ヤマハ YAMAHA GC-30B No.479 1979年 660mm 松 中南米ローズウッド
ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:表板 セラック
:横裏板 ラッカー
糸 巻:ヘフナー
弦 高:1弦 2.5mm
:6弦 3.5mm
[製作家情報]
総合楽器メーカーとして世界最大規模を誇り、楽器製作と音楽事業だけでも圧倒的なシェアを誇るヤマハ(1887年 静岡県 浜松市に創業)は、クラシックギターの普及にも早くから取り組んでいました。1960年代にクラシックギターの需要が世界的に高まりを見せ、国内でのクラシックギターの市場を活性化するべくヤマハは1966年にギター研究科を新設し手工ギターの研究開発に着手します。そして翌年には当時スペイン、グラナダのメンター的存在となっていた製作家のエドゥアルド・フェレールを招きスペイン伝統工法の指導を受け、更に1973年にはマヌエル・エルナンデス(エルナンデス・イ・アグアド)を招聘し技術指導を受けています。これらの集中研修の結果生まれたのがグランドコンサート(GC)シリーズで、これは現在に至るまでヤマハクラシックモデルのハイスペックシリーズとして内容を変えながら継続しています。
[楽器情報]
YAMAHA グランドコンサートシリーズのGC30B 1979年製 No.479 江崎秀行製作のUsedです。1967年から始まるGCシリーズはマヌエル・エルナンデスの直接の指導を受けた江崎秀行や加藤俊郎らによる1974年(※江崎秀行氏の公式サイトでは1975年から製作を開始と記載)発売のエポックメイキングなモデルであるGC30(A、B、Cを別々の職人が担当)でYAMAHAのクラシックラインの確固たる土台を築き上げますが、当時の空前のブームやスペイン製への需要の高まりに対するこのブランドの対応力はすさまじく、充実したラインナップを世に出してゆきます。
本作、江崎秀行作の「B」はまさしくその嚆矢となった、ヤマハファンの間ではなかばレジェンダリーなモデル。スペインの工法を直に学びながら、ヤマハというブランドのマーケット戦略にも同時に適うような音作りと商品としての精密さはやはり見事なもので、現在は海外ユーザーの人気も高いモデルとなっています。
表面板内部構造はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に1本ずつのハーモニックバー、このうち下側のハーモニックバーの中央から高音側横板に向かって斜めに下りてゆくように配置された1本のトレブルバー、扇状力木は計6本がセンターに配置された1本を境にして高音側に2本、低音側に3本が設置されています。ボトム部にはこれらの扇状力木の下端を受け止めるように逆ハの字型に配置された二本のクロージングバー、そして駒板の位置には薄いパッチ補強板が貼られているという構造で、エルナンデス・イ・アグアド的配置の影響が顕著に見て取れます。レゾナンスはG#の下に設定されています。江崎氏は同じ30Bでも個体によっていくつもの力木配置を採用していますが、全体としてアグアドのモデルを基本としての配置であることは一貫しています。
たっぷりとし低音からくっきりとした点のような高音へと至る自然なバランス、体感的に非常に迫力のある鳴り、気持ちの良い発音など、ヤマハブランドが構築したバランスフルな「スペイン的音響」のコンセプトが実に行き届いており、楽しめます。スペインギターが本質的に備えている室内楽的な奥行きを持った響きとは異なり、むしろフラットに整ったバランスが追求されているので、演奏には自然に安定性が生まれます。
割れなどの大きな修理履歴はありません。表面板全体にキズありますが、特に指板両脇からサウンドホール高音側にかけてのエリアは演奏による細かな打痕やキズが多く見られます。また同じ表面板の駒板下部分は弦交換時のキズや、そこからボトムにかけてのエリアは搔きキズや打痕等が数か所見られます。横裏板は衣服等による細かな摩擦あとや、横板は塗装の内部変色などがありますがさほどに目立つものではなく、年代考慮すると良好な状態と言えます。ネック裏は2フレット位置にやや深い爪キズありますがその他はきれいな状態。ネックは真直ぐを維持しておりとても良い状態ですが、フレットは全体にやや摩耗あり、特に1~6フレットで目立ちますが音や演奏性への影響まではないレベルです。指板は1~7フレットでやや摩耗あります。ネックシェイプは普通の厚みのDシェイプ。弦高値は2.5/3.5mmの弾きやすい設定、サドル余剰は1.0~1.5mmとなっています。
| 商品名 | YAMAHA [ヤマハ] GC-30B No.479 |
|---|---|
| 商品ID | 1469502 |
| 楽器カテゴリ | ギター/ベース/弦楽器 > クラシックギター/フラメンコギター > クラシックギター |
| ブランド | YAMAHA [ヤマハ] |
| 型番・モデル | GC-30B No.479 |
| 楽器区分 | 中古 |
| 年式 | 1979年 |
| 程度 | 3+[EX] : 年代相応で標準的な状態 |
| トップ材 | スプルース(松) |
| サイド&バック材 | 中南米ローズウッド |
| カラー系統 | ナチュラル/木目系 |
| 生産国 | 日本 |
| 弦長 | 660mm |
| ケース | ケース別売り |
| 付属品 | クロス |
| 公開日 | 2025/10/20 |
| 更新日 | 2025/10/28 |
| 住所 | 〒110-0004 東京都台東区下谷3-3-5 アズール上野2F![]() |
|---|---|
| アクセス | 営団地下鉄日比谷線 入谷駅下車。 3番出口(上野方面行きの場合)又は4番出口(三ノ輪方面行きの場合)より徒歩5分。 JR山手線 鶯谷駅下車(南口)より徒歩10分。 近くにコインパーキングあり。 |
| TEL / FAX | TEL:03-3876-7207 / FAX:03-3876-7206 |
| 営業時間 / 定休日 | 営業時間 11:00~19:00 / 定休日 毎週水曜日 |
| ホームページ | http://www.guitarra.jp/ |
| 取扱商品タイプ | 新品, 中古, ビンテージ |
| 取扱商品カテゴリ | アコースティックギター/エレアコ, クラシックギター/フラメンコギター, ギター・ベース・弦楽器用アクセサリ/ケア用品, その他の楽器, CD/DVD/書籍/楽譜/教則本 |
| 対応サービス・設備 |
|
| Jギター決済 |
| 店名 | ギターショップ アウラ |
|---|---|
| 所在地 | 東京都台東区下谷3-3-5 アズール上野2F |
| メールアドレス | info@guitarshop.jp |
| 営業時間 | 営業時間 11:00~19:00 |
| 販売事業者 | |
|---|---|
| 代表者又は責任者 | |
| 所在地 | - 0 |
| 電話番号 | -- |
| 販売価格 | |
| 販売代金以外に必要な手数料等 | |
| 支払方法及び支払時期 | |
| 引渡時期 | |
| 申込み有効期限申込み有効期限 | |
| 保証 | |
| 返品・交換・キャンセル | |
| 販売数量制限その他の特別な条件 |
| 名称 | 株式会社アウラ |
|---|---|
| 許可を受けている公安委員会 | 東京都公安委員会 |
| 許可番号 | 第306619505019号 |

委託販売、買取、下取りのお申し込みは随時受け付けております。
現役の手工製作家によるメンテナンスチェックを実施し、楽器の状態を確認させて頂き正確な査定を致します。
大切な楽器を、「安心」と共に次のユーザーへと引き継ぐことを心掛けています。

確かな技術で、楽器の故障状況を的確に把握し、また、隠れた故障、潜在的な故障を見逃すことなく、適切な修理方法をご提案致します。
深刻な故障でもあきらめる前にまずはご相談下さい。
割れ、はがれ、傷等の破損や故障の補修。音質改善のためのナットとサドルの調整。
弾き心地改良のためのネック反り補正や、弦高、弦幅等を奏者に合わせるフィッティング調整。
更に再塗装、塗り重ね、フレットや糸巻きの調整や交換等の経年劣化に対しての補修、修理まで専門家の知識と技で、あらゆる問題点に関してのご相談、見積もり、リペアまで責任を持って承ります。担当制で木曜・土曜・日曜に各製作家がギターショップアウラに常駐しております。
お困りのことが御座いましたらお気軽に電話でご相談ください。
また、各担当製作家は、スペイン伝統工法に忠実に則り楽器を製作している現役製作家。
使用材からネック幅、弦幅、弦長などディテールを細かく指定出来るオーダーメイドについても製作家と直接ご相談頂けます。
名工から譲り受けた貴重材を使用するプレミアムオーダーメイドも受け付けております。




東京都内に、上野入谷・秋葉原・学芸大学・池袋の5教室を展開している「アウラ音楽院」。クラシックギター、フラメンコギターのみならず、ウクレレ、エレキギター、マンドリン、ポルトガルギターなど・・それぞれの講師達が得意とする分野の歴史と伝統の中で培われた技術を、自然と身に付けて行く事が出来ます。ギター初心者からプロ志望の方まで、課題や目的が違うひとりひとりとじっくり向き合い、講師と一緒に夢の実現に向けて上達を目指せる教室です。
コンサート活動やCD発売など活躍中の現役のプロミュージシャンや、指導経験豊富なプロ講師が多数講師として在籍。ギター専門店アウラとして、自信を持っておすすめできる講師陣で皆様をお迎えしています。
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こんにちは!チェ・ギターラです!
我々は今までギター番付オンライン審査での配信をギターショップアウラ様に大きなご協力を賜り、第一試奏室をお店の閉店後よりジャックしてお送りしておりました。
しかし今回はショップを、しかも営業中にジャックしてのインストアライブを開催することになりました!なんと入場無料!!(投げ銭制)
詳細はアウラポータルサイトに随時掲載していきます。
日時:12/14(日)14:00 START
1時間程度のプログラムを予定
[予定プログラム]
鳥の詩 / 佐藤弘和
音の密林より / 永島志基
アメイジンググレイス変奏曲 / 富山詩曜
黒い海 / F.クレンジャンス 他
チェ・ギターラ / Che Guitarra
藤元高輝、斎藤優貴、井本響太の3人を中心に活動をしている団体です。
