商品説明
特徴的なロングネックスタイルのピートシーガーモデルで、リイシューモデルでは無く1967年のオリジナルです。
ピートシーガー(1919-2014)は1940年代からラジオを中心に活躍、1960年代にはフォークを代表するアーチストとして数々の名曲を発表すると同時にプロテストソングの神様として公民権運動推進にも活躍しました。
1944年、シーガーは自分のVEGAホワイトレイディバンジョーのネックを2フレット分伸ばして、自分のキーでの演奏を可能にしました。
この楽器は盗難にあったそうですが、さらに3フレット延長した楽器を制作したところ、1958年にVEGA社がシーガーに、ロングネックのバンジョーに彼の名前を使用する許可を得、製品化しました。 これらは大成功となりピートシーガー本人のトレードマークともなりました。
1970年にはVEGAはマーチン社に吸収され、シーガーの名前の権利は無くなりましたが、1997年にマーチンキングストントリオモデルが発売されたことがきっかけで、DEELING社でリイシューモデルが制作されるようになりました。
今回の楽器は1967年頃のオリジナルで、今では滅多に入手困難な貴重なバンジョーです。
ネックはセンターローズウッドのメイプル、エボニー指板、マルチプライウッドリム、チューバホーントーンリングです。
キングストントリオで演奏されていた楽器と同じようにペグはグローバー102に交換されています。
ヘッドは新しくREMOコーティングに交換、全体に再調整してあり、弾き易いセッティングになっています。
リフレット済みで、フレットの消耗はそれほどではありませんが、もともと細く低いフレットです。
テイルピースはプレストタイプで、金属パーツの変色、曇り、サビはわずかにありますが、この年代の楽器としては大変綺麗です。
5弦7、9、10(3カポで)フレットにクギ打ち済みで、スライドカポの取り付け跡があります。
3カポ時で12フレットで1弦2.4ミリ程度でセットしています。
フィンガーピッキングやコード演奏では大変弾き易い低いアクションですが、オールドスタイルクロウハンマーで演奏される場合はもう少し高くセットします。
コーディネイトロッドでの調整も出来ますが、高さのあるブリッジを別に用意するのが実用的ですね。
ねっくのアジャストロッドはしっかりと機能していて、まだ余裕があります。
オープンバック、チューバホーントーンリングバンジョーらしい素朴でいてメリハリのあるサウンドで鳴ります。DEELLING製リイシューモデルのようなキッチリ感では無く、おおらかな感じの鳴りが心地よいと思います。
実際に演奏で使われていた楽器で、見た目は綺麗ですがそれなりに使用感があります。響きの良い、鳴りの良い楽器です。
当時のオリジナルハードケース付きです。