
今まで有りそうで無かった「ギター弾きの目線からのウクレレ」という内容のウクレレ講座です。
普段はギターのみを弾いている人でも、実はウクレレに興味を持っている人は少なくないと思います。
自分もウクレレに少しトライをしてみて、その面白さにハマってしまいました。
ギターで得た多くの知識はウクレレに流用することができますから、あっという間に弾けるようになりますよ。
ウクレレの弦は4本でギターと比べると音域は狭いですが、だからこそ、特にコード音やベース音のアレンジは”ギタリスト的考え方”では思いつかない新鮮なアイデアが生まれます。
”弦の数が少ない=音を省くアレンジ”という考えはとても勉強になりますし、ソロ・ウクレレで演奏できる曲が増えてくると、そのテクニックや知識をギターへ応用することもできます。
ですので、ウクレレが弾けると、ギター演奏の幅も広がります。
少しづつレベルアップが出来るようにレクチャーしますので、ギターもウクレレも楽しみながら演奏してくださいね!
ギタリスト 西山 隆行
第5回) 応用編1 楽曲をアレンジしてみよう[1] 練習曲:星に願いを
コードとメロディとの関係性とハーモニーを上手に使ったアレンジ
■EX-14 練習曲 [星に願いを]
・フルヴァージョンの演奏を聴いてみよう
■エクササイズのポイント(パートごとの詳しい解説)
< Aメロ >
・ここではハーモニーでコードの輪郭を作ることや、ベース音を上手くアレンジすることで、楽曲にスピード感やスウィング感をプラスするようなアレンジを使っています。
また、メロディの合間に軽めのストロークを挿入することでビート感をキープすることができ、楽曲に抑揚をつけたり間延びしないように構成しています。
< Bメロ >
・シンプルなメロディがコード音に埋もれがちになる箇所なので、メロディを優先して他の音を削ぎ落とす方向でアレンジをしました。
また再びAメロに戻る前に緊張感を演出し、Aメロに戻った時の安定感を感じることができるアレンジも加えています。
< エンディング >
・ここではCコードで終始する前にA♭△7コードを挿入しています。そうすることでドラマチックなエンディングを作ることができます。
メロディ音は変えず、そのまま入れ替えることができるコードを使う技は、アレンジの必須テクニックでもありますので、覚えておくと良いと思います。
→ 第5回 応用編1 楽曲をアレンジしてみよう[1] 練習曲:星に願いを
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