、ヘッドの接ぎ方に特徴的なものがありそれをカバーする為なのか判断できないが、ただ全体の塗装面からの一体性・均一性から見ても製作時点での着色塗装であるのは間違いない。