マルセロ・バルベロ・イーホ Marcelo Barbero hijo 1974年 655mm パラ・カサ・アルカンヘル 松 インディアンローズウッド
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板 ポリウレタン
:横裏板 ポリウレタン
糸 巻:フステーロ
弦 高:1弦 3.1mm / 6弦 4.2mm
〔製作家情報〕
マルセロ・バルベロ・イーホ Marcelo Barbero Hijo 1943年スペイン、マドリッド生まれ。父は20世紀スペインを代表する名工の一人マルセロ・バルベロ1世(1904~1956)。わずか13歳の時に父バルベロ1世が他界したあと、その弟子であったアルカンヘル・フェルナンデス(1931~)が1957年に自身の工房を開き、バルベロ・イーホは徒弟としてアルカンヘルの工房に入ることになります。アルカンヘルは最初彼をあえてホセ・ラミレス3世の工房に修行に出し、このスペイン最大のブランドで製作の基礎を学んだ彼は、1960年の17歳の年にはすでに最初のギターを製作するまでに技術を磨いていきます。その後アルカンヘル工房に戻り、師と共にまさに「職人」としての実直さと探求心で製作に打ち込みます。「アルカンヘル・フェルナンデス工房品(Para Casa Arcangel Fernandez)」のラベルを貼って出荷されたそのギターは実質バルベロ・イーホ本人による完全手工品であり、師アルカンヘルに勝るとも劣らない非常なクオリティを有したものとしてコアなギターファンに愛されました(※「工房品」として出荷されたものには他にマヌエル・カセレスやペドロ・バルブエナらがいますがそれぞれ製作家の名前が記載されています)。1990年代後半からは自身のオリジナルラベルでの製作も並行して行い、ますます洗練と充実の高まりを見せていた彼でしたが、2005年1月に早すぎる死を迎えてしまいます。渋くやや硬質な粘りを持ったその音色は師アルカンヘル、さらには父バルベロ1世にまでつながるスペインギター最良の伝統を感じさせ、特に晩年に近づくほどに評価の高まりを見せるその楽器は、まさにスペインギター随一の逸品としての評価を不動のものとしています。
〔楽器情報〕
マルセロ・バルベロ・イーホ製作 Para Casa Arcangel Fernandez(アルカンヘル・フェルナンデス工房品)ラベルによる1974年製 Used クラシックモデルです。
若干ながら珍しいとも言えるのはその力木配置で、サウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に各一本のハーモニックバーとサウンドホール周りの補強プレート、そして扇状力木は左右対称7本、ボトム部でこれらの下端を受け止めるように逆ハの字型に配置された2本のハーモニックバー、駒板位置には横幅を駒板よりも広くとった(7本の扇状力木がすべて収まる範囲)補強プレートという設計。アルカンヘル工房の場合、扇状力木は駒板の幅に収まるように表面板中央に寄り添うように5本(フラメンコ)または6本(クラシック、高音側に1本が加わる)が設置され、外側に行くほどに短くなり、さらにボトム部のクロージングバーは扇状力木の下端を受けとめる位置というよりは、扇状力木のいちばん外側に加えられたというように逆「ハ」の字の間が大きく空いた配置になっていることが特徴となっています。そのため7本という数の力木とオーソドックスなクロージングバーの配置関係は、もちろんアルカンヘル自身も含め採用されることはあったものの、やや珍しいと言える設計。ただしこれら7本の扇状力木は幅が1cm、高さも1cm弱ほどでスペイン製のギターの中でも取り分け強固なものとなっており、この点はアルカンヘル工房の特徴的なものとなっています。レゾナンスはGの少し下に設定されています。
そしてその音はやはりいかにもこの工房らしい、強い粘りのあるたっぷりとした響き、発音も強い反発感がありながら、ここは師アルカンヘルの容赦のない剛性よりはさすがに柔和さが加わり、弦の弾性を心地良くボディ全体が受け止めてくれる感触があります。全体のバランスがしっかりと構築されているのですが、本器は特に中低音から低音にかけての強さに特徴があり、その実在性がすごい。これに響箱の容積が活かされた深い奥行きが加わり、なんともどっしりとした、しかし決して重くなり過ぎない(シャープさをいささかも損なうことのない)鳴りを楽しむことができます。ここに十分に抒情的で、しかしストイックでさえある、これこそアルカンヘルとバルベロ・イーホだけが持ちえた、表情が備わっていることは言うまでもありません。
全体はオレンジの彩色が施されたポリウレタン塗装で、おそらくはホセ・ラミレスをやや意識した仕様。弦長は656mm、糸巻はスペイン製の定番Fusteroを装着しています。表面板の駒板下縁からボトムにかけてセンターと低音側(内側にパッチ補強処理あり)に1箇所ずつ割れ補修歴があります。その他は製作から50年を経た楽器としては全体は細かな弾きキズやスクラッチあと、塗装の軽い擦れのみで外観はきれいな状態を保っていると言えます。ネックはわずかに順反りですが標準設定の範囲内、フレットは適正値を維持しています。ネック形状は普通の厚みのDシェイプ、弦高値は3.1/4.2mm(1弦/6弦 12フレット、サドル余剰は0.5~1.5mm)。表面板内側のネック脚部分からサウンドホールにかけて低音側に一箇所スリットが入っていますがこれは同箇所(指板と表面板との境界部分)の可動性を確保するために製作時に施されたもので、アルカンヘル工房の基本仕様となっています。
| 商品名 | Marcelo Barbero hijo[マルセロ・バルベロ・イーホ] パラ・カサ・アルカンヘル |
|---|---|
| 商品ID | 1614532 |
| 楽器カテゴリ | ギター/ベース/弦楽器 > クラシックギター/フラメンコギター > クラシックギター |
| ブランド | Marcelo Barbero hijo[マルセロ・バルベロ・イーホ] |
| 型番・モデル | パラ・カサ・アルカンヘル |
| 楽器区分 | ビンテージ |
| 年式 | 1974年 |
| 程度 | 3+[EX] : 年代相応で標準的な状態 |
| オプション | ビルダー/ルシアー/ハンドメイド |
| トップ材 | スプルース(松) |
| サイド&バック材 | ローズウッド |
| カラー系統 | ナチュラル/木目系 |
| 生産国 | スペイン |
| 弦長 | 655mm |
| ケース | ケース無し |
| 付属品 | クロス |
| 公開日 | 2026/08/14 |
| 更新日 | 2026/08/14 |
| 住所 | 〒110-0004 東京都台東区下谷3-3-5 アズール上野2F![]() |
|---|---|
| アクセス | 営団地下鉄日比谷線 入谷駅下車。 3番出口(上野方面行きの場合)又は4番出口(三ノ輪方面行きの場合)より徒歩5分。 JR山手線 鶯谷駅下車(南口)より徒歩10分。 近くにコインパーキングあり。 |
| TEL / FAX | TEL:03-3876-7207 / FAX:03-3876-7206 |
| 営業時間 / 定休日 | 営業時間 11:00~19:00 / 定休日 毎週水曜日 |
| ホームページ | http://www.guitarra.jp/ |
| 取扱商品タイプ | 新品, 中古, ビンテージ |
| 取扱商品カテゴリ | アコースティックギター/エレアコ, クラシックギター/フラメンコギター, ギター・ベース・弦楽器用アクセサリ/ケア用品, その他の楽器, CD/DVD/書籍/楽譜/教則本 |
| 対応サービス・設備 |
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| Jギター決済 |
| 店名 | ギターショップ アウラ |
|---|---|
| 所在地 | 東京都台東区下谷3-3-5 アズール上野2F |
| メールアドレス | info@guitarshop.jp |
| 営業時間 | 営業時間 11:00~19:00 |
| 販売事業者 | |
|---|---|
| 代表者又は責任者 | |
| 所在地 | - 0 |
| 電話番号 | -- |
| 販売価格 | |
| 販売代金以外に必要な手数料等 | |
| 支払方法及び支払時期 | |
| 引渡時期 | |
| 申込み有効期限申込み有効期限 | |
| 保証 | |
| 返品・交換・キャンセル | |
| 販売数量制限その他の特別な条件 |
| 名称 | 株式会社アウラ |
|---|---|
| 許可を受けている公安委員会 | 東京都公安委員会 |
| 許可番号 | 第306619505019号 |

委託販売、買取、下取りのお申し込みは随時受け付けております。
現役の手工製作家によるメンテナンスチェックを実施し、楽器の状態を確認させて頂き正確な査定を致します。
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確かな技術で、楽器の故障状況を的確に把握し、また、隠れた故障、潜在的な故障を見逃すことなく、適切な修理方法をご提案致します。
深刻な故障でもあきらめる前にまずはご相談下さい。
割れ、はがれ、傷等の破損や故障の補修。音質改善のためのナットとサドルの調整。
弾き心地改良のためのネック反り補正や、弦高、弦幅等を奏者に合わせるフィッティング調整。
更に再塗装、塗り重ね、フレットや糸巻きの調整や交換等の経年劣化に対しての補修、修理まで専門家の知識と技で、あらゆる問題点に関してのご相談、見積もり、リペアまで責任を持って承ります。担当制で木曜・土曜・日曜に各製作家がギターショップアウラに常駐しております。
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また、各担当製作家は、スペイン伝統工法に忠実に則り楽器を製作している現役製作家。
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