サンティアゴ・デ・セシリア Santiago de Cecilia 2014年 スペイン オリジナルモデル No.110 650mm 松 中南米ローズウッド
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板 セラック
:横裏板 セラック
糸 巻:フステーロ
弦 高:1弦 3.5mm
:6弦 3.9mm
[製作家情報]
サンティアゴ・デ・セシリア Santiago de Cecilia スペイン、バルセロナに工房を構える、María Cecilia Saenz Rols と Juan Santiago Canals(ともに1977年 アルゼンチン生まれ)の共同製作によるブランド。サンティアゴは地元でギター演奏を学ぶうちに製作に興味をもち、1996年ラプラタ国立大学芸術学部に入学、優秀な成績を修めます。ここでの学業と平行してスペインギター製作に関する講習なども受講し、2003年には奨学金を得てスペインで最も権威ある音楽機関であるConservatori Superior de Música del Liceuの大学院で学びます。同機関の所在地であるバルセロナにて、彼は製作家のラウル・ヤーグェ、そしてホセ・アントニオ・レジェス・トーレスの知遇を得て楽器製作とそのマーケットについて学び、同地にてセシリアとともに工房を開くに至ります。セシリアは最初チェロ演奏を学んでいましたがサンティアゴと出会いギター製作に興味を持つようになります。サンティアゴとともに2003年スペインに渡り、彼女もまた彼と同じくヤーグェとレジェス・トーレスに製作の薫陶を受け、やがてサンティアゴ・デ・セシリアとして共同ブランドを開設、現在に至ります。
彼ら自身が語るようにそのギターはスペインの伝統的(トーレスやバルベロの名を挙げています)な工法に則った、良い意味で古風で、親しみのある、「ヴェルヴェットのような」音色が魅力とされています。
[楽器情報]
サンティアゴ・デ・セシリア 2014年製作 No.110 Used の入荷です。彼らが傾倒してきたスペインのオールドスクールの響きを衒いなく現代の感覚にフィットするように素直に、親しみやすい音色として着地させたような佳品で、小さめなボディにロゼッタ等の古風なデザインなど造りの丁寧さとまとまりのある心地良い響きが魅力の一本です。
表面板の力木構造もまたオーセンティックなもので、ウェストより上部分はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)一本ずつのハーモニックバーを設置し、上側バーとネック脚の間に薄い補強板、サウンドホール両側(高音側と低音側)に1本ずつの力木が近接する横板のカーブに沿うようにして2本のバーの間に設置されています。下部は左右対称5本の扇状力木とボトム部分に逆ハの字型に配置された2本のクロージングバー、駒板部分には横幅いっぱいに補強板が貼られているという全体の構造。レゾナンスはG#の少し上に設定されています。
スペイン的な重厚さや清新さ、ある種のアクの強さといったものよりも優しく落ち着いた響きが特徴で、ふわりとしたエコーがあり、ほとんどモノトーンな感触さえある音のたたずまい。しかしながら必要に応じて情感や力強さを表出する十分なポテンシャルを備えており、これらが全体としてちょうどよいバランスで着地しているところがある意味現代的とも言えます。同時に全体に程よく古風な雰囲気を有しており、弾くだけで曲をひとつのまとまったトーンの中に自然に形成してゆくことができます。
セラック塗装による仕上げで、製作から10年ほどの経過ですが、かなり弾き込まれているため全体に弾きキズ打痕、塗装の擦れや変色などが経年数のわりには多く目立ちます。割れや改造などの大きな修理履歴はありません。ネックはわずかに順反りですが許容範囲内にとどまっており、フレットや指板は特に1~5フレットで摩耗目立ちますが演奏性には問題のないレベル。ネック裏も爪キズが全体についており、特に高音側は塗装がかなり摩耗しています。ネック形状は普通の厚みのDシェイプ。指板は高音側20フレット仕様。弦高値は3.5/3.9mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は1.5mmあります。糸巻はスペインの老舗ブランドFustero 製を装着、現状で機能性には問題ありません。
商品名 | Santiago de Cecilia [サンティアゴ・デ・セシリア] オリジナルモデル No.110 |
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商品ID | 1439822 |
楽器カテゴリ | ギター/ベース/弦楽器 > クラシックギター/フラメンコギター > クラシックギター |
ブランド | Santiago de Cecilia [サンティアゴ・デ・セシリア] |
型番・モデル | オリジナルモデル No.110 |
楽器区分 | 中古 |
年式 | 2014年 |
程度 | 3+[EX] : 年代相応で標準的な状態 |
トップ材 | スプルース(松) |
サイド&バック材 | 中南米ローズウッド |
カラー系統 | ナチュラル/木目系 |
生産国 | スペイン |
弦長 | 650mm |
ケース | ハードケース |
付属品 | クロス |
公開日 | 2025/08/05 |
更新日 | 2025/08/05 |
住所 | 〒110-0004 東京都台東区下谷3-3-5 アズール上野2F![]() |
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アクセス | 営団地下鉄日比谷線 入谷駅下車。 3番出口(上野方面行きの場合)又は4番出口(三ノ輪方面行きの場合)より徒歩5分。 JR山手線 鶯谷駅下車(南口)より徒歩10分。 近くにコインパーキングあり。 |
TEL / FAX | TEL:03-3876-7207 / FAX:03-3876-7206 |
営業時間 / 定休日 | 営業時間 11:00~19:00 / 定休日 毎週水曜日 |
ホームページ | http://www.guitarra.jp/ |
取扱商品タイプ | 新品, 中古, ビンテージ |
取扱商品カテゴリ | アコースティックギター/エレアコ, クラシックギター/フラメンコギター, ギター・ベース・弦楽器用アクセサリ/ケア用品, その他の楽器, CD/DVD/書籍/楽譜/教則本 |
対応サービス・設備 |
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店名 | ギターショップ アウラ |
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所在地 | 東京都台東区下谷3-3-5 アズール上野2F |
メールアドレス | info@guitarshop.jp |
営業時間 | 営業時間 11:00~19:00 |
販売事業者 | |
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代表者又は責任者 | |
所在地 | - 0 |
電話番号 | -- |
販売価格 | |
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申込み有効期限申込み有効期限 | |
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返品・交換・キャンセル | |
販売数量制限その他の特別な条件 |
名称 | 株式会社アウラ |
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許可を受けている公安委員会 | 東京都公安委員会 |
許可番号 | 第306619505019号 |
委託販売、買取、下取りのお申し込みは随時受け付けております。
現役の手工製作家によるメンテナンスチェックを実施し、楽器の状態を確認させて頂き正確な査定を致します。
大切な楽器を、「安心」と共に次のユーザーへと引き継ぐことを心掛けています。
これまでの28年の経験の蓄積と確かな技術で、楽器の故障状況を的確に把握し、また、隠れた故障、潜在的な故障を見逃すことなく、適切な修理方法をご提案致します。
深刻な故障でもあきらめる前にまずはご相談下さい。
割れ、はがれ、傷等の破損や故障の補修。音質改善のためのナットとサドルの調整。
弾き心地改良のためのネック反り補正や、弦高、弦幅等を奏者に合わせるフィッティング調整。
更に再塗装、塗り重ね、フレットや糸巻きの調整や交換等の経年劣化に対しての補修、修理まで専門家の知識と技で、あらゆる問題点に関してのご相談、見積もり、リペアまで責任を持って承ります。担当制で木曜・土曜・日曜に各製作家がギターショップアウラに常駐しております。
お困りのことが御座いましたらお気軽に電話でご相談ください。
また、各担当製作家は、スペイン伝統工法に忠実に則り楽器を製作している現役製作家。
使用材からネック幅、弦幅、弦長などディテールを細かく指定出来るオーダーメイドについても製作家と直接ご相談頂けます。
名工から譲り受けた貴重材を使用するプレミアムオーダーメイドも受け付けております。
月謝制で1年目のスタート割引もあり。
東京都内に、上野入谷・秋葉原・渋谷・学芸大学・池袋の5教室を展開している「アウラ音楽院」。クラシックギター、フラメンコギターのみならず、ウクレレ、エレキギター、マンドリン、ポルトガルギターなど・・それぞれの講師達が得意とする分野の歴史と伝統の中で培われた技術を、自然と身に付けて行く事が出来ます。ギター初心者からプロ志望の方まで、課題や目的が違うひとりひとりとじっくり向き合い、講師と一緒に夢の実現に向けて上達を目指せる教室です。
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