商品説明
中出治氏は中出一門ではあるが、阪蔵氏の門下ではなく実弟の中出六太郎氏の門下であり、子息でもある。
やや軽めのボディ、女性の方や手のスパンの小さい方でも非常に弾き易いネックの形状、そして何より弾き手の指先から上半身にまでギターボディの振動が伝わる様な「激鳴り」は、まさに父親譲りといえる。
ギターを存分に鳴らし切るコツを掴んだ製作家である。
音色・音質についても六太郎氏の模倣ではなく、鞭がしなる様な力強い低音と高音のエッジの効いたやや乾いた音色、その対比が素晴らしい。
本品の型番はFC10であるが、中出治氏のギターは、Fがフラメンコ、Cがクラシック、と区分されているので、FCの表記は両用ギターを意味している。
弦高についても、12フレット上で6弦側3.0㎜、1弦側2.5㎜、とフラメンコギターとしての弾き易さを実現している。
また画像にあるようにサドル残が4.5㎜~4.0㎜と十分に残っているので、当然ながらサドルとブリッジを結ぶ「弦の傾斜角度」が十分に保たれているので、クラシックギターとして使用しても力強く芯のある音がする。
本品については、フラメンコはもとより、南米物の楽曲、左手の押さえが難しい現代曲、ボサノバ&ジャズ系の楽曲まで、その守備範囲は広い。
状態としては、ラッカー塗装のビンテージギター特有のウェザーチェック、年代相応の弾き傷&打痕、等はあるが割れ補修など重大なものはない。
中古フラメンコギターについては年式を問わず消耗の激しい個体が多いが、本品については比較的良い状態にある。
また弾き傷やウェザーチェック等々が気になる方は、別途お問い合わせいただければ、別画像も含めより細かくご説明させていただく。