アルカンヘル・フェルナンデス Arcangel Fernandez 1969年 656mm フラメンコブランカ 松 シープレス
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板 セラック
:横裏板 セラック
糸 巻:フステーロ
弦 高:1弦 2.8mm / 6弦 3.8mm
[製作家情報]
1931年スペイン、マドリッド生まれ。
マヌエル・ラミレス、サントス・エルナンデスから続くマドリッド派の哲学を真に継承し、頑ななまでにそれを護り通したほとんど唯一の職人であり、その芸術性においても極点を示した20世紀後半のスペインを代表する製作家です。
少年時代は映画俳優志望で実際に数本の映画にも出演、13歳になると家具職人として働き始め、同時にフラメンコギターの演奏も始めます。相当な腕前だった彼は兵役を終えた頃にはプロギタリストとしての道を模索しますが、1954年、当時サントス・エルナンデス(1874~1943)の後継者とされていた名工マルセロ・バルベロ1世(1904~1956)の知己を得てその工房に足繁く通うようになると、この名工にギター製作をすすめられ弟子となります。アルカンヘルは師バルベロの作るギターに強い興味を抱くようになり、持ち前の探求心で加速度的に製作の腕前を上げ、瞬く間に職人として成長してゆきます。しかしバルベロは1956年に52歳の若さで他界。わずか2年間に学んだことを糧に、唯一の弟子であったアルカンヘルはバルベロの残された注文分のギターをすべて製作した後、1957年に師の工房の近くヘスス・イ・マリア通りに自身の工房を設立。この開始時からアルカンヘルの職人としての充実度はすさまじいほどで、造作と音響の両方において若さゆえの甘さなどみじんもなく、透徹した精神が隅々まで行き渡った名品を作り出しています。そしてそれはその後50年に渡り一切弛緩することなく続いてゆくことになります。後年には師の息子マルセロ・バルベロ・イーホ(1943~2005)がスタッフに加わり、共に同じ工房で製作を続けていました。
自身のラベルによるものはクラシック、フラメンコそれぞれ一貫してワンモデルのみを製作。それ以外には工房品(「Para Casa Arcangel Fernandez」ラベル)としてバルベロ・イーホやマヌエル・カセレスらが製作を担当して出荷もしています。この二人はそれぞれ自身のオリジナルラベルでの製作も行っていますが、アルカンヘル工房品として出荷されたものも完全手工品として(ラベルには製作者の名前が明記されています)極めて高いクオリティのもので評価も高く、現在中古市場でも人気のアイテムとなっています。
アルカンヘルの造作、材の選定、そしてなによりも音色に対する一切の妥協を排した製作姿勢は彼の人柄もあいまって孤高の趣を呈し、彼の楽器はそのあまりの完成度の高さゆえに、演奏者に非常な技術の洗練を要求するものとなっております。それゆえに多くのギタリストを刺激し続けている稀有な楽器ですが、2011年に製作を引退。現在ではますます稀少となっている名ブランドの一つです。
[楽器情報]
アルカンヘル・フェルナンデスのフラメンコギター ブランカ(白)モデル 1969年製 Usedです。ブランカの特性的な明るく乾いた響きですが、決して軽くはなく、この製作家ならではの充実した密度が発音から終止まで持続する音像、そのあくまで凛とした表情が素晴らしい。レゾナンスがE♭~Eの間という低い設定の、その重心の揺るぎのない感覚も全体をきりっと引き締め、低音の重厚さから高音の清冽さへと至るバランスもさすが。音圧の非常な高さ(あくまでも自然な佇まいを失わず)とその迫力も十分で、あくまでもストイックな音色の中に豊かな叙情性を内包しているところもいかにも彼らしい。そしてフラメンコモデルとしての機能性(発音の反応、各音の分離、旋律的身振り等々)も申し分ありません。上記のような楽器としての機能性はクラシックでも十全に適用することができるもので、演奏する曲の情趣や趣向に合わせて使用することも可能です。
表面板力木構造はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に各一本のハーモニックバー、サウンドホール周りには同心円状に薄い補強プレートが貼られ、そしてくびれより下の下部エリアは左右対称5本の扇状力木が中央に寄り添うように(ブリッジプレートの幅に収まるように)配置され、これらの下端をボトム部で受け止めるように逆ハの字型に配置された2本のクロージングバー、駒板の位置には駒板長辺よりも長くほぼ横幅いっぱいに薄い補強プレートが貼られているという全体の配置。この製作家のフラメンコモデルの定型とされている力木配置になります。
ちなみに彼のクラシックモデルの配置も上記とほぼ同じですが、扇状力木は1本が高音側に足される形で設置され、合計6本となっています。またその一本一本は、例えばフラメンコモデルの本作では6mm幅×5mm高さの標準的なサイズですが、クラシックモデルでは1㎝幅×高さ8mmほどの強固な造りになっており、クロージングバーや駒板補強プレートも同様に太く厚みのある設定になっています。これによりクラシックモデルでは発音に非常に強い粘りが生まれ、あの強靭極まりない密度が生まれます。
表面板の指板両脇に割れ補修歴(内側からパッチ補強されています)がありますが、60年近くを経過したフラメンコモデルとしては全体にキズも歪みも少なめで、現状はとても良好な状態です。ネック、フレットなどの演奏性に関わる部分はいずれも適正値を維持しています。ネック形状は薄めのフラットなDシェイプでフラメンコモデルらしいコンパクトなグリップ感。弦高値は2.8/3.8mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は1.5~2.5mmあります。ネック差し込み角等も適切ですので弦高値はフラメンコ仕様に設定することももちろん可能です。糸巻はアルカンヘルの標準仕様であるスペインのブランド Fustero製ラミレスモデルが装着されていますが、ハープ型の先端部分がヘッド木部のサイズに合わせて少しだけ切り取られた形で装着されています。重量は1.26㎏。ブランド名のプレートが装着されたオリジナルハードケース付属(※留め具一部破損あり)。
| 商品名 | Arcangel Fernandez [アルカンヘル・フェルナンデス] フラメンコブランカ |
|---|---|
| 商品ID | 1622895 |
| 楽器カテゴリ | ギター/ベース/弦楽器 > クラシックギター/フラメンコギター > フラメンコギター |
| ブランド | Arcangel Fernandez [アルカンヘル・フェルナンデス] |
| 型番・モデル | フラメンコブランカ |
| 楽器区分 | ビンテージ |
| 年式 | 1969年 |
| 程度 | 3+[EX] : 年代相応で標準的な状態 |
| トップ材 | スプルース(松) |
| サイド&バック材 | シープレス |
| カラー系統 | ナチュラル/木目系 |
| 生産国 | スペイン |
| 弦長 | 656mm |
| 付属品 | クロス |
| 公開日 | 2026/08/30 |
| 更新日 | 2026/08/30 |
| 住所 | 〒110-0004 東京都台東区下谷3-3-5 アズール上野2F![]() |
|---|---|
| アクセス | 営団地下鉄日比谷線 入谷駅下車。 3番出口(上野方面行きの場合)又は4番出口(三ノ輪方面行きの場合)より徒歩5分。 JR山手線 鶯谷駅下車(南口)より徒歩10分。 近くにコインパーキングあり。 |
| TEL / FAX | TEL:03-3876-7207 / FAX:03-3876-7206 |
| 営業時間 / 定休日 | 営業時間 11:00~19:00 / 定休日 毎週水曜日 |
| ホームページ | http://www.guitarra.jp/ |
| 取扱商品タイプ | 新品, 中古, ビンテージ |
| 取扱商品カテゴリ | アコースティックギター/エレアコ, クラシックギター/フラメンコギター, ギター・ベース・弦楽器用アクセサリ/ケア用品, その他の楽器, CD/DVD/書籍/楽譜/教則本 |
| 対応サービス・設備 |
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| Jギター決済 |
| 店名 | ギターショップ アウラ |
|---|---|
| 所在地 | 東京都台東区下谷3-3-5 アズール上野2F |
| メールアドレス | info@guitarshop.jp |
| 営業時間 | 営業時間 11:00~19:00 |
| 販売事業者 | |
|---|---|
| 代表者又は責任者 | |
| 所在地 | - 0 |
| 電話番号 | -- |
| 販売価格 | |
| 販売代金以外に必要な手数料等 | |
| 支払方法及び支払時期 | |
| 引渡時期 | |
| 申込み有効期限申込み有効期限 | |
| 保証 | |
| 返品・交換・キャンセル | |
| 販売数量制限その他の特別な条件 |
| 名称 | 株式会社アウラ |
|---|---|
| 許可を受けている公安委員会 | 東京都公安委員会 |
| 許可番号 | 第306619505019号 |

委託販売、買取、下取りのお申し込みは随時受け付けております。
現役の手工製作家によるメンテナンスチェックを実施し、楽器の状態を確認させて頂き正確な査定を致します。
大切な楽器を、「安心」と共に次のユーザーへと引き継ぐことを心掛けています。

確かな技術で、楽器の故障状況を的確に把握し、また、隠れた故障、潜在的な故障を見逃すことなく、適切な修理方法をご提案致します。
深刻な故障でもあきらめる前にまずはご相談下さい。
割れ、はがれ、傷等の破損や故障の補修。音質改善のためのナットとサドルの調整。
弾き心地改良のためのネック反り補正や、弦高、弦幅等を奏者に合わせるフィッティング調整。
更に再塗装、塗り重ね、フレットや糸巻きの調整や交換等の経年劣化に対しての補修、修理まで専門家の知識と技で、あらゆる問題点に関してのご相談、見積もり、リペアまで責任を持って承ります。担当制で木曜・土曜・日曜に各製作家がギターショップアウラに常駐しております。
お困りのことが御座いましたらお気軽に電話でご相談ください。
また、各担当製作家は、スペイン伝統工法に忠実に則り楽器を製作している現役製作家。
使用材からネック幅、弦幅、弦長などディテールを細かく指定出来るオーダーメイドについても製作家と直接ご相談頂けます。
名工から譲り受けた貴重材を使用するプレミアムオーダーメイドも受け付けております。




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