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このコーナーでは、いろいろな『コード進行のルール』について項目別に解説していきます。
代表的なコード進行にはそれぞれ名前が付いていて、それぞれの特徴を持っています。過去の名曲の中にも頻繁に出てくるこれらの「コード進行の特徴」をしっかり覚えてしまう事が自分のイメージを素早く形にするために必要なことです。あくまで理論ではなく、過去のミュージシャン達の素晴らしいアイディアをもらうつもりで取り組んでください。アコギでコードをかき鳴らして鼻歌を歌うもっともシンプルなやり方で作曲にチャレンジしていきましょう。
「フレットで覚える音楽の仕組み」で解説した内容をしっかり理解していることが必要です。頑張りましょう!
フレットで覚える音楽の仕組み12回で「ダイアトニック・コード」について解説しましたが、この「ダイアトニック・コード」のそれぞれのコードにはしっかりと役割分担があり、「コード進行」を演出しているのです。
まずは「ダイアトニック・コード」を“3つのグループ”(3つの役割)に分類していきます。
下図を参考にして下さい。
基本となるスケール
=ダイアトニック・スケール (基本となるスケール)の上にできる基本となるコード
役割分担 | |
トニック(T) | 安定している、優等生という性格をもつグループ。 C△7&Em7&Am7・・・コード進行を落ち着かせる役割 (I△7)(IIIm7)(VIm7) |
サブ・ドミナント(S.D.) | あいまい、八方美人という性格をもつグループ。 F△7&Dm7・・・『サブ』なのでドミナントをサポートしたり、ドミナントの代わりをしたりする役割 (IV△7)(IIm7) |
ドミナント(D) | 不安定にさせる、不良という性格をもつグループ。 G7&Bm7(5)・・・ 流れ壊して不安にさせる役割 (V7)(VIIm7(5)) |
では、3つのグループそれぞれの特徴をイメージできるように“音”で例をあげて説明してみます。
このように「ダイアトニック・コード」は『トニック』&『サブ・ドミナント』&『ドミナント』の3つのグループ(役割)に分類されます。ではどうしてこのように分類されるのか詳しく見ていきましょう。
トニック(T)
サブ・ドミナント(S.D.)
ドミナント(D)
それぞれの代表コード・・・トニック=I 、サブ・ドミナント=IV 、ドミナント=V を 『スリー・コード』と呼びます。
この『スリー・コード』だけでも曲は作れますし、『スリー・コード』だけでできている名曲もたくさんあります。
ブルースやR&R、初期のロックなどは『スリー・コード』でできている曲が多いようです。
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