商品説明
鮮やかなカラーリング、50年代アメリカンな雰囲気がそのままのデザインは見ているだけでも楽しい楽器です。
もともと廉価な楽器ですので、クオリティー的にはそれなりながら、入荷後にリフレット、ネック修正とメンテナンスをしっかりとしていますので、実用的にもしっかりと演奏出来る楽器です。
SILVERTONEギターは1915年から蓄音機のメーカーとして始まりました。1930年代から楽器を手がけ、シアーズ・ローバック社が販売していました。主に通信販売でアメリカ全土に販売され、比較的廉価なモデルが多く、全米のビギナーギタリストの手に広くわたった楽器です。
数々の著名アーチストも、幼少期に手にしていて、マディ・ウォーターズ、ボブ・ディラン、ジミ・ヘンドリックスなど、数多くの伝説的なプレイヤーも演奏していました。
今回の楽器はシリアル番号とかが判読出来ませんが、オリジナルの1ラインブラスポストペグが付いていることから、1950年代後期から60年にかけての楽器だと思われます。
派手なペイントで、バインディングに見えるラインもすべてペイントです。
廉価なモデルですが、大切に保管されていたらしく、ほとんどキズが目立たなく、色あせもほとんどありません。
ネック10フレット裏あたりに割れに見える線がありますが、工場出荷時のオリジナルで木目の跡のようで特に内部まで割れた形跡はありません。
当店入荷後、ナット交換、リフレット、ネック修正済みで、弾き易く再調整しました。
ペグはクルーソン1ライン3連で、見た目は綺麗ですが、けっこうトルクが硬くなっています。頻繁に使うのでしたらレプリカに交換も考えて良いかも知れません。
ナット部幅42.5ミリ程度のレギュラーネックで、丸い太目のグリップです。
アジャストロッドはもともとついていませんが、しっかりと調整済みです。
12フレット上で6弦2.1ミリ、1弦1.6ミリ程度でセットしています。
アジャスタブルブリッジですので、上下簡単にセット出来ます。
現在はかなり低目ですが、弾き易くバランスが良いですので、このくらいがお勧めですね。
アーチトップギターとしては比較的おおらかで暖かみのある感じで箱鳴りします。芯のある抜けの良いトーンでは無く、バンバンとシンプルなトーンで広がる感じです。
演奏性、ピッチバランスは良好ですので、このままステージやレコーディングでも使える状態です。
高級感のあるサウンドではありませんので、渋い弾き語り、ロックンロールな演奏とか、見た目重視の楽器ですね。
大変綺麗な状態で残っています。当時のアメリカの田舎でこの楽器を注文して箱を空けて手にした少年たちの思いを想像出来る貴重な楽器です。
インテリアとしてもカッコ良いですね。
汎用の古い紙製ソフトシェルケース付きです。