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アコースティックギターには、他にもいくつかのジャンルがありますが、現在市販されているピックアップの中には、ウクレレ/ワイゼンボーンスタイルギター/ジプシースタイル/リゾネーターギターなど、各楽器の特性に合わせた専用のピックアップも見られるようになりました。
そこで最後になりますが、ウクレレと(私が個人的に好きな)ジプシースタイルを例にとって、その他のギターへの装着バリエーションを簡単にご紹介しておきます。

ウクレレの最も大きな特徴は、サイズの小ささと心地よいサウンドです。
マイクシステムを組み込む際は、エレキのような金属的な響きをさせては台無しです。
そのコロコロとした優しい音色を活かしつつ、極端な重量増も避けなければなりません。
そこで、一番のおすすめは「ウクレレ専用ピエゾマイク」です。
既にご紹介の通り、取り付けには本体への一部加工が必要となりますが、重量も軽く、何よりテンションの弱い弦からの音もしっかりと拾ってくれるメリットがあります。
とりわけ、ストロークプレイをメインにした演奏や歯切れの良いソロプレイには断然ピエゾスタイルが向いています。
ただ、ウクレレはテンション(弦のハリ)が弱く、微妙な変化がすぐに音に影響を与えるため、ピエゾを仕込む時にはオクターブ調整や弦高の調整が必要になる場合があります。できれば仕込んだ際にリペアマンに確認してもらうか、自信のない方は初めから専門家に頼んでしまう方が安心です。
本体への加工を避けたい場合は、楽器用コンデンサーマイクやコンタクトマイクがおすすめです。
取り付けに手間がかからず、ウクレレ本来のコロコロ感もしっかり拾ってくれるでしょう。
また、1音1音ゆったりとウクレレの箱音を存分に活かしたプレイや録音などには楽器用コンデンサーマイクもおすすめです。但し、多少重量がありますので、ブレンドを行う場合などは特に演奏時の重さに注意が必要です。
コンタクトマイクを使う場合、取り付けポイントはいくつか考えられますが、セッティング位置によって大きく音が変化しますので、取り付けの際は何回か仮止めをしてから最終位置を決めます。
位置については概ね以下の通りとなります。


1. 先ずはじめに試して欲しい位置です。2弦付近の後ろ部分になります。
2. この位置はストロークプレーにおすすめです。
3. オオタサン・プレイでよく聞かれるフレットを「ガラガラッ」と擦ったような音を求めるならこの位置へ。フィンガーボード裏、2弦-1弦付近です。
以上、ウクレレへのセッティングをご紹介しましたが、コンタクトマイクは数種類を貼り合せることも可能です。但し、コンタクトマイクは弦音や触れた音を拾うマイクなので、必ずボディーの裏側に貼り付けてください。
表側に取り付けてしまうとウクレレと演奏者の擦れあう音しか拾いません。
また、ウクレレの3弦は通常、低音ポイントですので、コンタクトマイクを使用する場合、低音感が強すぎる音になってしまうので、あまり3弦付近に近づけないように注意してください。


このギターの特徴は何と言っても特徴的な楕円型のサウンドホール。
表板がアーチトップスタイルでfホールのもあります。
このタイプのギターには、コンタクトマイク/専用マグネットピエゾを使用しますが、特にアーチトップスタイルの場合にはブリッジの取り外しが可能なので、アーチトップ専用に開発されたピエゾマイク装着済のブリッジに丸ごと取り替えてしまう方法があります。
※取り付けの際には弦高やオクターブ調整が必要ですのでご注意ください。
また、元々付いているブリッジを加工してピエゾマイクを仕込む方法もありますが、個人的に作業するにはかなり難しいのでリペアショップなどに持ち込む方が安全です。





コンタクトマイクはブリッジに貼り付けるタイプとボディー内に貼り付けるタイプが使用可能です。
マグネットタイプはサウンドホールにクリップで装着できる専用タイプがありますので、比較的手軽にセットできると思いますが、fホールタイプには装着できません。
なお、その他のギターについては、以下の表にまとめてみましたので、参考にしていただければ幸いです。
![]() ピエゾ |
![]() コンタクト |
![]() マグネット |
![]() コンデンサー |
|
| ウクレレ | ◎ | ○ | × | ○ |
| ワイゼンボーン | ○ | ○ | ○ | ◎ |
| リゾネーター | ◎ | ○ | × | ○ |
| ジプシー | ◎ | ○ | ▲ | ○ |
| ミニギター | ○ | ○ | × | ○ |
表のように、楽器によっては構造上、取り付けられないマイクもありますが、前項などを参考に、ご自分なりのイメージができ上がったら、一度楽器店やリペアショップを訪ねて相談されても良いと思います。
各店の販売スタッフの中にはマイクを得意としている方もおられますので、そうした方と知り合う事で、あなただけのカスタマイズマイクが生まれる事になるかもしれません。
以上、楽器店の店頭には現在、ライン録りを手軽に始められる機材が数多く展示されていますので、ご興味をお持ちいただけた方は記事を参考に、是非お試しいただき、ご自分だけの素晴らしいエレアコの調べをお楽しみください。
このコーナーにてご説明させていただいた商品及びお問い合わせ先


TR music(ティーアールミュージック)
〒277-0852 千葉県柏市旭町1-2-13 604 TEL 047-144-6802
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