Product Description
2021年製の Breedlove Frontier Series より「Concert E」が入荷しました。
ブリードラブは、Taylor社を支えた2人のビルダー「ラリー・ブリードラブ」と「スティーブ・ヘンダーソン」によって1990年に設立された、オレゴン州のハイエンド・ブランドです。独自の内部構造やボディシェイプ、ヘッドデザイン、そしてオレゴン州西部の海岸沿いで育つマートルウッドという木材の使用など、独特かつオリジナリティに富んだ高精度なギター製作が特徴です。
ギタリストのエド・ガーハード氏が愛用していることでも知られており、特にフィンガーピッキングの奏者たちから高い注目を集めています。
今回入荷したのは、オールマホガニー仕様の「Frontier Series Concert E」というエレアコモデルです。
ボディシェイプは「CONCERTO」と名付けられたタイプで、16インチのボディサイズはギブソンで言うところのJ-185に近い印象です。伝統的なドレッドノートボディよりも迫力ある音量と深みのあるサウンドを備えつつ、ウエスト幅はOMサイズに近く、抱えやすさと演奏性を兼ね備えています。
トップおよびサイド・バック材にはホンジュラスマホガニーを使用し、ネックも同じくホンジュラスマホガニー、指板とブリッジはエボニー、ピンレスのスルーブリッジが採用されています。ロゼッタリング、バインディング、ポジションマークは、オールマホガニーモデルにふさわしいシンプルなルックスです。
トップ・サイド・バックは艶ありのグロスフィニッシュ、ネック裏およびヘッドはサテン塗装仕上げ。ナットとサドルはTusq素材を採用し、ペグはオリジナルでスムーズな操作感があります。ネックヒール部にはストラップピンが標準装備されています。
ピックアップにはL.R. Baggs社製 Element VTCを搭載。輪郭が明確な人気かつ定番のピエゾピックアップで、サウンドホールに取り付けられたボリュームとトーンコントロールにより、演奏中の調整も容易です。
2021年製で使用感は比較的少なめ。光にかざすと若干のスリキズが確認できますが、大きく目立つ打痕や傷、クラック(割れ)などは見受けられません。ネック裏も綺麗で、ネック側面にストリングワインダーによる軽微な擦り傷はありますが、よく見ないと分からない程度です。
調整も行き届いており、12フレット上で6弦:2.2mm、
1弦:1.5mmと低めの弾きやすいセッティング。ナット幅は約44.5mm、スケール約648mm、ネックグリップはスリムテーパーで、特にフィンガースタイル系のプレイヤーには扱いやすい仕様です。サドルにも余裕があり、トラスロッドの効きも左右問題なし。フレットも凹みなく高さがあり、当面はメンテナンスフリーでご使用いただけます。
オールマホガニーならではの繊細で粒立ちの良い音、さらにこのボディシェイプならではの深みのある低音、そして高音弦のクリアな立ち上がりが、透明感のあるサウンドが特徴的です。フィンガーピッキング時には中音域の温かみもあり、音色の心地よさからソロギター演奏にも最適です。ノンカッタウェイ仕様という点も、箱鳴りの深みを引き出すポイントになっていると言えるでしょう。
現在は生産完了となっていて、中古市場ではなかなか見かけないモデルかと思います。
コンディション良好で美品、非常にお買い得なプライスとなっております。
お探しの方は、ぜひこの機会をお見逃しなく!
付属品はオリジナルハードケース、専用トラスロッドレンチです。