商品説明
西野洋平は1937年生まれ、高校卒業後に黒澤常三郎氏の工房に入られ、1965年に実弟の春平氏と共に東京練馬区で工房を立ち上げられた。
ほどなく春平氏とは工房を別にされ、それぞれ独自の道を歩まれた。
黒澤常三郎工房といえば、甥の黒澤澄雄氏、荒井勝巳氏、山野輝慈氏、…など純手工の「本格派クラシックギターの製作家」を輩出した名工房である事は案外と知られていない。
洋平氏は春平氏とは違い、どちらかと言えば寡作な製作家であり、春平氏と比べ製作本数はかなり少ない。
また洋平氏は演奏家としての側面もあり、自身の工房を立ち上げられた当初から70年代初めにかけてハウツー本の草分け的な出版社である「有紀書房」からクラシックギターの教則本を複数出版されていた事も殆ど知られていないだろう。
製作家としての洋平氏は、同年代で親交の深い名ギタリスト・フォルクローレ歌手のソンコ・マージュ(A・ユパンキのただ一人の弟子であり、その師からアルミ胴のヌーニョスを贈られた事は当時よく知られていた。)の愛器「ヌーニョス」を手本にアルミ胴や独自の工夫による二重構造のボディを持つギターを製作した事でも知られていた。
音にたいするこだわりが強い学究肌の製作家であられたのかも知れない。
本器はまさにそのアルミ胴のボディ、つまり裏板が金属アルミで製作されている。
非常に特殊な構造で特徴的なのはアルミ胴もそうだが、ネックヒールと一体になっている通称ベロと呼ばれるフット(上部ブロック)部分からボディ下部のエンドブロックまで細い金属棒が屋根裏の梁のように繋がっている。
おそらくは収縮率がまるで違う木材とアルミということでボディの変形を防ぐ工夫と思われる。
そして肝心の音についてだが、アルミ胴から連想されるようなキンキンとした金属的なものでは全くなく、むしろやや甘美な音色でありながら、俗に流れない凛とした気品を持つ。
そしてアルミ胴の特色なのか、音の伸び、サスティンも通常のクラシックギターよりやや長めの印象もうける。
前述したソンコ・マージュ氏はまだまだご健在で、現在でも「YOU・TUBE」にも愛器と共に動画配信されている。
本器の音の源流とでもいうべき「ヌーニョス」の音も是非ご視聴いただきたい。
本器の状態だが、表面板の左側下部にごく薄いヘアラインクラックの補修跡があるが、それと指摘されなければ容易に分からないレベルにまで丁寧に補修されており、今後の使用についても全く問題はない。
その他、年代相応の弾き傷&打痕は散見されるが、製作年度を考慮すれば中古ギターとして比較的に良い状態にある。
最後に本器の仕様についてもう一度。
表面板/スプルース単板、側板/ローズウッド単板、裏板/アルミの一枚板、指板/黒檀、…等々の充実仕様。
詳細情報
| 商品名 |
西野洋平 Youhei Nishino 裏板アルミの特殊仕様 |
| 商品ID |
1215773 |
| 商品コード |
cks212 |
| 楽器カテゴリ |
ギター/ベース/弦楽器
> クラシックギター/フラメンコギター
> クラシックギター
|
| ブランド |
西野洋平 |
| 型番・モデル |
Youhei Nishino 裏板アルミの特殊仕様 |
| 楽器区分 |
中古 |
| 年式 |
1970年代 |
| 程度 |
3+[EX] : 年代相応で標準的な状態 |
| オプション |
ビルダー/ルシアー/ハンドメイド
|
| トップ材 |
スプルース(松)
|
| サイド&バック材 |
ローズウッド, 裏板アルミの一枚板
|
| カラー系統 |
ナチュラル/木目系
|
| 生産国 |
日本
|
| 弦長 |
650mm
|
| ケース |
ハードケース
|
| 公開日 |
2023/12/02 |
| 更新日 |
2025/07/18 |