
ひと口にアコギといっても色々な演奏スタイルがありますが、そのスタイルらしい音を出すことがとても重要だと思います。
「弾き語りは弾き語りらしく歌を活かすように」「ブルースはブルースの音で」「カントリーはカントリーらしいノリで」など1本のアコギからは多彩な音を出すことが可能です。
ですが、巷に溢れるアコギの音はどれも同じようで面白くありません。弾いていても何だか物足りないなと感じたことがある方も多いと思います。
この講座ではソロギターも含めてジャンルやスタイル別に、良い例と悪い例を実際に演奏しながら分かりやすく解説していきます。
アコースティックギターを弾くことがグッと楽しくなると思いますのでぜひ参考にしてみて下さい。
ギタリスト 岩下 潤
第1回) アコギブルース編[1]
ベース音の使い分け、シャッフル・リフ、ギャロッピングをマスター!
1)ベース音を使い分ける
べースパートの色々な弾き方を制覇してワンランクアップ!
・ベースパートはスナップ、カット、ブリッジミュート、復音等を駆使して!
2)休符でノリを作る
アコギ一本でドラムのビートまでも表現してワンランクアップ!
・2拍・4拍を強調したバックビートを意識してノリを出す。
・アクセントはドラムのスネアをイメージして!
3)ギャロッピングのコツ
バックビートのベースにメロディをしっかり乗せてワンランクアップ!
・ソロアコギのバックにリズム隊が加わったかの様なベースパートに!
・メロディもバックビートに乗ってグルーブすることが大切!
・左手でベースパートの4拍目をカットしてノリを出すテクニックも。
・4拍目の前や後に「スキ」を作ってエキサイティングなグルーブ感を出す。
・メロディに気が取られて全体のリズム感を忘れないように!