商品説明
待望の EASTMAN MD-915SB が入荷しました。
EASTMANのマンドリンはコロナ・パンデミックの影響でアジア市場への供給が止まっていたため、近年は新品・中古とも市場でほとんど見かけなくなっていました。今回のMD-915SBもお客様からのお持ち込みによるもので、当店としては久々の入荷となります。
新品時から20年ほど経過しており、しっかりと弾き込まれていたため、提携工房にてナット交換・リフレットを施しました。トラスロッドも正常に動作しておりますので、当面はメンテナンスフリーで安心してお使いいただけます。
MD-915は当時の最高峰モデルで、MD-914をベースに塗装を極薄のシェラック仕上げへとアップグレードした仕様です。そのため経年変化による塗膜面のヒビ(ウェザーチェック)がヘッドからネック、ボディ全体にかけてびっしりと見られます。
ボディトップは厳選された音響特性に優れた【TONE WOOD】のスプルース単板削り出し、ボディのサイド・バックとネックには美しいフィギュアード・メイプルを使用し、一本一本丁寧に手工製作されています。エボニー指板、エボニー・ブリッジ、シャーラー製ゴールド・チューナーを搭載。ヘッド、ボディ、ネックにはフレイム・メイプルによるバインディングが施されています。
さらにヘッドトップにはアバロンのフラワーポット・インレイ、ドット・ポジションマークにもアバロンを採用。長年にわたってバイオリンを製作してきた工房による手工製作で、その作りの良さと品質、そしてコストパフォーマンスの高さから欧米で高く評価されてきました。
近年のギブソン製マンドリンと比べても柔らかくシャープな音色でありながら、しっかりとした箱鳴り感があり、レスポンスも良好。本格的なブルーグラス・バンドでも長くご使用いただけるクオリティです。経年によるこなれも手伝って、角が立ちすぎない適度に熟成したサウンドに仕上がっています。演奏性も良く、低めの弦高できちんとセットアップ済みです。
新品時から20年経過していますので、年式相応の表面的なスリキズやポツキズ、また1弦側ボディ・エッジ付近にはマイクホルダーを装着したような塗装マケの痕があります。ウッドバインディング上にもゴマ粒ほどのポツキズがあります。ヘッド先端のスクロール部分に割れた痕があり、再接着しています。実用的な問題はありません。
角型のオリジナル・セミハードケースが付属します。
現行モデルの新品MD-915BDは、2025年現在 ¥594,000(税込) となっております。このプライスで本格的なFタイプ・マンドリンを入手できる絶好のチャンスですので、お探しの方にぜひおすすめいたします。