Jギター楽器検索 |Gibson(ギブソン) Limited Edition Guitar Of The Week #38 SG Classic Custom 2007 Antique Dark Cherry 3.16kg "Like A Angus Young" 中古

商品説明

1952年からという深い歴史があり、エレキギターという大きなジャンルの代名詞でありGibson社のフラッグシップモデルである”Les Paul”モデル。しかし販売当時は高い定価と重いボディに今のような人気が無く、1961年の初期にSG(Solid Guitar)シェイプへとモデルチェンジを致します。その後1968年にはメイプルトップのLes Paul Standardが復刻しますが、人気の高かったSGモデルはそこで生産終了とならず、現在に至るまでラインナップされ続けるロングセラーモデルとなっております。SGを愛用するギタリストとしては、アンガス・ヤング、エリック・クラプトン、デレク・トラックス、ジミー・ペイジ、イアン・マッケイ、ブリタニー・ハワード、ゲイリー・クラーク・ジュニア等々、国内でも数多くのギタリスト達が愛用するLes Paulモデルとならぶエレキギターのスタンダードモデルとなります。

Gibson SGと言えば、殆どの方がまず先に思い浮かべるのはAC/DCのギタリストであるアンガス・ヤングではないでしょうか。1976年にAC/DCのギタリストとして世界デビュー（オーストラリアでは前年デビュー）したアンガスですが、デビュー以前となる1970～1971年頃に初めてSG Standardを手にしAC/DCのデビューアルバム『High Voltage』のジャケットに登場します。その後1年程でSGモデルの使用をやめてしまいますが、1979年に発表されたAC/DCを世界レベルのロックバンドに押し上げた『Highway To Hell』にて再度登場し、その際はCherryカラー、マエストロ、ブラックラージガードのSG Standardと、Blackカラー、ストップテイル、ホワイトラージガードのSG Customを使用し、一躍世界が認めるSG愛用のギタリストとして認知されます。

2007年1月22日より、Gibson社は特別企画として、年間を通じて毎週特別なギターを各400本の限定製作にて発表しました。通常ラインナップとしてある既存のモデルをベースに、そのモデルのみとなるカラーやスペックを採用したラインにて、世界中のGibsonファンを大いに沸かせる結果となりました。

今回ご紹介させて頂くのは、そのGuitar Of The Week、2007年の38週目のモデルとなるSG Classic Standardモデル。そのスぺックから意識したのはアンガス・ヤングが愛用するSGモデルと思われる一本にて、過去のリイシュー、シグネイチャーモデルでは無かった、『Highway To Hell』にて使用した、SG StandardとSG Customをミックスしたかの様な遊び心溢れるユニークな一本。国内入荷は殆ど無かった為、流通は少なくなっていながら、その唯一無二のスペックから海外では年々高騰を続ける人気モデルになります。

まずそのスペックですが、ベースとなるのはSG Customモデルにて、その外観スペックからは1960年代後期～1970年初期を意識しており、2Pマホガニーボディに1Pマホガニーネック、エボニー指板、フィニッシュカラーは当時のCherry Redカラーの経年変化をイメージしたAntique Dark Cherryを採用。ピックガードはホワイトのラージガード仕様、ヘッドのダイヤモンドインレイに指板のブロックインレイ、ストップテイルピース、ゴールドハードウェア、2ハムバッカーと、アンガスが『Highway To Hell』にて使用した、SG StandardとSG Customのスペックが混在した唯一無二のルックスとなっております。その他としてはダブルカッタウェイスタイルのスラブボディ、ミルクボトルスタイルのグローバーチューナー、ナッシュビルスタイルのABR-1ブリッジ、メタルトップのハットノブ、ネックバインディング、初期のSG Les Paul Custom同様のトラスロッドカバー等、他には無い取り合わせの特別なスペックとなっております。また重量も約3.16kgと軽量な部分もプレイヤーには嬉しいポイントです。

そしてその気になるサウンドですが、まずピックアップには特に評価の高い初期の57Classic（フロント）、57Classic+（リア）を搭載。レスポールモデルから引き継がれる特有の太く粘りのあるローミッドに加え、弾き込まれたヴィンテージならではの”こなれた”倍音感は、クリーン～クランチでは味わい深い枯れたサウンドを、ドライブ時には迫力のパンチ力と煌びやかでレスポンスの良いアタック感をお愉しみ頂けます。クリーン～クランチにおけるブルージーなソロパートからドライブ時のジャキっと歯切れの良いロックリフまで幅広いジャンルで活躍してくれる一本です。また取り回しの良い軽量さと、ダブルカットのハイポジの演奏性など、SGモデルがロングセラーであることが裏付けられる非常に高いプレイアビリティを誇り、アンガスファンのみならず、良いSGモデルをお探しの方にはグッとくる素晴らしいサウンドかつ演奏性の高い一本となっております。

最後に状態としては、サウンドの良さを裏付けるよう、18年間シッカリと弾き込まれてきた事が伺える状態にて、ボディバックのバックルスクラッチを始め、スクラッチ、打痕、スレが多数見受けられ、ただ塗装剥がれに至るような目立った大きなダメージはなく、ゴールドパーツのメッキも比較的キレイに残っており、美品とまではいかないものの年式を考慮すれば非常に良好なコンディションとなっております。演奏面としてもネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もシッカリと残っており、電装関係の不具合もございません。パーツに関してはストラップピンが一つ交換されている程度で、その他は全てオリジナルをキープ、フレットも目立った凹みも無く8部山以上残っております。現状ナット溝が低くなっております為、ピッキングした際に開放弦でバズ音が出てしまいますが、ナット交換またはナットの溝を盛る事で解消されるかと思います。（リペアご希望の場合には別途ご相談下さい）付属品としてはオリジナルハードケース、当時の書類関係が付属しております。（画像参照）

国内の流通こそ殆ど無いものの、海外市場では年々高騰を続ける人気モデルにて、過去には70万円オーバーでの販売歴、前所有者様の購入価格も約70万円となっております。現在国内での流通が無いことから、そのプレミア価値も考慮すれば、70万円オーバー当然の一本ながら、前所有者様からのご厚意もあり、一昔前の相場と変わらない非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。お目にかかる事すらも少ない希少なモデルとなっておりますので、アンガスヤングファンの方はもちろん、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。