
多彩なギターテクニック、グルーブ感、ダイナミクスの表現力、全てにおいて圧倒的で聴く者を常に魅了しつづける至高のギタリスト「トミー・エマニュエル / Tommy Emmanuel」のギタースタイルをしっかりと学ぶことは、皆さんのギターライフにとても良い影響や刺激を与えてくれると思います。
これまでのトミーとの交流のなかで僕が直接学んだことをはじめ、日本人の目線でのトミーのアレコレ、色々な角度から考える楽曲の成り立ちなどもお伝えしていきます。
ギャロッピング奏法やサムピックを使ったテクニック等は本当に奥が深く、長期的な練習の継続も必要ですが、何よりも「トミーのように弾けたらきっと楽しいだろうな、自分もやってみたい!」と思うことが一番大切です。
楽しく演奏をするためにしっかりと土台を作り、トミーのスタイルを吸収して成長していきましょう!
ギタリスト 西山 隆行
第5回) トミー・スタイルのハイブリッドピッキングの基礎 Part.2
指弾きとのバランスや倍音の表現を交えたフラット・ピックの使い方
< EX-9 >
・ブリッジ・ミュート音が大きくなりすぎないように音量に気をつける。
・フラット・ピックを持つ指に力を入れすぎないように気をつける。
< EX-10 >
・共鳴音を作るため、ピッキングをしない弦も押弦をしておく。
・倍音を多く発生させる軽めのストロークを意識する。