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ジャズ系のギタリストがナイロン弦ギターでソロプレイをしているのをよく見かけます。お洒落でカッコイイですよね。
今回はメロディとコードを発展させて自分なりのソロアレンジを作る手法を紹介していきたいと思います。
基本アレンジを作るところからスタートして、ステップを踏みながらジャズ風に仕上げていきます。
お洒落に聞かせるノウハウやコツが満載ですのでこの講座を参考に、自分の好きな曲をソロアレンジに変身させてみて下さい!!
それでは始めてみましょう。
今回は『Moonlight Serenade』を例題曲として使用します。
まずは曲集などによく載っている、メロディとコードのみの譜面を見てみましょう。
■譜例1
KeyがGで「」が「ファ」に1つ付くだけで、メロディも2弦4フレット~1弦12フレットくらいまでの弾きやすい音域なので、今回はオリジナル・キーのままアレンジします。「
」や「
」が多すぎたり、メロディの音域が低すぎたり高すぎたりしたときは、ギターで弾きやすいキーに転調してから作業をスタートします。
次にメロディをギターで弾けるように、タブ譜に書いていきます。
■譜例2
次にコードをチェックします。何度も弾いてコード進行の流れや雰囲気をつかんで下さい。
■譜例3
なるべく譜例2で作った“メロディ”の近くで押さえられるポジションにコードを押さえ換えます。またはメロディの方で、コードの流れに合わせて弦やフレットを変更しても構いません。ひとつのコードをいろいろなポジションで押さえられるように勉強しておくと便利です。
■譜例4
この段階ではテンションや代理コードなどはあまり使わずにオリジナル・コードでアレンジの骨格を作ります。
譜例4のコードと譜例②のメロディでは演奏が難しい部分が出てきてしまうので、この曲はKeyGですので、KeyGに最適な『ドロップGチューニング』(DGDGBE)を使用してみたいと思います。GコードやDコードのベース音を開放にできるのでスムーズに弾けるようにアレンジできるはずです。このように開放弦を利用してなるべく簡単に弾けるように工夫していくのはアコギのアレンジにとってはとても大切なことです。
■譜例5
コードとメロディだけでもかなりいい感じに聞こえると思いますが、隙間をアルペジオや経過コード&ベースで埋めたりして仕上げていきます。
■譜例6
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