テサーノス・ペレス M.Tezanos Peres コンシェルト No.594 2004年 650mm 松 中南米ローズウッド
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板 セラック
:横裏板 セラック
糸 巻:フステーロ
弦 高:1弦 3.1mm / 6弦 4.0mm
[製作家情報]
テサーノス・ペレス M.Tezanos Perez(Tezanos y Perez と表されることもあります)、マリアーノ・テサーノス・カストロ Mariano Tezanos Castro(1949~)とテオドロ・グレゴリオ・ペレス・マリブランカ Teodoro Gregorio Perez Mariblanca(1952~)の二人による共作で、スペイン、マドリッドのブランドです。
マリアーノの父 マリアーノ・テサーノス・マルティン(1915~1982)は1960年代のホセ・ラミレス黄金期に「MT」のスタンプで製作していた同工房の最重要職人であり、アンドレス・セゴビアが彼のラミレスを愛用し、ナルシソ・イエペスの最初の10弦ギターを製作したことでも知られています。当時職工長であったパウリーノ・ベルナベとともにラミレス3世の世界的なブランドバリューを完全に確立した名工として、現在に至るまで最もラミレス的なエッセンスを体現した職人としての評価は揺るがず、手練れの職人揃いのこのブランドの中でも取り分け人気の高いスタンプになっています。息子のテサーノス・カストロは父の姿を見て早くから製作に興味を持ち、1963年には父のいたラミレス3世の工房で徒弟として働き始めます。じきに熟練工となり「MTC」のスタンプを与えられると、当時の爆発的な需要に応じるように極めて精力的に製作を行っています。1984年にラミレス工房を辞したのち、同じくラミレス工房出身のアルトゥーロ・サンサーノ・モレーノとMoreno y Castro として共同ブランドを起ち上げますが、これはわずか3年ほどで袂を分かつことになります。その後独立した期間を経て1992年、やはりラミレス工房の熟練職人であったテオドロ・ペレスと共同ブランド M.Tezanos Perez を起ち上げるに至ります。
テオドロ・ペレスは1966年にラミレス3世の工房に入り、ベルナベとテサーノス・マルティンの指導を仰ぎながら徒弟として働き始めます。3年後の1969年に最初の1本(フラメンコモデル)を作り上げたあと程なくして熟練工としてGPMのスタンプを与えられており、テサーノス・ペレスブランドを起ち上げる1992年まで26年間ラミレス工房で非常に精力的な製作(1400本のギターを出荷したと言われています)を行っています。
テサーノス・ペレスはこのようにラミレス最盛期を支えた職人として腕を磨ききった二人による、互いの技術と個性が円満に融合した理想的な共同作業との評価が高まり、1990年代以降のマドリッド派の主要ブランドとして人気を博すことになります。マリアーノの重厚さ、ペレスの柔和で類まれなバランス感覚とが自然に調和し、さらにスペイン的な音楽的表現力の豊かさも備えた二人のギターは現在もマーケットでは人気のアイテムとなっています。ブランドを起ち上げてから2000年代後半に二人がそれぞれ独立するまで、月に3本のペースで順調に良作を出荷し続けます。その後それぞれが自身の名を冠したラベルで製作を継続していましたが、マリアーノは腕の故障を機に2010年代に入ったころには製作を引退、テオドロ・ペレスは現在も良質なギターをコンスタントに出荷しており、着実にマドリッド派の重鎮としての地歩を固めています。
[楽器情報]
テサーノス・ペレスのモデル「コンシェルト」Concierto 2004年製 No.594 Usedです。当時このブランドでは この Concierto と上位機種の Maestroそして Torres Replica の3モデルがラインナップされており、どれも円満にラミレス系マドリッド派の理想的な音響を体現したものとして、群雄割拠のこの地のブランドの中でも取り分け高い人気を誇っていました。
まずはその外観のたたずまい、野趣溢れる木をあくまでも上品に、ぎりぎりの慎ましさで押し出すことで生まれる落ち着いた威容。この外観のイメージそのままに、木の自然な質感を纏った豊かで重厚な響き、マドリッド屈指ともいえる濃密でロマンティックに歌う音、しかしあくまでも上品さを失わない、その抑制の(つまり本当に必要な瞬間にしかポテンシャルを最大限に表出しない)なんとも言えずクラシカルな身振りなど、やはり非常な魅力を備えた楽器だと言えるでしょう。発音もタッチに音がまとわりついてくるような、さらに言えば指先が木から直接音像を抉り出すような感触があり、タッチの変化と表情の変化とのリニアニティが非常に高く、まさしく指がそのまま表情をつくってゆく感覚があります。
表面板力木配置はこのブランドの基本設計となっているものがここでも採用されています。サウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に1本ずつのハーモニックバーを設置し、それぞれのバーの低音側には長さ4センチ高さ3mmほどの開口部が設けられています。サウンドホール周りはロゼッタの範囲を覆うように同心円状に薄い補強プレートが貼られています。ここまでがくびれ部分より上部エリアの設計。くびれ部分より下部エリアは力木は扇状形の配置ではなく、表面板の木目と同じ方向に互いに平行にして設置された4本(5本)と、上述のサウンドホール下側に設置されたハーモニックバーの中央部分を起点にして高音側横板に向かって斜めに下がってゆくように設置された1本、そしてボトム部分には逆ハの字型に配置された2本のクロージングバーという力木配置になっています。駒板の位置にはほぼ同じ面積をカバーするように薄い補強板が貼ってあります。平行に配置された4本(5本)の力木は表面板センターに配された一本を境に高音側に1本、低音側に2本が設置されており、センターと高音側の合わせて2本は駒板位置のプレートの上を通過してボトム部に至っていますが、センターの低音側隣の1本はプレートの上下で分かれています(※そのためセパレートされたそれぞれを1本とすると、平行力木は5本となります)。またサウンドホール下側ハーモニックバー中央を起点にして高音側下部へ斜めに配置された1本は本来ならトレブルバーとして「バー」の1本とされるところですが、本作のこれはバーの強固な造りではなく平行力木と同じサイズと形状をしていることから力木の一つとしています。レゾナンスはG#の少し下に設定されています。
割れや改造などの大きな修理履歴はなく、塗装や糸巻など部品含め出荷時のオリジナルの仕様を保持しています。表面板の指板両脇のところにやや深めの長いスクラッチ痕が数点あり、サウンドホール周りの特に高音側も細かな弾きキズが集中していますが、その他はわずかに小さなキズのみとなっており、また横裏板は経年のわりにキズはほとんどなくきれいな状態です。横板ボトム部分左右板のマッチング部に2か所軽微なひび割れありますが、エンドブロック位置にあり表面的なものにとどまっています。弦高値は3.1/4.0mm(1弦/6弦 12フレット、サドル余剰2.0mm)
| 商品名 | M.Tezanos Peres [テサーノス・ペレス] コンシェルト No.594 |
|---|---|
| 商品ID | 1645058 |
| 楽器カテゴリ | ギター/ベース/弦楽器 > クラシックギター/フラメンコギター > クラシックギター |
| ブランド | M.Tezanos Peres [テサーノス・ペレス] |
| 型番・モデル | コンシェルト No.594 |
| 楽器区分 | 中古 |
| 年式 | 2004年 |
| 程度 | 3+[EX] : 年代相応で標準的な状態 |
| トップ材 | スプルース(松) |
| サイド&バック材 | 中南米ローズウッド |
| カラー系統 | ナチュラル/木目系 |
| 生産国 | スペイン |
| 弦長 | 650mm |
| ケース | ハードケース |
| 付属品 | クロス |
| 公開日 | 2026/10/19 |
| 更新日 | 2026/10/19 |
| 住所 | 〒110-0004 東京都台東区下谷3-3-5 アズール上野2F![]() |
|---|---|
| アクセス | 営団地下鉄日比谷線 入谷駅下車。 3番出口(上野方面行きの場合)又は4番出口(三ノ輪方面行きの場合)より徒歩5分。 JR山手線 鶯谷駅下車(南口)より徒歩10分。 近くにコインパーキングあり。 |
| TEL / FAX | TEL:03-3876-7207 / FAX:03-3876-7206 |
| 営業時間 / 定休日 | 営業時間 11:00~19:00 / 定休日 毎週水曜日 |
| ホームページ | http://www.guitarra.jp/ |
| 取扱商品タイプ | 新品, 中古, ビンテージ |
| 取扱商品カテゴリ | アコースティックギター/エレアコ, クラシックギター/フラメンコギター, ギター・ベース・弦楽器用アクセサリ/ケア用品, その他の楽器, CD/DVD/書籍/楽譜/教則本 |
| 対応サービス・設備 |
|
| Jギター決済 |
| 店名 | ギターショップ アウラ |
|---|---|
| 所在地 | 東京都台東区下谷3-3-5 アズール上野2F |
| メールアドレス | info@guitarshop.jp |
| 営業時間 | 営業時間 11:00~19:00 |
| 販売事業者 | |
|---|---|
| 代表者又は責任者 | |
| 所在地 | - 0 |
| 電話番号 | -- |
| 販売価格 | |
| 販売代金以外に必要な手数料等 | |
| 支払方法及び支払時期 | |
| 引渡時期 | |
| 申込み有効期限申込み有効期限 | |
| 保証 | |
| 返品・交換・キャンセル | |
| 販売数量制限その他の特別な条件 |
| 名称 | 株式会社アウラ |
|---|---|
| 許可を受けている公安委員会 | 東京都公安委員会 |
| 許可番号 | 第306619505019号 |

委託販売、買取、下取りのお申し込みは随時受け付けております。
現役の手工製作家によるメンテナンスチェックを実施し、楽器の状態を確認させて頂き正確な査定を致します。
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確かな技術で、楽器の故障状況を的確に把握し、また、隠れた故障、潜在的な故障を見逃すことなく、適切な修理方法をご提案致します。
深刻な故障でもあきらめる前にまずはご相談下さい。
割れ、はがれ、傷等の破損や故障の補修。音質改善のためのナットとサドルの調整。
弾き心地改良のためのネック反り補正や、弦高、弦幅等を奏者に合わせるフィッティング調整。
更に再塗装、塗り重ね、フレットや糸巻きの調整や交換等の経年劣化に対しての補修、修理まで専門家の知識と技で、あらゆる問題点に関してのご相談、見積もり、リペアまで責任を持って承ります。担当制で木曜・土曜・日曜に各製作家がギターショップアウラに常駐しております。
お困りのことが御座いましたらお気軽に電話でご相談ください。
また、各担当製作家は、スペイン伝統工法に忠実に則り楽器を製作している現役製作家。
使用材からネック幅、弦幅、弦長などディテールを細かく指定出来るオーダーメイドについても製作家と直接ご相談頂けます。
名工から譲り受けた貴重材を使用するプレミアムオーダーメイドも受け付けております。




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