Product Description
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Pre-War Guitarsは、ノースカロライナ州ヒルズボロにある工房で、ヴィンテージギターへの深い情熱と探究心を持つ2人のルシアー(ウェス・ラム、ベン・ミッシェル)によって手工製作されています。
本モデルは、戦前の000-28をモチーフに再現されたモデルで、エイジド加工によるリアルなルックスと、トリファイド加工を施したスプルース材により、よりヴィンテージライクなサウンドを追求した、ハンドメイドならではの細やかな味付けが魅力です。
この000-28スタイルは、“アコギの神様”として世界中のギタープレイヤーから絶大な支持を集めるトミー・エマニュエル氏の使用でも知られ、人気の高いモデルです(※トミー・エマニュエル氏が使用している個体は、サイド&バック材にハカランダを採用しています)。
ボディトップおよびブレイシングにはトリファイド加工を施したアディロンダック・スプルース、サイド&バック材にはインディアンローズウッド、ネックにはホンジュラス・マホガニーを使用。
指板とブリッジには漆黒のガボン産エボニーを採用し、戦前当時と同様にハイドグルー(ニカワ)による接着で丁寧に組み上げられています。
ヘッドプレートにはローズウッドを使用し、ヘッドロゴは無く、裏側に控えめな焼印ロゴが施されています。
ネックシェイプはStandard 1937 "C" to "V"。ローポジションでは太めのCグリップ、ハイポジションにかけてはV形状へと変化する、手作業による成形が特徴です。メンテナンス性にも配慮され、2WAYトラスロッドを内蔵しています。
ナット幅:44.5mm、スケール:632mm。ナットおよびサドル素材はボーンです。
Pre-War Guitarsは、極薄のニトロセルロース・ラッカーで仕上げられており、エイジド加工はレベル1〜4まで用意されています。
本個体はレベル1.2(NEW OLD STOCKレベル)で、長年の経年変化を思わせる、光にかざすと分かる細かなウェザーチェック(ラッカー塗膜のヒビ割れ)が見られます。
ペグはWaverly製も4060オープンバックを採用。ニッケルメッキのエイジド加工も忠実に再現されており、ブリッジピンもヴィンテージ感のある加工が施されています。
外観の状態については、トップに複数のポツキズやスリキズ、ピックガード上のストローク傷などが確認できますが、出荷時点でエイジド加工(ダメージ加工)が施されているため、使用によるものか加工によるものかの判別は困難です。ボディサイドやバックにも同様にスリキズがあります。
唯一確認できるのが、ボディトップ右下とその周辺のバインディング部分に、ハードケースとの接触による塗装負けがあり、内装の緑色が移って、ゴマ粒大の色移りが数か所見られます。
また、通常使用に伴いボディ全体およびネック裏に艶が出ています。木部のクラックなど大きな修理歴はありません。
艶は出ていますが、ウェザーチェックやキズの風合いなど、雰囲気抜群です。
調整も行き届いており、12フレット上の弦高は6弦:2.2mm、1弦:1.6mmと低めのセッティング。サドルにもまだ余裕があり、トラスロッドも左右に調整の余裕があります。フレットの高さも十分に残っており、当面はメンテナンスフリーでお使いいただけます。
トリファイド加工されたアディロンダック・スプルースにより、抜けの良さと、000サイズながら迫力ある音量、クリアで明るい高音域が特徴です。
フィンガーピッキング時の低音域には深みがあり、高音域のレスポンスやサスティンも良好。フラットピックでの演奏からフィンガーピッキングまで、幅広い奏法に対応するオールラウンドなサウンドが魅力です。
000-28スタイルは非常に人気が高く、新品はもちろん、中古市場にもなかなか出回りません。
2025年現在、米国での定価(リテールプライス)は$6,395(1ドル=145円換算で約92万円)。国内では100万円を超える価格で販売されることでしょう。
お探しの方は、ぜひこの機会をお見逃しなく!
付属品はオリジナルハードケースです。
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