◆J-Guitar 梅雨晴れセール開催中! 7/14 15時まで!
ギター初心者からベテランまでが楽しめる無料ギター講座。初心者向けの『ギター★はじめの一歩【動画編】』、中級/上級者のための『音楽理論やアドリブ、ソロギターやスライドギター』など、充実した内容の動画と譜面を掲載!もっともっとギターにハマろう!
< ポイント >
今回は「ギターの持つ、わけのわからないパワーとか偶然性」についてです。
ギターって楽器はシンプルで かなりテキトーでも弾けてしまうところがまたいいんです。「理論はあとまわしでとりあえず楽しみたい!」なんて思っている人はたくさんいるでしょう?また、コードネームはわからないけれど偶然にカッコイイ響きになったりすることってありますよね。これは大切なこと。インスピレーションとか思いつきとか感覚的な部分を大切にして、どんどん曲作りやギター・アレンジに応用していって下さい。バンド仲間に、「そのコードは何?」と聞かれても「これに合わせて弾いてよ!」と開き直っちゃいましょう。
ベースをキープしながらずらす(A系)
コードをずらすことによって、実際は色々なテンションが加わりますが、ここでは細かいことは気にせずに「Aコード」のバリエーション的にとらえて、思いつくままに移動してください。
例1) Aの形をそのまま2フレット、5フレット,4フレット,3フレットの順に移動する。
この時5弦のルートと1弦開放を鳴らしっぱなしにする。
1. ローコードのA
2. そのまま5フレットへ移動
3. 半音(1フレット)ずつ下げていく
4. ここまできたら元に戻ってくり返し
同様にAadd9の形を移動してパターンを作る。この時6弦以外の開放は鳴らしっぱなしにしてメロディを作る感覚で移動する。かっこよければ何フレットに移動してもよい。
例2) 2フレット、9フレット,7フレット,6フレット,7フレットの順に移動してストローク
「Aadd9」の形を押さえたまま、好きなフレットにずらしてフレーズ(リフ)を作ってみる。
例3) 10フレット、12フレットの繰り返しでアルペジオ
押さえているフレットの音よりも、開放弦の方が低い音になるので独特の響きになる。
ベース音も含めてそのままずらす
今度は「Cコード」をそのままの形で移動してみます。ルートが5弦なので6弦はミュートしましょう。
このパターンの場合、ルートごと移動するので、コードネームも同時に変わります。
テンションのことはあまり気にせずかっこよく響くフレットを探してください。
例4) Cコードの形は保ったまま「2フレット」上げて「Dコード」として弾く。
ローコードの「C」をそのまま移動するが、ルートも一緒に移動してしまうのでコードネームが変わる。この場合はルート音が「レ」になるまで移動したので、「Dコード」になったことになる。
次に「Eコード」をそのままの形で移動してみましょう。6弦(E)はルートなのではミュートする必要はありません。
例5) Eコードの形を保ったまま自由に移動させてフレーズを作ってみる。
「3フレット」「6フレット」「8フレット」などに移動しても、ルート(E)を常に弾いているのでコードネームはずっと「E」でOK!
ギターのチューニングは"ペグ"を回すだけで簡単に変えることができますよね?
弦を巻き付けるだけの簡単な構造なのでチューニングが狂いやすいという欠点はありますが、これを逆に利用して自分のプレイに活かしてみましょう!
ベースを"その曲のKey"に合わせてチューニングしたり、トップ・ノートを"ペダル"させる時に1弦を好きな音にチューニングしたり、いろいろな可能性があります。
もちろんきちんとした「オープン・チューニング」を利用してもおもしろいサウンドになりますが、ここではあくまで難しいことは考えずに感覚にまかせて"ペグ"を回してください。
出来上がったチューニングがどんなものでも、カッコよく響けばOKです!
例6) 例2の要領で「Dadd9コード+α」を下記の順にずらすパターンを作ったとします。
Keyが「D」なのでベース音が4弦にきてしまい低音が足りない感じがするので、6弦を
"1音"下げて(E→D)低い「D」のベース音を出せるようにします。
レギュラー・チューニングに比べて"深い"サウンドになります。
6弦を1音下げたことで、ずっと「D音」のベースを鳴らしておけるのと1弦の「E音」がDコードに対して"9th"ととして鳴り続けるのでより広がりのあるサウンドになる。
これは今回でもっとも"安易"なアイディアですが、これがやってみると結構おもしろいんです。
できるだけ考えずに任意のフレットを押さえるだけです。あとは"運"まかせ・・・。
この時ベース音だけ決めておくとすぐに曲に使えます。かなり"あやしいサウンド"もできてしまうでしょうが、あとは感じ方次第です。音が重なってるわけですから、なにかしらの"コード"を構成しているはずなので、後から分析してみるのも勉強になるかもしれませんよ。
ギター(音楽)を勉強していくと変に理屈っぽくなったり、自分の知識の範囲で決めつけたりしてしまいがちですね。常に、今自分の出している音やフレーズに"気持ち"が乗っているか?それは自分が聞きたい音なのか?という事が重要。理屈じゃなくカッコイイものが正しいのです。また、ちょっと壊れた感じとか、心地いい違和感みたいなものが、よい意味で"毒"になって人の心に響いたりすることもあるものです。
自分の感覚を信じて、常に頭を柔らかくしてギターを楽しみましょう。
ギターテクニック 記事一覧
< アーカイブ >
ギターテクニック 記事一覧
< アーカイブ >