Jギター楽器検索 |Fender Custom Shop(フェンダーカスタムショップ) 1957 Telecaster 2023 Wide Fade 2 Color Sunburst Journeyman Relic w/HW-PU 3.28kg "No-Used Dead Stock" 中古

商品説明

Fender社において最も歴史が長く、ソリッド・エレキギターの原点であり、今も昔も多くのミュージシャンに愛用される王道”Telecaster” その原型となるEsquireモデルが1950年6月にNAMM SHOWにて発表され、続いて1950年10月後半～11月前半頃に現在に至るTelecasterの始まりとなるBroadcasterモデルを発表。しかしその僅か数か月後、GRETSCH社が『BROADKASTER』の商標を有する事より、モデル名を変更せざるを得なく、1951年8月頃に『Telecaster』へのモデル名へと変更されます。そのリネームまでの僅かな期間（1951年2月～7月頃）については、ヘッドに元々貼られていたBroadcasterのロゴを剥がして、ロゴ無しで販売されたことから『Nocaster』の名前で呼ばれます。仕様のおおまかな変化としては、1951～1954年頃までのブラックガード期はアッシュボディ、メイプル1Pネック、飴色に焼けるブロンドカラーであるバタースコッチブロンドカラー、そしてブラックガード。1954年中期～1959年頃までのホワイトガード期は、ピックガードがホワイトになりますが、ウッドマテリアルは同じくアッシュ＆メイプル、ネックシェイプの違いやフィニッシュカラーが変色しにくいホワイトブロンドカラーに、またパーツ類の形状変更や1958～1959年の一時期には弦を裏通ししないトップローディング仕様が存在します。

今回ご紹介させて頂く一本はFender社の上位ラインであるカスタムショップから特に優秀なクラフトマンのみで製作されるTBC（チームビルドカスタム）シリーズより、1950年代の中でも過度期となる時期の人気スペックを採用して生まれた一本。通常のタイムマシン・シリーズでは初期ブラックガード期の1954モデル、ホワイトガード期の1955モデル、ローズ指板＆アルダーボディの1959モデルが主となりますが、通常ホワイトガード期の1955モデルと言えば初期から続く太目のUシェイプ仕様となっており、その演奏性で懸念される方が多い中、こちらの一本に関してはホワイトガード期でも人気の高い1957年製を復刻したモデルとなっており、演奏性の高いソフトVシェイプ、安定した羽根型のストリングガイド、改良されたフラットトップノブとトップハットスイッチノブを始めとするスペックを持ちます。また当時のテレキャスターモデルにおけるカスタムカラーであるサンバーストカラーが採用され、そちらは希少なワイドリム仕様。更に実際に長年弾き込まれてきた個体を再現したリアルなエイジドワークであるJourneyman Relic、サウンドの要となるピックアップにはCustom Shop製のハンドワウンドピックアップを搭載した拘りの一本となっております。

まずそのスペックとしては、ボディ材にはCustom Shopグレードならではの良質なアッシュ材が採用されておりますが、ファーストオーナー様が特に杢目の良い個体を探しに探し抜いた個体というだけあって、アッシュ材特有のハッキリとした強い杢目は美しく縦方向に伸び、また各所にフィギュアドライクなギラつきを魅せ付ける極上材となっております。加えて総重量は約3.28kgと軽量な個体というのも魅力のポイントです。フィニッシュカラーには当時のテレキャスターモデルとしてはオーダーのカスタムカラーとなる、ワイドリムの2トーンサンバーストカラーを採用。ネックにはクォーターソーン（柾目取り）のメイプルを1Pにて採用し、こちらも薄っすらながらフィギュアドが浮かぶ良質な材となっております。そして長い年月を旅してきたという意味合いを持つJourneyman Relicが施されますが、ビッシリと入ったウェザーチェッキングに始まり、実際に長年弾き込まれてきたと感じさせるリアルなエイジドワーク、ネック裏はサテン仕上げにその他はティント（着色）加工が施され、見た目にも演奏面にも大きな恩恵を与えてくれます。その他としては、5点留め1プライのホワイトガード、溝切無しの3点サドルブリッジ、FENDER刻印入りシングルラインクルーソンチューナー、ブラックドットポジションマーク、羽根型ストリングガイド、抜群のシェイピングをもつ57 StyleソフトVシェイプ、ナロートール6105フレットの21F仕様、指板ラディアスは9.5”のモダンスペックが採用されております。

そして何より気になるサウンドですが、通常のカスタムショップとは別ブランドとも思える驚愕の鳴りを誇ります。ウッドマテリアルの良さを含めて完全に当たりの個体となっており、新品と殆ど変わらない一本ながら、Journeyman Relicのルックスに呼応するよう、まるで何十年も弾き込まれてきたヴィンテージの様に軽いストロークだけでも個体全体を激しく震わせます。ピックアップにはCustom Shop製のハンドワウンドピックアップ58Teleモデルを搭載し、その出力も素晴らしくフロントからは煌びやかで太く突き抜けるようなトーンを、リアからはジャキット歯切れが良く、サウンドそのものを支えるような伸びやかなトーンを放ち、またミックス時のお互いの特性を引き出すかのようなバランスは絶妙としか言いようがありません。レスポンスも非常に高く、繊細なピッキングニュアンスもしっかりと再現し、そしてなんといっても当たりの個体ならではとも言える力強く太い音抜けはテレキャスターの最高峰と言って間違いないでしょう。

最後に状態としては、前ファーストオーナー様がコレクション目的にて2024/5/16に購入され、そこから未使用状態にて大切に保管されてきたデッドストックミント品。フレットも減り無く99%コンディションとなっており、レリック以外の後付けダメージもなく、新品時と全く変わらないパーフェクトコンディションです。演奏面においてもネックコンディションは良好でトラスロッドは出荷時調整以外には触られておらず、付属品についても認定書やスペックシートをはじめとした新品時の一式が完備しております。

こちらFender Custom Shop Japanオーダーの正規輸入品かつ、現在同モデルの新品価格は840,400円。新品にて販売されたばかりのモデルという事もあり、中古市場で販売された履歴こそ見受けられませんが、他を凌駕する厳選された極上のウッドマテリアル＆抜群のサウンド、そして未使用となる完璧な新品同様品ことを加味すれば、適正価格としては新品時から約10万円ダウンとなる75万円前後になるかと思われます。今回こちら前ファーストオーナー様からの多大なるご厚意もあり、新品販売価格より約20万円ダウンとなる非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。プレイヤーの方、コレクターの方問わずおすすめ出来る素晴らしい一本となっておりますので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。

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